映画『LIFE!』で英語学習|The Secret Lifeの意味・一歩踏み出す表現

映画『LIFE!/ライフ』のポスタービジュアル

『LIFE!/ライフ』(原題:The Secret Life of Walter Mitty)は、ベン・スティラーが監督・主演を務めた2013年の映画です。

雑誌『LIFE』の写真管理部で働くウォルター・ミティは、頭の中では大胆な冒険を繰り広げながら、現実では目立たない生活を送っています。ところが最終号の表紙に使う写真が見つからず、世界を飛び回る写真家ショーンを探す旅へ出ることになります。

旧記事を書いたCopanは、「頭の中のモヤモヤが解決できないとき、何かのヒントと一歩踏み出すエネルギーをくれる映画」と紹介していました。その感想は、今見ても本作の魅力をまっすぐ捉えています。

この記事では、あらすじと英語タイトルの意味を紹介しながら、be willing tobreak the silencepush yourselftake a leapなど、仕事や人生で一歩動くときに使える英語を解説します。

映画『LIFE!』のあらすじ

ウォルターは雑誌『LIFE』で、写真フィルムのネガを管理する仕事を長年続けています。真面目で仕事には誇りを持っていますが、同僚のシェリルに声をかけることもできず、刺激的な出来事を頭の中で空想する毎日です。

そんな中、会社は紙の雑誌を廃刊し、オンラインへ移行することを決定します。最終号の表紙には、著名な写真家ショーン・オコンネルが送った「人生の真髄」を写した一枚が選ばれます。しかし、指定されたネガだけが見つかりません。

仕事を守り、最後の一冊を完成させるため、ウォルターはショーンの居場所を追ってニューヨークを飛び出します。グリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと続く旅は、空想の中でしか冒険できなかった彼の現実を変えていきます。

20th Century Foxの公式映像でも、ベン・スティラーが監督・主演を務め、ウォルターが現実の冒険へ踏み出す作品として紹介されています。

映画『LIFE!』で旅に出るウォルター・ミティ

原題The Secret Life of Walter Mittyの意味

The Secret Life of Walter Mittyは、直訳すると「ウォルター・ミティの秘密の人生」です。

ここでのsecret lifeは、犯罪的な「裏の顔」とは限りません。周囲には見せていない生活、内面にだけ存在する世界、人に知られていない一面を表します。

  • He has a secret life no one knows about.
    彼には誰も知らない秘密の生活があります。
  • Her secret life was full of adventure.
    彼女の知られざる生活は冒険に満ちていました。

物語の序盤でのウォルターの「秘密の人生」は、頭の中の空想です。しかし旅が進むにつれ、空想よりも現実のほうが冒険的になっていきます。タイトルは、彼の内面と現実が逆転していく物語を表しています。

日本語題の『LIFE!』は、彼が勤める雑誌名であると同時に、「人生そのもの」を強く前へ出したタイトルです。

be willing to|〜する意思がある

Are you willing to take the risk?
そのリスクを引き受ける意思はありますか?

be willing to + 動詞は、「必要なら〜する気がある」「〜する意思がある」という意味です。

単にwant toで「したい」と言うよりも、負担や難しさを理解したうえで、それでも応じる姿勢を表しやすい表現です。

  • I’m willing to try something new.
    新しいことを試してみる気があります。
  • She is willing to help us.
    彼女は私たちを助ける意思があります。
  • Would you be willing to work abroad?
    海外で働くことを検討していただけますか?

初心者なら、まず次のように簡単にも言えます。

I can try.
やってみます。

I’m ready to try.
挑戦する準備はできています。

「強くやりたい」とまでは言えなくても、「やってみる意思はある」と伝えたい仕事の場面で便利です。

break the silence|沈黙を破る

She broke the silence and asked a question.
彼女は沈黙を破って質問しました。

break the silenceは、誰も話していない状態を終わらせ、言葉を発することです。単に静かな部屋で話し始める場合にも、長く語られなかった問題について発言する場合にも使えます。

  • He finally broke his silence.
    彼はついに沈黙を破りました。
  • Someone had to break the awkward silence.
    誰かが気まずい沈黙を破る必要がありました。
  • I broke the silence by introducing myself.
    私は自己紹介をして沈黙を破りました。

旧記事では、初対面の二人が何を話せばよいかわからない場面に結びつけていました。そんなときは、難しい話題を選ぶ必要はありません。

How has your day been?
今日はどんな一日でしたか?

Is this your first time here?
ここに来るのは初めてですか?

短い質問一つでも、十分にbreak the silenceできます。

push yourself|自分を少し先へ進ませる

Sometimes you need to push yourself a little.
時には自分を少し後押しする必要があります。

push yourselfは、自分に負荷をかけ、いつもの限界より少し先へ進もうとすることです。

  • I pushed myself to speak up in the meeting.
    私は会議で発言するよう自分を奮い立たせました。
  • Don’t push yourself too hard.
    無理をしすぎないでください。
  • She pushed herself out of her comfort zone.
    彼女は自分を安心できる範囲の外へ踏み出させました。

大切なのは、push yourselfが常に「限界まで頑張れ」という意味ではないことです。too hardをつければ、「無理をしすぎる」という注意にもなります。

ウォルターの変化も、突然別人になることではありません。電話をかける、飛行機に乗る、知らない人に尋ねるといった一歩を重ねた結果です。

take a leap|思い切って飛び込む

He decided to take a leap and follow the clue.
彼は思い切って手がかりを追うことにしました。

leapは「跳ぶこと・跳躍」。take a leapは、結果が完全には見えない状況で、思い切って一歩を踏み出すことを表します。

  • I took a leap and changed careers.
    私は思い切って転職しました。
  • She is ready to take the next leap.
    彼女は次の大きな一歩を踏み出す準備ができています。
  • It felt like a leap into the unknown.
    それは未知の世界への跳躍のように感じられました。

もっと簡単に言うなら、次の表現が使えます。

I decided to try.
やってみることにしました。

I took the first step.
最初の一歩を踏み出しました。

難しい単語を使わなくても、「動くと決めた」ことは十分に伝えられます。

映画『LIFE!』の雄大な旅の風景

test your limits|自分の限界を試す

He traveled the world and tested his limits.
彼は世界を旅し、自分の限界を試しました。

test your limitsは、自分がどこまでできるかを実際に試すことです。

  • This project really tested my limits.
    このプロジェクトでは本当に自分の限界を試されました。
  • You don’t have to test your limits every day.
    毎日限界に挑戦する必要はありません。
  • I want to see what I’m capable of.
    自分に何ができるのか確かめたいです。

最後のwhat I’m capable ofは「自分にできること」。能力の限界を前向きに確かめたいときに自然です。

go after|求めるものを追いかける

Walter goes after the missing photograph.
ウォルターは失われた写真を追いかけます。

go afterは、人や物を物理的に追うだけでなく、目標や欲しいものを積極的に求めることにも使えます。

  • Go after what you really want.
    本当に欲しいものを追いかけてください。
  • She decided to go after a new career.
    彼女は新しいキャリアを目指すことにしました。
  • He went after the opportunity.
    彼はその機会をつかもうと動きました。

afterには「後ろ」という位置関係があります。対象の後ろを追いかけて進むイメージから、「手に入れようとする」という意味へ広がっています。

仕事と人生を変えたのは、派手な空想ではなく小さな行動

Copanは旧記事で、この作品を「自分自身のLIFEに重ねて、一歩踏み出す勇気をもらえる映画」と書いていました。

ウォルターは、もともと何もしてこなかった人物ではありません。家族を支え、会社では写真家から信頼されるほど丁寧な仕事を続けてきました。ただ、その経験や能力を自分では「語るほどのもの」と思っていませんでした。

旅によって変わったのは、能力そのものより、自分がすでに持っていたものの見方です。

I have more experience than I thought.
自分が思っていたより経験があります。

I can handle more than I realized.
自分が気づいていた以上のことに対処できます。

I don’t need to have everything figured out.
すべてを最初からわかっている必要はありません。

一歩踏み出すことは、必ずしもヒマラヤへ行くことではありません。会議で一言発言する、応募書類を送る、久しぶりに英語を話す。自分の現実にある小さな行動へ置き換えると、本作のメッセージが身近になります。

まとめ|『LIFE!』で覚えたい英語表現

  • secret life:人に知られていない生活・内面の世界
  • be willing to:〜する意思がある
  • break the silence:沈黙を破る
  • push yourself:自分を奮い立たせて少し先へ進む
  • take a leap:思い切って一歩を踏み出す
  • test your limits:自分の限界を試す
  • go after:目標や求めるものを追いかける

『LIFE!』は、職場の再編、長年続けた仕事への誇り、キャリアの転換、自分の可能性の再発見を描く作品です。英語学習では、すべてのセリフを追うより、「今の自分ならどんな一歩を英語で言えるか」を考えてみましょう。

I’m willing to try.
やってみる気があります。

この一文からでも始められます。

映画を使った学習方法は、映画で英語学習する方法とおすすめ作品でまとめています。働き方や人生の選択を扱う作品を探すなら、仕事・キャリア映画で英語学習、人生の変化や人間関係を描く作品ならヒューマンドラマ映画で英語学習もあわせてご覧ください。

b わたしの英会話が運営する恋と仕事に効く英語執筆チームです。スクールで勤務するカウンセラー、外国人講師、そして、その他スタッフがお客様サポートを通じて「あ、このフレーズ使える!」「これって英語でなんていうんだろう?」と疑問に思ったことを記事を通じて解説しています。

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