
「提案を拒絶された」「誘ったけれど断られた」「入国を拒否された」「相手に話し合いを拒まれた」。日本語ではどれも広く「拒絶される」と言えますが、英語は何が受け入れられなかったのかで表現を分けます。案・応募・申請が不採用になるなら be rejected、誘いや申し出を人に断られるなら be turned down、許可・権利・アクセスを認められないなら be denied が基本です。人が何かをすること自体を拒む場合は、受け身にせず someone refuses to … とするのが自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
先に結論:「受け入れられなかった」はbe rejected
reject は、人・案・応募・申請などを「受け入れない」と判断する語です。受け身の be rejected は、審査や選択の結果として「却下される・不採用になる・拒絶される」を表します。
- My proposal was rejected.
私の提案は却下されました。 - My application was rejected.
私の応募・申請は不採用になりました。 - I felt rejected by the group.
私はそのグループから拒絶されたように感じました。 - The offer was rejected without explanation.
その申し出は説明もなく拒否されました。
rejected・turned down・denied・refusedの違い
| 表現 | 中心の意味 | よく使う対象 |
|---|---|---|
| be rejected | 審査・判断で受け入れられない | 案、応募、申請、人 |
| be turned down | 人から誘い・頼みを断られる | 誘い、依頼、申し出 |
| be denied | 許可・権利・アクセスを認められない | 入場、許可、機会、情報 |
| someone refuses to | 人が行動することを拒む | 説明、協力、支払いなど |

誘い・申し出を断られたならbe turned down
turn down は、誘い・申し出・依頼を断る日常的な句動詞です。人を目的語にして turn someone down と言えるため、受け身の I was turned down. は「私は断られた」になります。恋愛だけでなく、仕事の依頼や交渉にも使えます。
- I asked her out, but I was turned down.
彼女をデートに誘いましたが、断られました。 - We were turned down by three investors.
私たちは3人の投資家に断られました。 - My request was turned down.
私の依頼は断られました。
許可・権利を認められないならbe denied
deny は、誰かに必要なもの・権利・許可を与えない語です。自然な型は be denied + 名詞 または be denied access to + 場所・情報。日本語では「拒絶された」でも、入場・ビザ・保険請求など制度的な場面では rejected より denied が自然なことがあります。
- I was denied entry.
私は入場を拒否されました。 - We were denied access to the files.
私たちはそのファイルへのアクセスを拒否されました。 - Her claim was denied.
彼女の請求は認められませんでした。 - He was denied a fair chance.
彼には公平な機会が与えられませんでした。
「相手に〜するのを拒まれた」は能動態が自然
日本語の「話し合いを拒まれた」「協力を拒否された」は、自分を主語にした受け身です。しかし英語では、拒んだ人を主語に戻して They refused to talk. や She refused to help me. とするほうが自然です。I was refused だけでは、何を与えてもらえなかったのか分かりにくくなります。
- They refused to discuss the issue.
彼らにその問題の話し合いを拒まれました。 - She refused to answer my question.
彼女に質問への回答を拒まれました。 - The hotel refused to give us a refund.
ホテルに返金を拒否されました。
人間関係で「拒絶された」と感じる言い方
人として受け入れてもらえなかった感情を表すなら、I felt rejected. が自然です。客観的に拒絶された事実より「そう感じた」ことに焦点を置けます。仲間に入れてもらえないなら I felt left out.、距離を置かれたなら She pushed me away. など、実際の出来事に合わせた能動形もよく使われます。
- I felt rejected when no one replied.
誰からも返事がなく、拒絶されたように感じました。 - I felt left out of the conversation.
会話から仲間外れにされたように感じました。 - He kept pushing me away.
彼はずっと私を遠ざけていました。
日常・仕事で使える例文
- My idea was rejected at first.
私の案は最初、却下されました。 - I have been rejected for several jobs.
私はいくつかの仕事で不採用になりました。 - We were turned down because the budget was too small.
予算が少なすぎるという理由で断られました。 - Our visa application was rejected.
私たちのビザ申請は却下されました。 - I was denied permission to use the room.
その部屋を使う許可をもらえませんでした。 - She refused to meet with us.
彼女に面会を拒まれました。
短い会話例
A: How did the interview go?
面接はどうだった?
B: I was rejected, but I learned a lot.
不採用だったけど、たくさん学べたよ。
A: Did they approve your request?
依頼は承認された?
B: No, it was turned down.
ううん、断られたよ。
日本人が間違えやすい言い方
- × I was rejected my proposal.
○ My proposal was rejected. - × I was denied to enter.
○ I was denied entry.
○ I wasn’t allowed to enter. - × He refused me to help.
○ He refused to help me. - × I got reject.
○ I got rejected.
この表現を知らなければ、どう言えばいい?
rejected や denied が出てこなくても、「受け入れてもらえなかった」「だめと言われた」と中学英語に分解できます。
- They didn’t accept my idea.
私の案を受け入れてもらえませんでした。 - They said no to my request.
私の依頼にノーと言われました。 - They didn’t let me in.
中に入れてもらえませんでした。 - She didn’t want to talk to me.
彼女は私と話したがりませんでした。
しゅみすけ(大山俊輔)
何が主語になる?人・案・申請で自然な文が変わる
英語では、拒絶された「人」を主語にするか、通らなかった「物事」を主語にするかを選びます。採用なら I was rejected for the position. と人を主語にできますが、提案なら My proposal was rejected. のほうが自然です。日本語の「私は提案を拒絶された」に引っ張られて I was rejected my proposal. とは言いません。
- My loan application was rejected.
私のローン申請は却下されました。 - I was turned down for the role.
私はその役に選ばれず、断られました。 - Our request for more time was denied.
期限延長の申し出は認められませんでした。 - We were denied the opportunity to respond.
私たちは返答する機会を与えられませんでした。
拒絶の事実と「拒絶された気持ち」を分ける
I was rejected. は選考・恋愛などで実際に断られた事実を表します。I felt rejected. は、返事がない、仲間に入れてもらえないなどの経験から「拒絶されたように感じた」という気持ちです。相手が明確に拒んだと断定できない場面では felt を使うと自然で、言い過ぎも避けられます。
- I felt rejected when they stopped inviting me.
誘われなくなり、拒絶されたように感じました。 - She didn’t reject me; she just needed more time.
彼女は私を拒絶したのではなく、もう少し時間が必要だっただけです。 - The silence felt like a rejection.
返事がないことが拒絶のように感じられました。
また、制度上の決定を柔らかく伝えるなら was not approved、日常の誘いを丁寧に断られたなら declined も使えます。すべてを強い reject にせず、相手の判断の種類と場面の丁寧さを見て選ぶのがコツです。
FAQ
「応募して拒絶された」は英語で?
My application was rejected. が基本です。自分を主語にして I was rejected for the job. とも言えます。
rejectとrefuseの違いは?
reject は案・応募・人などを受け入れない判断、refuse は人が何かをすることを拒む行動が中心です。reject the proposal、refuse to sign のように使い分けます。
get rejectedとbe rejectedの違いは?
どちらも「拒絶される」ですが、get rejected は出来事や結果を会話的に述べ、be rejected は状態・事実を中立的に述べます。面接後の会話では I got rejected. も自然です。
まとめ
案・応募・申請が通らない「拒絶される」は be rejected、人から誘いや申し出を断られるなら be turned down、許可・権利・アクセスを認められないなら be denied が基本です。「相手に〜するのを拒まれた」は、拒んだ人を主語にして someone refused to … とすると自然です。









