
仕事中に「不具合を再現する」と言いたいとき、日本語の1語だけを見て英単語を選ぶと、作業の段階や目的がずれることがあります。この記事では、実務で使いやすい表現を場面別に整理し、目的語・前置詞・語順、フォーマル度、自然な例文まで解説します。
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「不具合を再現する」の英語は?先に結論
ソフトウェアの不具合を同じ条件で起こすなら reproduce the bug が標準的です。結果や実験を同じように再現するなら replicate、状況を作り直すことを強調するなら recreate the issue が使えます。
| 英語表現 | 中心の意味 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| reproduce the bug | 不具合を再現する | バグ報告・QA・サポートで最も一般的。can / cannot reproduce の形も頻出。 |
| replicate the issue | 同じ条件・結果を再現する | 別環境でも同じ結果になるか検証する響き。研究・試験にも使う。 |
| recreate the situation | 問題が起きた状況を作り直す | 手順や環境を組み直すことに焦点。bug より situation / conditions と相性がよい。 |
どれか1語が常に正解なのではありません。「操作・処理をしたのか」「相手へ返答したのか」「結果が確定したのか」のように、日本語の中身を一段具体化して選ぶのがコツです。
しゅみすけ(大山俊輔)
3つの表現の違いと使い方

reproduce the bug
不具合を再現するという意味です。バグ報告・QA・サポートで最も一般的。can / cannot reproduce の形も頻出。
主語には I / we / the team、目的語には具体的な文書・ファイル・課題・期限などを置くと、誰が何をするのかが明確になります。完了報告なら過去形または現在完了、依頼なら Please / Could you …?、予定なら will / need to を使い分けましょう。
replicate the issue
同じ条件・結果を再現するという意味です。別環境でも同じ結果になるか検証する響き。研究・試験にも使う。
主語には I / we / the team、目的語には具体的な文書・ファイル・課題・期限などを置くと、誰が何をするのかが明確になります。完了報告なら過去形または現在完了、依頼なら Please / Could you …?、予定なら will / need to を使い分けましょう。
recreate the situation
問題が起きた状況を作り直すという意味です。手順や環境を組み直すことに焦点。bug より situation / conditions と相性がよい。
主語には I / we / the team、目的語には具体的な文書・ファイル・課題・期限などを置くと、誰が何をするのかが明確になります。完了報告なら過去形または現在完了、依頼なら Please / Could you …?、予定なら will / need to を使い分けましょう。
仕事でそのまま使える例文
- I was able to reproduce the bug.
不具合を再現できました。 - We can’t reproduce the issue on our test device.
テスト端末では不具合を再現できません。 - Please send the steps to reproduce the problem.
問題の再現手順を送ってください。 - The team replicated the issue in a clean environment.
チームはクリーンな環境で同じ不具合を再現しました。 - Can you replicate the same behavior on Windows?
Windowsでも同じ動作を再現できますか。 - We recreated the conditions from the customer’s report.
顧客の報告時の条件を作り直しました。 - The bug occurs only when two tabs are open.
そのバグはタブを2つ開いたときだけ発生します。 - It happens consistently after the third step.
3番目の手順のあと毎回発生します。 - I reproduced it using version 4.2.
バージョン4.2で再現しました。 - We need more details to reproduce the error.
エラーを再現するにはさらに詳しい情報が必要です。
完了報告では I did … だけで終えず、必要に応じて対象・期限・現在の状態を続けると実務的です。依頼文では命令形だけでも文法上は正しいものの、Could you …? や Please … を使うと相手との距離に合わせやすくなります。
語順・目的語・前置詞のポイント
英語では動詞の直後に「何を」を置くのが基本です。日本語は目的語を省略しても通じますが、英語では it / the file / the comment / the deadline などを明示すると自然です。対象や範囲を追加する場合は、各表現が要求する前置詞まで含めてひとかたまりで覚えましょう。
すでに完了した報告は I + 過去形、完了した結果が今も重要なら I’ve + 過去分詞、これからの対応は I’ll + 動詞で表せます。受け身は対象を主役にしたいときに便利ですが、責任者を明確にする連絡では能動態のほうが短く明瞭です。
フォーマルとカジュアルの使い分け
社外メールや正式な報告では、専門的で範囲が明確な表現を選び、対象と期限を添えます。社内チャットでは短い一般動詞でも十分です。ただし、カジュアルな語を使うことと情報を省くことは別です。「何を」「いつまでに」「現在どうなっているか」は必要に応じて残しましょう。
相手へ問題を伝えるときは断定の強さにも注意します。確認途中なら It appears that … / We’re still checking …、確認済みなら We confirmed that … と段階を示すと、過度な断定や曖昧さを避けられます。
日本人が間違えやすいポイント
repeat the bug でも意図を推測できる場合はありますが、技術文脈の定番は reproduce です。再現できない場合は The bug is not reproduced より We couldn’t reproduce the bug のように検証者を主語にすると自然です。再現手順は reproduction steps より steps to reproduce が実務で広く使われます。
辞書の最初の訳だけで選ばず、英語の目的語との自然な組み合わせを確認しましょう。同じ日本語でも、人・文書・予定・システムのどれを扱うかによって自然な動詞が変わります。
しゅみすけ式:難しい単語が出ないときの言い換え
専用表現を思い出せないときは、基本動詞で「行動」「目的」「結果」を説明します。1文へ詰め込まず、必要なら2文に分けるのがポイントです。
- I followed the same steps, and the error happened again.
簡単な語で、何をしたかを直接説明する言い方です。 - I tried it on another computer, but it worked normally.
目的や結果を言い換えると、専門語が出なくても伝わります。 - Please tell me exactly what you did before the error.
短い文に分ければ、誤解を減らせます。
まず事実を短く伝え、そのあとに理由や次の行動を足します。たとえば I changed it. Please check the new version. のように分けるだけでも、会話は止まりません。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現も一緒に覚えよう
発生頻度は always / sometimes / intermittently、環境は on Windows / in version 4.2、条件は when / only if で足すと報告が具体的になります。
関連語は単語帳のように並べるより、「依頼する→作業する→報告する→確認してもらう」という仕事の流れに沿って例文にすると定着しやすくなります。
まとめ
ソフトウェアの不具合を同じ条件で起こすなら reproduce the bug が標準的です。結果や実験を同じように再現するなら replicate、状況を作り直すことを強調するなら recreate the issue が使えます。 まず最も一般的な表現を1つ使えるようにし、場面を細かく言い分けたいときに他の表現を追加しましょう。最後に目的語と前置詞を確認すれば、直訳調を避けた自然な仕事英語になります。
仕事で使う表現をさらに広げたい方は、ビジネス・仕事で使う英語コロケーション一覧や、英語メールの書き方・フレーズ一覧もあわせて確認してください。










