
stand your ground は、「自分の立場を譲らない」「圧力をかけられても一歩も引かない」という意味の英語表現です。反対されたり、考えを変えるよう迫られたりしても、自分が正しいと考える意見・決定・権利を守る場面で使います。
your は固定ではなく、主語に合わせて my / his / her / our / their に変わります。この記事では、直訳から意味を理解する考え方、語順と活用、自然な例文、dig your heels in や hold your own との違いまで解説します。
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stand your groundの意味
stand your ground の中心にあるのは、「反対・威圧・困難があっても、自分の場所や立場から退かない」という意味です。日本語では文脈により次のように訳せます。
- 自分の立場を守る
- 一歩も引かない
- 主張を曲げない
- 圧力に屈しない
- その場に踏みとどまる
I knew my proposal was reasonable, so I stood my ground.
自分の提案は妥当だと分かっていたので、私は立場を譲りませんでした。
Stand your ground and explain why the change is necessary.
一歩も引かず、なぜその変更が必要なのか説明してください。
単に「立っている」のではなく、相手から退くよう求められる状況で、それでも退かないことが重要です。
なぜ「自分の地面に立つ」が「立場を譲らない」になる?

ground は「地面」のほか、「自分が立っている場所・守るべき陣地」という感覚を持ちます。相手が近づいたり押し返そうとしたりしても、その場所に立ち続ける姿から、「自分の意見や権利を守って退かない」という比喩的な意味になりました。
このイメージは、仕事の交渉や人間関係にも使えます。実際に地面へ線が引かれている必要はありません。自分の決定や価値観が「守る場所」に置き換えられています。
しゅみすけ(大山俊輔)
所有格と動詞の形を主語に合わせる
基本の形は stand + 所有格 + ground です。誰が立場を守るのかに合わせて所有格を変えます。
- I stand my ground.:私は自分の立場を守る
- You stand your ground.:あなたは自分の立場を守る
- He stands his ground.:彼は自分の立場を守る
- She stands her ground.:彼女は自分の立場を守る
- We stand our ground.:私たちは自分たちの立場を守る
- They stand their ground.:彼らは自分たちの立場を守る
your のまま主語を変えて、He stood your ground. としないよう注意しましょう。通常は He stood his ground. です。
過去形はstood one’s ground
stand の過去形は stood です。
She stood her ground even when the client complained.
顧客に苦情を言われても、彼女は自分の立場を譲りませんでした。
命令形のStand your ground.
Stand your ground. は「引かないで」「自分の立場を守って」という励ましや指示です。文脈によっては強い響きになるため、穏やかに励ますなら Don’t be afraid to explain your position. のようにも言えます。
場面別の自然な例文
仕事・会議:方針や提案を守る
My boss wanted a cheaper design, but I stood my ground on safety.
上司はもっと安い設計を望みましたが、安全面について私は譲りませんでした。
You should stand your ground if the deadline is unrealistic.
締め切りが非現実的なら、自分の立場をはっきり守るべきです。
The team stood its ground and refused to release an unfinished product.
チームは方針を曲げず、未完成の製品を出すことを拒みました。
交渉・買い物:条件を譲らない
We stood our ground and didn’t accept the extra fee.
私たちは一歩も引かず、追加料金を受け入れませんでした。
The seller stood his ground on the price.
売り手は価格について譲りませんでした。
on the price のように on + 譲らない論点 を続けることもできます。
恋愛・人間関係:境界線を守る
I stood my ground and told him I needed time alone.
私は自分の意思を曲げず、一人になる時間が必要だと彼に伝えました。
She stood her ground when her family pressured her to change jobs.
家族に転職するよう迫られても、彼女は自分の考えを貫きました。
学校・日常:不当な圧力に屈しない
Leo stood his ground and said he hadn’t copied the homework.
レオは一歩も引かず、宿題を写していないと言いました。
Even when everyone disagreed, Emi stood her ground.
全員に反対されても、エミは自分の立場を譲りませんでした。
ネイティブが感じるニュアンス
stand your ground は、勇気・信念・自尊心を肯定的に表せます。圧力に負けず、正当な境界線や大切な方針を守るイメージです。
ただし、いつでも褒め言葉になるわけではありません。根拠が弱いのに意見を変えない人について使えば、「頑固に譲らない」という批判的な響きにもなります。
He stood his ground despite all the evidence against him.
自分に不利な証拠がそろっているのに、彼は頑として主張を変えませんでした。
「信念がある」のか「頑固なのか」は、話し手がその立場を妥当だと見ているかによって変わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
dig your heels inとの違い
dig your heels inの意味・使い方も「頑として譲らない」という意味です。かかとを地面に食い込ませ、動かされまいとするイメージから、意地を張る・変化を拒むという否定的なニュアンスになりやすい表現です。
He dug his heels in and refused to discuss any other option.
彼は意地を張り、ほかの選択肢を話し合うことさえ拒みました。
stand your ground は、自分の権利や妥当な立場を守るという肯定的な文脈でも自然です。
hold your ownとの違い
hold one’s ownの意味・使い方は、「実力のある相手にも負けずにやっていく」「引けを取らない」という意味です。競争や議論で十分に通用する能力に焦点があります。
She held her own in a debate with senior managers.
彼女は上級管理職との議論でも堂々と渡り合いました。
stand her ground なら「圧力を受けても意見を変えなかった」、held her own なら「相手に負けず十分に渡り合った」という違いです。
stick to your gunsとの違い
stick to your guns も「信念や決定を曲げない」です。最初に決めた方針を最後まで変えないことに焦点があります。stand your ground は、相手から圧力や攻撃を受けても、その場から退かないイメージがより強く出ます。
She stuck to her guns and launched the original design.
彼女は当初の方針を貫き、元のデザインを公開しました。
日本人が間違えやすいポイント
- 所有格を主語に合わせる:I stood my ground、he stood his groundです。
- 過去形をstandedにしない:正しくはstoodです。
- groundを複数形にしない:このイディオムでは通常groundです。
- 単なる「立っている」と訳さない:圧力に対して退かないことが中心です。
- 必ず肯定的とは限らない:文脈によっては頑固さへの批判になります。
簡単な英語で言い換えるなら
この表現がすぐに出てこなくても、基本的な英語で意味を伝えられます。
- I didn’t change my mind.
私は考えを変えませんでした。 - I kept saying no.
私は断り続けました。 - She didn’t give in.
彼女は屈しませんでした。 - He kept his position.
彼は自分の立場を守りました。 - We said no because it wasn’t safe.
安全ではなかったので、私たちは断りました。
「考えを変えなかった」だけでなく、なぜ譲らなかったのかを一文加えると、自然で誤解の少ない会話になります。
stand your groundを使う前に確認したいこと
この表現が合うのは、自分の意見や権利に理由があり、圧力を受けても譲らない場面です。単に頑固で人の話を聞かないこととは違います。相手の説明を聞いたうえで立場を維持するなら、肯定的な「芯がある」という響きになります。
- I listened to their concerns, but I stood my ground on the safety rule.
懸念には耳を傾けましたが、安全規則については立場を譲りませんでした。 - You can be polite and still stand your ground.
礼儀正しくしながらも、自分の立場を守ることはできます。
対立を強めたくないときは、I understand your point, but I still think …(おっしゃることは分かりますが、それでも私は〜だと思います)のように、理解を示してから意見を述べると実践しやすくなります。
まとめ
stand your ground は、直訳では「自分の地面に立ち続ける」、実際には「圧力を受けても自分の立場を譲らない・一歩も引かない」という意味です。
所有格は主語に合わせて my / your / his / her / our / their に変え、過去形は stood one’s ground とします。正当な信念を守る勇気にも、頑固さにもなり得るため、文脈と理由を意識して使いましょう。ほかの表現は英熟語・定型表現の親記事でも確認できます。










