「強くなる」は英語で?get stronger・grow stronger・become more resilientの違い

「強くなる」は英語で? get stronger、grow stronger、become more resilientの違い

「もっと強くなりたい」「つらい経験をして心が強くなった」「英語に強くなった」。日本語ではどれも「強くなる」ですが、英語では何が強くなるかによって表現が変わります。

体や力なら get stronger、徐々に力を増すなら grow stronger、困難から立ち直れる心なら become more resilient、能力が伸びるなら get better at ~ が自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

stronger は便利ですが、日本語の「強くなる」をすべてカバーするわけではありません。心・能力・雨・味では、それぞれ英語らしい表現に変える必要があります。

「強くなる」の英語表現を早見表で比較

英語表現 中心となる意味 よく使う対象
get stronger 力が以前より強くなる 体、筋力、人、風、信号
grow stronger 徐々に強くなる 人、信念、関係、感情
become more resilient 立ち直る力が増す 心、人、組織
get tougher たくましくなる・厳しさに耐える 人、精神、状況
get better at ~ ~が上達する 技能、仕事、英語
strengthen ~を強める 筋肉、関係、制度、立場

get stronger、grow stronger、become more resilient、get better atの違い

体や力が「強くなる」なら get stronger

get stronger は、体力・筋力・力などが以前より強くなる変化を表す基本表現です。日常会話で最も使いやすい言い方です。

  • I want to get stronger.
    もっと強くなりたいです。
  • My legs are getting stronger.
    脚の筋力がついてきました。
  • She got stronger after months of training.
    彼女は数か月のトレーニングで強くなりました。
  • You’ll get stronger little by little.
    少しずつ強くなりますよ。

「健康になる」と「体力が強くなる」は重なりますが、健康的な生活全体なら get healthy、筋力や体力なら get stronger です。詳しくは「健康になる」の英語表現も参考にしてください。

徐々に「強くなる」なら grow stronger

grow stronger は、時間の経過とともに徐々に力が増すニュアンスです。体だけでなく、信念・希望・関係・感情など目に見えないものにもよく使われます。

  • Her confidence grew stronger over time.
    彼女の自信は時間とともに強くなりました。
  • Our friendship has grown stronger.
    私たちの友情はさらに強くなりました。
  • His desire to succeed grew stronger.
    成功したいという彼の思いは強くなりました。

get stronger が変化を素直に述べるのに対し、grow stronger は積み重ねと時間を感じさせます。恋愛や人間関係については、「愛・関係が深まる」のgrow closerとgrow strongerで詳しく比較しています。

心が強くなるなら become more resilient

resilient は、困難や失敗を経験しても立ち直れる「回復力のある」「折れにくい」という意味です。日本語の「心が強くなる」に近い場面で使えます。

  • I became more resilient after that experience.
    その経験を経て、私は心が強くなりました。
  • Challenges can make us more resilient.
    困難は私たちをより強くしてくれることがあります。
  • She is emotionally resilient.
    彼女は精神的に立ち直る力があります。

一方、mentally stronger はより直接的な「精神的に強い」、get tougher は厳しさに耐えられる「たくましさ」を表します。

  • I’ve become mentally stronger.
    私は精神的に強くなりました。
  • You have to get tougher to handle this job.
    この仕事に対応するには、もっとたくましくなる必要があります。

しゅみすけ(大山俊輔)

resilient は「泣かない・傷つかない」強さではなく、傷ついても戻ってこられる強さです。日本語の「しなやかに強くなる」に近い言葉です。

英語や仕事に「強くなる」なら get better at

「英語に強くなる」「数字に強くなる」のような能力の向上は、単純な stronger より get better at ~become good at ~ が自然です。

  • I’m getting better at English.
    英語が上達してきました。
  • She became good at handling difficult customers.
    彼女は難しい顧客への対応に強くなりました。
  • I want to get better with numbers.
    数字に強くなりたいです。
  • He has strong communication skills.
    彼はコミュニケーション能力に強みがあります。

分野について知識や経験が豊富なら be knowledgeable about ~、苦手でないことなら be comfortable with ~ も使えます。

strengthen は「~を強くする」

strengthen は他動詞で「~を強める・強化する」。主語自身が強くなるのではなく、何かを強くする働きに焦点があります。

  • Exercise strengthens your muscles.
    運動は筋肉を強くします。
  • The experience strengthened our relationship.
    その経験によって私たちの関係は強くなりました。
  • We need to strengthen our team.
    私たちはチームを強化する必要があります。

Our relationship grew stronger. は関係そのものが強くなった表現、The experience strengthened our relationship. は経験が関係を強めた表現です。

風・雨・味が「強くなる」は英語が変わる

物事についても stronger が使える場合はありますが、日本語の対象に合わせた表現のほうが自然です。

日本語 自然な英語 例文
風が強くなる the wind gets stronger / picks up The wind is picking up.
雨が強くなる the rain gets heavier The rain is getting heavier.
味が強くなる the flavor gets stronger The flavor gets stronger as it cooks.
痛みが強くなる the pain gets worse / intensifies The pain is getting worse.
信号が強くなる the signal gets stronger The signal is getting stronger.

天候の詳細は風の英語表現雨の英語表現にもつながります。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

stronger や resilient が出てこなくても、以前できなかったことが今はできる、と簡単に説明すれば伝わります。

  • I can lift more now.
    今は前より重いものを持てます。
  • I don’t give up easily now.
    今は簡単には諦めません。
  • I can handle problems better now.
    今は問題によりうまく対応できます。
  • I’m not as afraid as before.
    以前ほど怖くありません。
  • I can do more than before.
    以前より多くのことができます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「強くなった」を一語で探さず、何ができるようになったかを話しましょう。I don’t give up easily. や I can handle it better. なら、知っている英語で強さの中身を伝えられます。

まとめ:「何が、どう強くなるか」で選ぼう

体や力なら get stronger、徐々に強くなるなら grow stronger、心の回復力なら become more resilient、技能なら get better at ~ が自然です。

風には pick up、雨には get heavier、痛みには get worse のように、対象によって英語は変わります。「強さの中身」を具体的にすることが、自然な表現への近道です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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