価格・料金を変える「○○にする」の英語|free・charge・discount・waiveの使い分け

価格・料金を変える「〜にする」free・charge・discount・waiveの使い分け

「商品を無料にする」「サービスを有料にする」「半額にする」「もう少し安くする」。日本語では、どれも価格や料金を変える「〜にする」ですが、英語では何の金額を、どのように変えるのかによって表現が変わります。

価格をゼロにするなら make it free、本来かかる手数料を免除するなら waive the fee、代金を請求する仕組みに変えるなら charge for it、価格を半分にするなら cut the price in half が中心です。この記事では、価格・料金に関する「〜にする」を横断して整理します。

先に結論:商品・料金・販売方法のどれを変えるかで選ぶ

日本語 自然な英語 中心の意味
無料にする make it free / offer it for free 価格をゼロにする・無料提供する
料金を免除する waive the fee 本来必要な料金を請求しない
有料にする charge for it / make it a paid service 代金を取る仕組みに変える
半額にする cut the price in half / make it half price 元の価格の半分へ変更する
50%引きで売る offer it at 50% off 割引後の販売条件を示す
安くする lower the price / discount it 価格を下げる・割引する

freewaive は同じではありません。商品やサービスそのものを無料にするのが make it free、入会金・手数料・キャンセル料など、本来発生する特定の料金を免除するのが waive the fee です。

しゅみすけ(大山俊輔)

「無料にする」を見たら、まず何が無料になるのかを確認してください。サービス全体が無料なのか、送料や手数料だけを取らないのかで、自然な英語は変わります。

無料にする:make it free・offer it for free・waive the fee

make it free は、これまで有料だった物やサービスの価格をゼロにする表現です。it が何を指すか分かりにくい場合は、make the first lesson free のように名詞を具体的にします。

  • We made the first lesson free.
    私たちは初回レッスンを無料にしました。
  • I want to make this feature free.
    私はこの機能を無料にしたいです。

offer it for free は「無料で提供する」という提供側の行動に焦点があります。恒久的な価格変更だけでなく、期間限定の無料提供にも使えます。

  • We offer the guide for free.
    私たちはそのガイドを無料で提供しています。
  • We’ll offer delivery for free this week.
    今週は配達を無料にします。

waive the fee は、登録料・手数料・違約金などを「免除する」表現です。free the feemake the fee free とは言いません。

  • We waived the registration fee.
    私たちは登録料を免除しました。
  • Could you waive the cancellation fee?
    キャンセル料を免除してもらえますか。

詳しくは、「無料にする」は英語で?make it free・offer it for free・waive the feeの違いをご覧ください。

有料にする:charge for・make it a paid service・put behind a paywall

無料だった物やサービスについて代金を取るなら、会話では charge for it が自然です。charge の直後に金額を置く場合は charge $10、対象を示す場合は charge for the service とします。

  • We’ll start charging for this service.
    このサービスを有料にします。
  • We charge $10 for delivery.
    配達料として10ドルを請求します。

make it a paid service は、サービス区分そのものを有料へ変える説明的な表現です。ウェブ記事や動画を課金会員だけに見せるなら put it behind a paywall が使えます。

  • We decided to make it a paid service.
    私たちはそれを有料サービスにすることにしました。
  • We put the full article behind a paywall.
    全文記事を有料会員限定にしました。

make it paid だけでは不自然に響くことがあるため、a paid servicea paid plan のように名詞を補うと明確です。詳しくは「有料にする」は英語で?charge for・make paid・put behind a paywallの違いで解説しています。

商品を無料にする、料金を免除する、半額にする、安くする英語の使い分け

半額にする:cut the price in half・make it half price・50% off

cut the price in half は、価格を変更する動作を表します。half の前に in が必要です。cut the price half とは通常言いません。

  • We cut the price in half.
    私たちは価格を半額にしました。
  • I asked them to cut the fee in half.
    私は料金を半額にしてほしいと頼みました。

make it half price は、商品やプランを半額の状態に設定する会話表現です。50% off は顧客から見た割引表示で、offer it at 50% offIt is 50% off. の形が自然です。

  • Can we make the second ticket half price?
    2枚目のチケットを半額にできますか。
  • We’re offering this plan at 50% off.
    このプランを50%引きで提供しています。

50% off は「元の価格から50%引き」で、結果として半額です。一方、at 50% of the original price は「元の価格の50%で」という結果の金額に焦点があります。詳しくは「半額にする」は英語で?cut the price in half・half price・50% offの違いをご覧ください。

安くする:lower the price・discount・make cheaper

lower the price は、価格を現在より低い水準へ変更する最も分かりやすい表現です。具体的な商品だけでなく、料金・家賃・参加費などにも使えます。

  • We lowered the price to $30.
    私たちは価格を30ドルまで下げました。
  • Could you lower the monthly fee?
    月額料金を安くしてもらえますか。

discount を動詞で使うと、商品や料金に割引を適用する意味です。make … cheaper は初心者にも組み立てやすい説明的な表現ですが、企業の正式な価格変更では lower the price のほうが引き締まって聞こえます。

  • We discounted all winter items.
    冬物商品をすべて割引しました。
  • Can we make this option cheaper?
    この選択肢をもっと安くできますか。

cheap は単に値段が安いだけでなく、「安っぽい」「品質が低い」という含みを持つ場合があります。価格だけを中立的に述べるなら lower-pricedmore affordable が安全です。詳しくは「安くする」は英語で?lower the price・discount・make cheaperの違いをご覧ください。

値下げ幅と変更後の価格:byとtoを使い分ける

価格変更では、by が変化量、to が変更後の価格です。この違いは数字を扱う仕事や交渉で特に重要です。

  • We lowered the price by $10.
    価格を10ドル分下げました。
  • We lowered the price to $10.
    価格を10ドルまで下げました。
  • We reduced the fee by 20 percent.
    料金を20%引き下げました。
  • We reduced the fee to 20 percent of the original amount.
    料金を元の20%まで引き下げました。

「10ドルにする」は set the price at $10 とも言えます。lower は以前より下げる変化、set は新しい価格を設定する行為に焦点があります。

しゅみすけ(大山俊輔)

割引の説明では、元の価格、値下げ幅、変更後の価格を分けて考えてください。byは差、toは到達点です。この二つが正しければ、数字の誤解をかなり防げます。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

waivediscount が出てこなくても、pay、cost、free、less などの基本語で説明できます。

  • You don’t have to pay for it.
    それにお金を払う必要はありません。
  • We will not charge this fee.
    この料金は請求しません。
  • It used to cost $20. Now it costs $10.
    以前は20ドルでした。今は10ドルです。
  • Can you make it less expensive?
    もう少し安くできますか。
  • We will ask people to pay from next month.
    来月から料金を払ってもらいます。

We will not charge this fee.We will waive this fee. より説明的ですが、意味は明確です。less expensivecheaper より長いものの、「安っぽくする」という誤解を避けやすい表現です。

日本人が間違えやすいポイント

freeを動詞として使わない

価格を無料にする場合、free the service とは通常言いません。free を動詞で使うと「人や物を解放する」という意味になりやすいため、make the service free とします。

chargeの語順を混同しない

charge someone $10 は「人に10ドル請求する」、charge $10 for delivery は「配達に10ドル請求する」です。誰に、いくら、何の代金を請求するのかを順序よく置きます。

discount priceではなくdiscounted price

「割引後の価格」は a discounted price または the sale price が自然です。discount price も名詞の連結として見られますが、初心者は discounted price を使うと明確です。

FAQ

「無料にする」はmake it freeだけでよいですか?

会話では使いやすい表現です。ただし、無料で提供するなら offer it for free、特定の料金を免除するなら waive the fee のほうが正確です。

「有料化する」は英語で何と言いますか?

一般的には start charging for it が自然です。サービス区分を説明するなら make it a paid service、ウェブコンテンツなら put it behind a paywall も使えます。

「半額で」はat half priceとfor half priceのどちらですか?

販売条件なら at half price が一般的です。購入金額を述べる場合は I bought it for half the original price. のようにforも使えます。

安いをcheapと言うと失礼ですか?

値段についてなら普通に使えますが、品質まで低い印象を与える場合があります。肯定的に「手頃」と言うなら affordable が便利です。

まとめ

価格・料金を変える「〜にする」は、商品を無料にするなら make it free、料金を免除するなら waive the fee、有料化するなら charge for it、半額にするなら cut the price in half、安くするなら lower the price を中心に選びます。

難しい動詞が出なければ、You don’t have to pay.It costs less now. のように支払いの有無と変更後の金額を短く説明すれば十分です。シリーズ全体は、「○○にする」は英語で?make・keep・turn・set・put一覧から確認できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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