
zoom through は、「場所や空間の中をものすごい速さで通り抜ける」という描写的な表現です。列車がトンネルを高速で抜ける、車が町を一気に走り抜ける、人が混雑した場所を勢いよく進む、といった場面に使えます。
文脈によっては、資料・本・作業などを「非常に速く見ていく」「どんどん進める」という比喩にもなります。ただし、単に完了が速いことを表すなら zip through、簡単に成功するなら breeze through のほうが定番です。
しゅみすけ(大山俊輔)
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zoom throughの意味と成り立ち
zoom は動詞で「猛スピードで動く」「ビューンと進む」、through は「~の中を通り抜けて」「最初から最後まで」という意味です。合わせると、空間や過程の中を高速で進み、反対側や終点まで抜けるイメージになります。
- zoom through a tunnel:トンネルを猛スピードで通り抜ける
- zoom through town:町を勢いよく駆け抜ける
- zoom through traffic:交通の流れの中を素早く進む
- zoom through a book:本を非常に速いペースで読み進める
- zoom through the work:仕事をどんどん進める
過去形・過去分詞は zoomed、現在分詞は zooming です。m は重ねず、そのまま -ed、-ing を付けます。
zoom throughのニュアンス
zoom through の中心は、中を通る動きと強い速度感です。単に早く終わったという結果より、「勢いよく中を進んでいく過程」を映像のように描きます。
物理的な移動では自然で分かりやすい表現です。比喩的に仕事・本・資料などへ使うと、スムーズに速く進んだことを表せますが、丁寧さや理解度までは保証しません。「急ぎすぎて雑だった」と批判するなら rush through が適切です。
zoom throughの自然な使い方と例文
1. トンネルや通路を高速で抜ける
The train zoomed through the tunnel.
列車はトンネルを猛スピードで通り抜けました。
A cyclist zoomed through the narrow passage.
自転車に乗った人が細い通路を勢いよく駆け抜けました。
We zoomed through the underpass and came out by the river.
私たちは地下道を一気に抜け、川のそばへ出ました。
through の後ろには、トンネル・通路・門・建物など、入口と出口を意識できる空間を置けます。
2. 町や地域を一気に通過する
The express train zoomed through several small towns.
急行列車はいくつもの小さな町を一気に通過しました。
We zoomed through the countryside on the new highway.
私たちは新しい高速道路で田園地帯を勢いよく走り抜けました。
The bus zoomed through the city before sunrise.
バスは日の出前の街を勢いよく走り抜けました。
場所の中を通過するので through を使います。場所の前やそばを通過するなら zoom past です。
3. 人混みや交通の中を素早く進む
She zoomed through the crowd to catch her train.
彼女は電車に乗るため、人混みの中を素早く進みました。
The scooter zoomed through heavy traffic.
そのスクーターは激しい交通の中を勢いよく進みました。
この用法では速さや機敏さを表せますが、危険なすり抜けを肯定する表現ではありません。安全について述べる必要がある場合は、その情報を別に加えます。
4. 本・資料・作業を速く進める
I zoomed through the report before the meeting.
私は会議前にレポートをものすごい速さで読み進めました。
She zoomed through the first three chapters in one evening.
彼女は一晩で最初の3章を一気に読み進めました。
Once we understood the system, we zoomed through the remaining tasks.
仕組みを理解すると、私たちは残りの作業をどんどん進めました。
「ざっと目を通す」なら skim、「完了まで素早く片づける」なら zip through もよく使われます。zoom through は、進行速度を生き生きと表す口語的な選択です。

似た表現との違い
zoom throughとzip throughの違い
zip through は「素早く通り抜ける」「作業を手早く終える」という表現です。zoom through より軽快で、短い作業を小気味よく片づける場面にも自然です。zoom through は、より強い速度と勢いを描きます。
She zipped through her morning emails.
彼女は朝のメールを手早く処理しました。
zoom throughとrush throughの違い
rush through は「急いでやる」という意味で、時間に追われたり、十分な注意を払わず雑になったりする含みを持つことがあります。zoom through は速度感を描きますが、それだけで雑だったとは限りません。
Don’t rush through the safety check.
安全確認を急いで雑に済ませないでください。
zoom throughとbreeze throughの違い
breeze through は「難しいことを楽々と終える・合格する」という意味です。速さよりも、本人にとって簡単だったことが中心です。
She breezed through the interview.
彼女は面接を難なくこなしました。
zoom throughとgo throughの違い
go through は「~を通り抜ける」「最初から最後まで確認する」という中立的な表現です。速さを含みません。丁寧な確認なら go through、強い速度感を描くなら zoom through を使います。
Let’s go through the contract carefully.
契約書を丁寧に確認しましょう。
よくある間違いと注意点
- zoom threw と書く:「~を通って」は through です。threw は throw の過去形です。
- zoom through past the station と重ねる:駅の中を通るなら zoom through the station、駅の前を通過するなら zoom past the station とします。
- 過去形を zoommed とする:zoomed が正しい綴りです。
- 丁寧な確認に使う:zoom through は速さを強調します。細部まで確認するなら go through carefully が自然です。
- いつでも「簡単だった」と考える:楽々こなしたことを明確に言うなら breeze through を使います。
- いつでも「雑だった」と考える:zoom through 自体は必ずしも否定的ではありません。急ぎすぎを批判するなら rush through が明確です。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単に言い換えるなら
- move through very fast:中をものすごい速さで進む
- go through quickly:素早く通り抜ける/進める
- pass quickly through:~の中を素早く通過する
- finish very quickly:非常に速く終える
- move from start to finish fast:最初から最後まで速く進む
The train zoomed through the tunnel. は、やさしく言えば The train went through the tunnel very fast. です。zoom を使うと、勢いのある動きを一語で表せます。
関連表現
- zoom past:人や場所のそばを猛スピードで通り過ぎる
- zoom around:あちこちを勢いよく動き回る
- zoom off:猛スピードで走り去る
- zip around:あちこちを素早く軽快に動き回る
- fly through:飛ぶように通り抜ける/非常に速く終える
- work through:問題や作業に順番に取り組む
まとめ
zoom through は、「場所や空間の中をものすごい速さで通り抜ける」という表現です。仕事・本・資料などを非常に速く進める比喩にも使えます。強い速度と勢いなら zoom through、軽快に手早く終えるなら zip through、急ぎすぎや雑さを示すなら rush through、楽々こなすなら breeze through と使い分けましょう。









