
日本語の「期待する」は便利な言葉ですが、英語では気持ちによって表現が変わります。何かが起こると予想するなら expect、楽しみに待つなら look forward to、そうなってほしいと願うなら hope が基本です。
特に注意したいのが I expect it.。「楽しみにしています」のつもりでも、場面によっては「当然そうなると思っています」と少し強く聞こえます。3つの違いを、初心者向けに整理しましょう。
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結論:「期待する」は3つを使い分ける

- expect:実際に起こるだろうと予想する・当然視する
- look forward to:楽しい予定を心待ちにする
- hope:そうなってほしいと願う
「週末の旅行を楽しみにしています」なら I’m looking forward to the trip.。「うまくいくといいな」なら I hope it goes well. が自然です。
expect:起こるだろうと予想する
expect は、根拠や状況から「おそらくそうなる」と考える表現です。日本語では「予想する」「見込む」「当然と思う」に近いこともあります。
I expect it will rain tomorrow.
明日は雨が降ると思います。
We expect a lot of people today.
今日は多くの人が来ると予想しています。
expect 人 to ~:人が~すると期待・予想する
I expect him to arrive by six.
彼は6時までに到着すると思います。
ただし、相手に直接 I expect you to … と言うと、「あなたは当然~すべきだ」「~してもらいます」という要求に近く聞こえることがあります。
I expect you to be on time.
時間どおりに来てもらいますよ。
友達にやわらかく頼むなら、Could you be on time? や Please try to be on time. のほうが安全です。
expect と expect from の形
- expect something:何かを予想する
- expect 人 to do:人が~すると予想・要求する
- expect something from 人:人に何かを期待する
I didn’t expect that from him.
彼がそんなことをするとは思いませんでした。
look forward to:楽しみに待つ
look forward to は、旅行・再会・イベントなど、うれしい未来を心待ちにするときの定番表現です。「楽しみにしています」に最も近い言い方です。
I’m looking forward to the weekend.
週末を楽しみにしています。
I’m looking forward to seeing you.
お会いできるのを楽しみにしています。
to の後ろは名詞か動名詞
この to は不定詞の to ではなく前置詞です。そのため、動詞を続けるなら ~ing にします。
❌ I’m looking forward to meet you.
✅ I’m looking forward to meeting you.
メールの結びでは I look forward to hearing from you.(ご連絡をお待ちしています)もよく使います。会話では I’m looking forward to … のほうが気持ちが自然に伝わります。
hope:そうなってほしいと願う
hope は、結果がまだ分からないことについて「そうなるといいな」と願う言葉です。予測よりも願いに重点があります。
I hope everything goes well.
すべてうまくいくといいですね。
I hope she likes the gift.
彼女がプレゼントを気に入ってくれるといいな。
hope の後ろには文を置ける
- I hope + 主語 + 動詞:~だといいな
- I hope to + 動詞:~したい・できれば~するつもり
- I hope so.:そうだといいですね
I hope to see you again.
またお会いできればと思います。
相手が “Do you think it’ll be okay?” と聞いたら、初心者でも I hope so. と短く答えられます。
同じ場面で3つを比べてみよう
expect
I expect the event to be busy.
混雑すると予想している。
look forward to
I’m looking forward to the event.
イベントが楽しみ。
hope
I hope the event goes well.
成功してほしい。
同じイベントでも、予測・楽しみ・願いのどこに気持ちがあるかで、選ぶ動詞が変わります。
「期待してるよ」は英語でどう言う?
日本語の「期待してるよ」は、励ましにもプレッシャーにもなります。英語でも直訳より、伝えたい気持ちに合わせるのが自然です。
- 能力を信じて励ます:I believe in you.(あなたならできると信じています)
- 活躍を楽しみにする:I can’t wait to see what you do.(あなたの活躍が楽しみです)
- 良い結果を願う:I hope it goes well.(うまくいくといいね)
- 成果を求める:I expect good results.(良い結果を期待しています)
親しい人への応援なら、I believe in you. が温かく伝わります。I expect a lot from you. は「大いに期待しています」ですが、立場や口調によっては重圧にもなります。
expect と hope の違い
expect は「そうなる可能性が高いと思う」、hope は「そうなってほしい」です。望ましくないことにも expect は使えます。
I expect traffic, but I hope we’ll arrive on time.
渋滞すると思いますが、時間どおり着けるといいですね。
渋滞は望んでいません。それでも予想はできるため expect を使います。一方、時間どおりの到着は願いなので hope です。
紹介した表現が出てこないときの簡単な言い換え
3つがとっさに出てこなくても、未来の気持ちを短い基本文で伝えれば大丈夫です。
- I’m excited about it.(それを楽しみにしています)
- I can’t wait!(待ちきれません!)
- I think it will happen.(それは起こると思います)
- I want it to go well.(うまくいってほしいです)
- That sounds great.(それは楽しみですね)
たとえば旅行の話なら、That sounds great. I can’t wait! だけでも、期待している気持ちは十分伝わります。
よくある間違いをチェック
- ❌ I’m looking forward to meet you. → ✅ I’m looking forward to meeting you.
- ❌ I hope you to come. → ✅ I hope you can come.
- 「楽しみ」のつもりで I expect it. → ✅ I’m looking forward to it.
まずは、楽しい予定=look forward to、願い=hope、予測=expect と覚えると迷いません。
会話で使ってみよう
A: Are you excited about the trip?
A:旅行、楽しみ?/B:うん!本当に楽しみにしてる。
B: Yes! I’m really looking forward to it.
A: Do you think she’ll pass the test?
A:彼女は試験に受かると思う?/B:そうだといいね。すごく勉強してたから。
B: I hope so. She studied really hard.
まとめ
- expect:実際に起こると予想する・当然視する
- look forward to:楽しい未来を心待ちにする
- hope:望ましい結果を願う
- look forward to の後ろの動詞は ~ing
「期待する」を一語で訳そうとせず、予測なのか、楽しみなのか、願いなのかを考えてみましょう。まずは身近な予定について、I’m looking forward to … の文を一つ作ってみてくださいね。









