「無料にする」は英語で?make it free・offer it for free・waive the feeの違い

「無料にする」は英語で?make it free・waive the fee

日本語では、商品、サービス、送料、手数料などをまとめて「無料にする」と言えます。しかし英語では、価格そのものを0円にするのか、無料で提供するのか、本来かかる料金を免除するのかによって表現が変わります。

基本はmake it freeです。提供の仕方を伝えるならoffer it for free、決まっている手数料などを免除するならwaive the feeを使います。

先に結論:「無料にする」の英語表現

英語 中心的な意味 よく使う対象
make it free 有料のものを無料にする サービス、機能、イベント
offer it for free 無料で提供する 商品、体験、資料、サービス
free of charge 料金がかからない状態にする 配送、修理、追加サービス
waive the fee 本来かかる料金を免除する 手数料、登録料、キャンセル料
not charge for … 〜には料金を取らない 簡単な会話での説明

しゅみすけ(大山俊輔)

「無料にする」と聞くとmake it freeが最初に浮かびますが、手数料の話ならwaive the feeのほうが具体的です。英語では「何を0円にするのか」まで言うと、ぐっと自然になります。

make it free:有料から無料へ変える

make+目的語+freeで「〜を無料にする」です。現在は有料である商品やサービスについて、価格設定を無料へ変える場合に合います。

  • We decided to make the basic plan free.
    基本プランを無料にすることにしました。
  • Can we make this event free for students?
    このイベントを学生には無料にできますか。
  • They made the app free for a limited time.
    その会社は期間限定でアプリを無料にしました。
  • We’re thinking of making the first lesson free.
    初回レッスンを無料にしようと考えています。

語順はmake+対象+freeです。代名詞ならmake it freeになります。

  • 正:Let’s make it free.
  • 誤:Let’s make free it.

offer it for free:無料で提供する

offer A for freeは「Aを無料で提供する」です。価格変更よりも、会社や店が利用者へ何かを差し出す行為に焦点があります。

  • We offer the guide for free.
    そのガイドを無料で提供しています。
  • They offered me a trial lesson for free.
    無料の体験レッスンを提供してくれました。
  • Could we offer this feature for free?
    この機能を無料で提供できませんか。
  • The hotel offers breakfast for free.
    そのホテルは朝食を無料で提供しています。

give it away for freeも「無料で配る」ですが、商品や物を無償で手放す感じが強くなります。サービスや利用権ならoffer it for freeが使いやすい表現です。

free of charge:料金がかからない

free of chargeは「無料で・料金なしで」という少し改まった表現です。案内、規約、接客などでよく見かけます。

  • We’ll provide the replacement free of charge.
    交換品を無料で提供いたします。
  • Children can join free of charge.
    子どもは無料で参加できます。
  • Let’s make delivery free of charge.
    配送料を無料にしましょう。

会話ではfor freeのほうがくだけています。free of chargeは、料金が発生しないことを誤解なく明示したいときに便利です。

make it free・offer it for free・free of charge・waive the feeの違い

waive the fee:決まった料金を免除する

waiveは、権利や規則上の要求を放棄する動詞です。waive the feeで「本来かかる料金を免除する」となります。

  • We’ll waive the registration fee.
    登録料を無料にします。
  • They waived the cancellation fee.
    キャンセル料を免除してくれました。
  • Could you waive the service fee?
    サービス手数料を免除していただけますか。
  • The bank agreed to waive the fee this time.
    銀行は今回に限り手数料を免除することに同意しました。

make the fee freeとは通常言いません。fee自体が「料金」なので、料金を取らないならwaive the fee、より簡単にはnot charge the feeと言います。

「誰に無料にするか」の言い方

対象者を示すときは、文脈に応じてforを使います。

  • We made the event free for local residents.
    地域住民にはイベントを無料にしました。
  • The service is free for children under six.
    6歳未満の子どもはそのサービスを無料で利用できます。
  • We waived the fee for new members.
    新規会員の料金を免除しました。

free for studentsは「学生にとって無料」、free to studentsは「学生へ無償で提供される」という言い方もできます。日常会話ではfree for studentsが分かりやすいでしょう。

場面別の自然な言い方

送料を無料にする

  • Let’s offer free shipping.
    送料無料にしましょう。
  • We’ll waive the shipping fee.
    送料を免除します。
  • You won’t have to pay for shipping.
    送料はかかりません。

広告や案内ではfree shippingが定番です。個別対応で送料を免除するならwaive the shipping feeが合います。

初回・体験を無料にする

  • We made the first session free.
    初回セッションを無料にしました。
  • We offer a free trial.
    無料体験を提供しています。
  • Your first month is free.
    最初の1か月は無料です。

すでに定着した組み合わせなら、free trialfree consultationのようにfree+名詞で簡潔に言えます。

手数料を無料にする

  • We’ll waive the processing fee.
    事務手数料を免除します。
  • There is no service fee.
    サービス手数料はかかりません。
  • We won’t charge you a fee.
    手数料はいただきません。

短い会話例

A: Should we charge for the workshop?
A:ワークショップは有料にしますか。

B: Let’s make it free this time.
B:今回は無料にしましょう。

A: I was charged a cancellation fee.
A:キャンセル料を請求されました。

B: I’m sorry about that. We’ll waive the fee.
B:申し訳ありません。その料金は免除します。

しゅみすけ(大山俊輔)

お客様へ伝えるときは、「無料です」だけならIt’s free.で十分です。「こちらの判断で料金を免除します」という対応ならWe’ll waive the fee.が、より正確で丁寧です。

日本人が間違えやすいポイント

freeを「自由な」だけで覚えない

freeには「自由な」と「無料の」の両方があります。料金の文脈でIt’s free.と言えば、通常は「無料です」という意味です。

freelyは「無料で」ではない

freelyは「自由に・制限なく」です。「無料で提供する」をoffer it freelyとすると、「自由に提供する」のように意味がずれます。

  • 無料で:for free / free of charge
  • 自由に:freely

make it for freeとは言わない

make it freeは「それを無料の状態にする」、offer it for freeは「それを無料で提供する」です。makeとofferの型を混ぜないようにしましょう。

この表現を知らなければ、どう言えばいい?

難しい表現が出てこないときは、料金を取らないことを簡単に説明できます。

  • It will cost nothing.
    料金はかかりません。
  • You don’t have to pay.
    支払う必要はありません。
  • We won’t charge you.
    料金はいただきません。
  • The price will be zero.
    価格は0円になります。
  • We’ll give it to you at no cost.
    無料でお渡しします。

The price will be zero.は少し説明的ですが、価格を0にする意図は明確に伝わります。接客ではYou don’t have to pay.We won’t charge you.が使いやすいでしょう。

FAQ

make it freeとoffer it for freeの違いは?

make it freeは価格や制度を無料へ変更すること、offer it for freeは利用者へ無料で提供する行為に焦点があります。

「期間限定で無料にする」は?

make it free for a limited time、またはoffer it for free for a limited timeと言えます。案内ならIt’s free for a limited time.でも十分です。

「全員無料にする」は?

make it free for everyoneと言います。施設やイベントへの入場ならAdmission will be free for everyone.も自然です。

「料金を無料にする」にmake the fee freeは使える?

通常は使いません。本来かかる料金を免除するならwaive the fee、料金を取らないならnot charge a feeが自然です。

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まとめ

有料のものを無料へ変えるならmake it free、無料で提供するならoffer it for free、料金がかからないことを明示するならfree of charge、本来の手数料を免除するならwaive the feeです。

表現が出てこないときも、You don’t have to pay.We won’t charge you.と言えば、簡単な英語で「無料にする」を伝えられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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