
『デンジャラス・ビューティー』(原題:Miss Congeniality)は、実力派の女性FBI捜査官が、美人コンテストへ潜入するアクションコメディです。
主人公グレイシーは、華やかなドレスや優雅な歩き方とは無縁。しかし、任務のために外見や振る舞いを変えながらも、率直さと正義感は失いません。笑いながら元気をもらえ、短く力強い英語表現も覚えられる作品です。
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映画『デンジャラス・ビューティー』とは
2000年公開のアメリカ映画で、監督はドナルド・ペトリ。サンドラ・ブロックが主演と製作を務め、マイケル・ケイン、ベンジャミン・ブラット、キャンディス・バーゲン、ウィリアム・シャトナーらが共演しています。
FBI捜査官グレイシー・ハートは、現場で命令を無視した結果、内勤へ回されてしまいます。そんななか、爆破事件を起こしてきた犯罪者が、ミス・アメリカ・コンテストを次の標的にしたと考えられる脅迫状を送ってきます。
FBIは女性捜査官を出場者として潜入させることを決め、グレイシーが「ミス・ニュージャージー」に変身することに。美容コンサルタントのビクターから厳しい指導を受けながら、事件とコンテストの両方に挑みます。

原題Miss Congenialityの意味
congenialityは「親しみやすさ」「感じのよさ」を表す名詞です。美人コンテストのMiss Congenialityは、出場者同士の投票などで選ばれる「最も親しみやすい人」「ミス・フレンドシップ」に近い賞を指します。
無愛想で人付き合いが得意とはいえないグレイシーが、このタイトルとどう結びつくのかも作品の見どころです。邦題はアクション面を強く打ち出した『デンジャラス・ビューティー』になっています。
『デンジャラス・ビューティー』で覚えたい英語表現
1.By the way|ところで
By the wayは、話題を切り替えるときの定番表現です。それまでの会話から少し離れたことを思い出して伝えるときに使います。
By the way, what are you doing this weekend?
ところで、今週末は何をするのですか。
By the way, did you call Anna?
ところで、アンナに電話しましたか。
2.chew with your mouth closed|口を閉じて噛む
chewは、食べ物を歯で繰り返し「噛む・咀嚼する」という意味です。一度ガブッと噛む動作を表すbiteとは異なります。
Please chew with your mouth closed.
口を閉じて噛んでください。
Chew your food well.
食べ物をよく噛んでください。
He bit into the apple and chewed slowly.
彼はリンゴにかぶりつき、ゆっくり噛みました。
3.whatever|何でも・何が起きても
whateverには、大きく分けて「〜するものは何でも」と「何が〜しても」という使い方があります。
I’ll do whatever you want me to do.
あなたが私にしてほしいことなら何でもします。
Take whatever you need.
必要なものは何でも持っていってください。
Whatever happens, stay calm.
何が起きても、落ち着いていてください。
最後の例では、主語がwhateverなので動詞は三人称単数のhappensです。元記事のwhatever happenは誤りでした。また、「彼女は私のすることが何でも気に入らない」なら、自然な英語はShe doesn’t like anything I do.です。
whatever you needとwhatever happensでは文中での役割が違います。仕組みから整理したい方は、be:RIZEのwhateverの意味・使い方も参考にしてください。
4.Don’t mess with me.|私を甘く見ないで・ちょっかいを出さないで
mess with …は、相手や物事に「ちょっかいを出す」「からかう」「余計なことをする」という句動詞です。
Don’t mess with me.
私にちょっかいを出さないで。/私を甘く見ないで。
Are you messing with me?
私をからかっているのですか。
Don’t mess with the settings.
設定を勝手にいじらないでください。
Don’t mess with me.は状況によっては「私を怒らせないほうがいい」という強い警告にもなります。軽く「放っておいて」と言うだけなら、Just leave me alone for a minute.のほうが安全です。

5.I’m starved.|お腹がぺこぺこ
I’m starved.は、会話で「ものすごくお腹が空いた」と強調する表現です。文字どおり餓死しかけているという意味ではなく、通常は大げさな言い方として使われます。
I haven’t eaten all day. I’m starved.
今日は一日何も食べていません。お腹がぺこぺこです。
より一般的で穏やかな言い方はI’m really hungry.です。
元記事の面白さを残したポイント
ビクターに細かく指導され、疲れ切ったグレイシーが皮肉を返す場面には、彼女らしい反骨精神が表れています。ビクターを「Yoda」と呼ぶのも、一般的な敬称ではありません。『スター・ウォーズ』の賢い師匠になぞらえながら、何でも教えたがる相手をからかう呼びかけです。
外見が華やかに変わっても、グレイシーの豪快な性格とユーモアはそのまま。この「変身しても自分らしさを失わない」点が、本作が長く愛される理由でしょう。
続編『デンジャラス・ビューティー2』
2005年には続編『デンジャラス・ビューティー2』が公開されました。前作の事件で有名になったグレイシーが、FBIの広報的な役割と新たな事件の間で奮闘します。第1作が気に入った方は、あわせて楽しめます。
まとめ
『デンジャラス・ビューティー』では、次の表現を学べます。
- By the way:ところで
- chew with your mouth closed:口を閉じて噛む
- whatever:〜するものは何でも/何が〜しても
- Don’t mess with me.:ちょっかいを出さないで/甘く見ないで
- I’m starved.:お腹がぺこぺこ
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