
仕事中の相手に少し話しかけたあと、「では、邪魔せずにおきますね」と会話を終えたい。そんなときに使えるのが、I’ll leave you in peace. です。
直訳すると「あなたを平和の中に残します」ですが、実際には「一人で静かに過ごせるよう、私はここを離れます」という思いやりのある別れ方です。使える場面や、leave you alone との温度差を解説します。
Contents
I’ll leave you in peace. の意味
I’ll leave you in peace. は、「では、邪魔せずにおきます」「あとは静かに過ごしてください」「では、一人にしておきますね」という意味です。
- I’ll leave:私はその場を離れます
- you:あなたを
- in peace:邪魔されず、静かで穏やかな状態で
peace はここでは国同士の「平和」ではありません。騒がされたり干渉されたりしない、穏やかな状態を表します。
しゅみすけ(大山俊輔)
どんな場面で使う?
仕事中の相手との雑談を終える
A: I need to finish this report by noon.
(正午までにこの報告書を終えないといけないんです。)
B: Of course. I’ll leave you in peace.
(もちろん。では、邪魔せずにおきますね。)
疲れている家族を休ませる
A: I think I’m going to take a nap.
(少し昼寝しようと思う。)
B: Sure. I’ll leave you in peace.
(分かった。静かに休めるよう、一人にしておくね。)
一人で読書したい友人に
A: I’d like to finish this chapter.
(この章を読み終えたいんだ。)
B: No problem. I’ll leave you in peace.
(大丈夫。じゃあ、邪魔しないでおくね。)
訪問先から退室するとき
A: Thank you for bringing the documents.
(書類を持ってきてくれてありがとうございます。)
B: You’re welcome. I’ll leave you in peace now.
(どういたしまして。では、これで失礼しますね。)
now を加えると、今ここで会話を終えて退室することが分かりやすくなります。
leave you alone との違い

| 表現 | 自然な意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| I’ll leave you in peace. | 静かに過ごせるよう一人にします | 穏やかで思いやりがある |
| I’ll leave you alone. | 一人にしておきます | 中立にも冷たくもなり得る |
| I’ll let you get back to it. | 作業に戻ってください | 相手がしていたことへ配慮 |
Leave me alone! は「放っておいて!」という強い拒絶です。その印象があるため、I’ll leave you alone. も声の調子や状況によっては少し距離を感じさせます。
in peace を使うと、「あなたの穏やかな時間を尊重します」という前向きな配慮が伝わりやすくなります。
I’ll let you get back to it. との違い
I’ll let you get back to it. は、相手が仕事・勉強・料理など何かをしていたことが前提で、「では、その作業に戻ってください」という意味です。
- leave you in peace:静かな状態を守ることが中心
- let you get back to it:中断していた作業へ戻ることが中心
休憩や昼寝をする相手には leave you in peace が合います。仕事中の相手には、どちらも自然です。
I won’t hold you up any longer. との違い
I won’t hold you up any longer. は、「これ以上あなたを引き止めません」と相手の時間を取っていたことに焦点があります。
一方、I’ll leave you in peace. は、時間の長さよりも「静かに過ごせる環境を返す」ことに焦点があります。詳しくは、I won’t hold you up any longer.の意味と使い方もご覧ください。
自然な返し方
- Thanks, I appreciate it.
ありがとう、助かります。 - Thank you. I’ll see you later.
ありがとう。またあとで。 - You’re not bothering me.
邪魔なんかしていませんよ。 - No need to rush off.
急いで行かなくても大丈夫ですよ。 - Okay, talk to you later.
分かった、またあとで話そう。
相手が本当に邪魔ではなかったなら、You’re not bothering me. と安心させられます。
丁寧さを調整する言い方
- I’ll let you enjoy some peace and quiet.
静かな時間を楽しんでください。 - I’ll give you some space.
少し一人になれる時間をつくりますね。 - I’ll leave you to it.
あとはお任せしますね。 - I’ll let you get back to work.
では、仕事に戻ってください。
give you some space は、物理的にも心理的にも相手との距離を取る表現です。感情が高ぶっている相手を一人にするときにも使えます。
使うときの注意点
皮肉な言い方にしない
言い争いのあとに冷たい声で言うと、「はいはい、一人にしてあげますよ」という皮肉に聞こえることがあります。通常は穏やかな声で、相手の都合を尊重する場面に使います。
単なる別れの挨拶ではない
Goodbye. の代わりに毎回使う表現ではありません。相手が仕事・休息・読書などを一人で続けたい状況があるときに自然です。
leave in peace と leave at peace を混同しない
in peace は「邪魔されず静かに」。一方、at peace は「心が安らいでいる」という状態を表し、亡くなった人について使われることもあります。この文では in peace が自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
知らなくても簡単な英語で言える
この表現を知らなくても、基本語で意図は伝えられます。
- I’ll go now.(もう行きますね。)
- You can get back to work.(仕事に戻ってください。)
- I won’t bother you.(邪魔しません。)
- Enjoy your quiet time.(静かな時間を楽しんでください。)
相手の状況に合わせ、「帰る」「邪魔しない」「仕事に戻る」を簡単な文で伝えれば十分です。
まとめ
I’ll leave you in peace. は、「では、邪魔せずにおきます」と相手の静かな時間を尊重して会話を終える表現です。
- in peace は「邪魔されず、穏やかに」
- leave you alone より思いやりが伝わりやすい
- let you get back to it は作業へ戻ることが中心
- 単なる挨拶ではなく、相手を一人にする理由がある場面で使う
仕事や休息を続けたい相手に、やさしくその場を離れるときに使ってみてください。











