
dig your heels in は、「頑として譲らない」「説得されても考えや計画を変えない」という意味の英語イディオムです。
直訳は「かかとを地面に食い込ませる」。前へ動かされそうになった人が、かかとで地面を踏ん張って抵抗する姿を思い浮かべると、実際のニュアンスがよく分かります。
単に「頑固な性格だ」と説明するより、誰かから変えるように求められているのに、動かされまいとして譲らない場面で特に自然です。
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dig your heels inの意味は「頑として譲らない」
dig your heels in は、自分の意見・計画・条件・行動を変えるよう求められても、それを拒んで同じ立場を取り続けることを表します。
- 説得されても意見を変えない
- 頼まれても計画を変えない
- 交渉で条件を譲らない
- 反対されても決定を押し通す
日本語では「意地を張る」「頑として譲らない」「態度を硬化させる」などが文脈に合います。
しゅみすけ(大山俊輔)
直訳からニュアンスを理解しよう
dig は「掘る・食い込ませる」、heel は「かかと」です。したがって、文字どおりには「かかとを地面に食い込ませる」となります。
- 直訳:かかとを地面に食い込ませる
- 実際の感覚:動かされまいと踏ん張り、考えや計画を変えない
綱引きや、進みたくない犬を想像してみてください。後ろへ体重をかけて足を踏ん張れば、相手に引かれても簡単には動きません。その身体的な抵抗が、意見や決定を変えない心理的な抵抗へ広がっています。

よく使われる形と語順
dig your heels in
主語に合わせて所有格を変えます。
She dug her heels in and refused to move.
彼女は頑として譲らず、動くことを拒みました。
They are digging their heels in over the new policy.
彼らは新しい方針について頑として譲ろうとしていません。
dig in your heelsも使える
dig in your heels という語順も使われます。意味に大きな違いはありません。
He dug in his heels when we asked him to reconsider.
私たちが考え直すよう頼むと、彼は意地を張って譲りませんでした。
dig―dug―dugに注意
dig の過去形・過去分詞は dug です。
- 現在形:dig / digs
- 過去形:dug
- 過去分詞:dug
- 進行形:digging
× She digged her heels in.
○ She dug her heels in.
日常会話での自然な例文
家族・人間関係
My dad dug his heels in and said he wasn’t moving.
父は頑として譲らず、引っ越さないと言いました。
The more I tried to persuade her, the more she dug her heels in.
私が説得しようとすればするほど、彼女はますます意地を張りました。
仕事・会議
Management dug its heels in over the return-to-office policy.
経営陣は出社方針について頑として譲りませんでした。
If both sides dig their heels in, we’ll never reach an agreement.
双方が一歩も譲らなければ、合意には決して達しません。
We suggested a smaller budget, but the client dug in their heels.
こちらはより少ない予算を提案しましたが、顧客は頑として譲りませんでした。
学校・学習
He dug his heels in when the teacher asked him to rewrite the essay.
先生が作文を書き直すよう求めると、彼は意地を張って拒みました。
買い物・交渉
The seller dug her heels in and wouldn’t lower the price.
売り手は強硬な姿勢を崩さず、値段を下げようとしませんでした。
会話ではどんな響きになる?
dig your heels in は、話し手が「もう少し柔軟になればよいのに」と感じている場面で使われることが多く、やや批判的な響きがあります。
A: Do you think Ken will change his mind?
ケンは考えを変えると思う?
B: Probably not. He’s really dug his heels in.
たぶん変えないよ。彼は完全に意地を張っているから。
ただし、必ず悪い意味になるわけではありません。不当な圧力に屈しない人を評価する文脈なら、粘り強さや意志の強さを表すこともあります。
She dug her heels in and refused to accept the unfair terms.
彼女は強い姿勢を崩さず、不公平な条件を受け入れませんでした。
stand your ground・be stubbornとの違い
| 表現 | 中心となる意味 | ニュアンス |
|---|---|---|
| dig your heels in | 変えるよう求められても譲らない | 圧力への抵抗。やや批判的なことが多い |
| stand your ground | 自分の立場を守る | 正当な立場を守る肯定的な響きも強い |
| be stubborn | 頑固である | 性格や態度を直接評価する |
| refuse to budge | 少しも動こうとしない | 立場・金額・決定を変えないことを直接表す |
stand your ground は「守るべき立場から退かない」、dig your heels in は「相手に変えさせられまいと踏ん張る」という違いがあります。
なお、「相手に負けず十分にやっていける」という意味なら、hold one’s ownの意味・使い方も確認してみてください。
日本人が間違えやすいポイント
実際に地面を掘る意味ではない
通常の会話では比喩的な決まり文句です。「かかとで穴を掘る」と訳すと意味が伝わりません。
heelは複数形にする
基本形は両足のかかとをイメージするため、heels と複数形にします。
× dig your heel in
○ dig your heels in
ただ意見を持っているだけでは使わない
この表現には、誰かが説得する、変更を求める、圧力をかけるなどの背景があります。単に意見を述べただけなら、think や believe で十分です。
自分について使うと強く聞こえることがある
I’m going to dig my heels in. は「私は絶対に譲らない」という強い宣言です。協力的に話し合いたい場面なら、I’d prefer to keep the current plan. のように理由を含めて伝えるほうが穏やかです。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え(しゅみすけ式)
このイディオムを思い出せなくても、基本的な英語で意味は十分伝えられます。
- He won’t change his mind.(彼は考えを変えようとしません)
- She refuses to change the plan.(彼女は計画を変えることを拒んでいます)
- They won’t agree.(彼らは同意しようとしません)
- Neither side will give in.(どちら側も譲ろうとしません)
He won’t change his mind. なら、中学英語だけで核心を伝えられます。そこに「説得されても踏ん張る」という絵を加えたいとき、dig his heels in が役立ちます。
まとめ
dig your heels in は、意見や計画を変えるよう求められても「頑として譲らない」ことを表すイディオムです。
- 直訳は「かかとを地面に食い込ませる」
- 外から動かそうとする圧力に抵抗する感覚がある
- dig in your heels の語順も使われる
- 過去形は digged ではなく dug
- stand your ground より、説得や変更要求への抵抗に焦点がある
- 簡単に言うなら He won’t change his mind.
ほかの定型表現も探したい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。











