
仕事で「経費精算を申請する」と伝えたいとき、日本語に英単語を一つ当てはめるだけでは、誰が何をどの段階まで行ったのかが曖昧になることがあります。この記事では、実務で自然な表現を場面別に分け、目的語・前置詞・語順、フォーマル度、すぐ使える例文まで解説します。
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「経費精算を申請する」の英語は?先に結論
経費報告書を正式に提出するなら submit an expense claim、手続きを開始・登録するなら file an expense claim、立替費用の払い戻しを求めるなら claim expenses が自然です。
| 英語表現 | 中心の意味 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| submit an expense claim | 経費精算申請を提出する | 承認フローへ書類やデータを送る行為に焦点。 |
| file an expense claim | 経費申請を正式に登録する | 申請を所定の制度へ提出・記録する硬めの表現。 |
| claim expenses | 経費を申請して払い戻しを求める | イギリス英語で特に一般的。claim travel expenses のように費目を置く。 |
英語を選ぶ前に、日本語の「経費精算を申請する」が、作業そのもの、正式な手続き、相手への通知、結果のどれを中心にしているかを考えます。同じ場面でも、操作を説明するときと、完了を報告するときでは自然な表現が変わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
3つの表現の違いと使い方

submit an expense claim
経費精算申請を提出するという意味です。承認フローへ書類やデータを送る行為に焦点。
依頼では Could you …?、完了報告では過去形または現在完了、予定では will を使えます。対象・期限・理由を具体的に続けると、受け手が次の行動を判断できます。
file an expense claim
経費申請を正式に登録するという意味です。申請を所定の制度へ提出・記録する硬めの表現。
依頼では Could you …?、完了報告では過去形または現在完了、予定では will を使えます。対象・期限・理由を具体的に続けると、受け手が次の行動を判断できます。
claim expenses
経費を申請して払い戻しを求めるという意味です。イギリス英語で特に一般的。claim travel expenses のように費目を置く。
依頼では Could you …?、完了報告では過去形または現在完了、予定では will を使えます。対象・期限・理由を具体的に続けると、受け手が次の行動を判断できます。
仕事でそのまま使える例文
- I submitted an expense claim yesterday.
昨日、経費精算を申請しました。 - Please submit your report by Friday.
金曜日までに経費報告書を提出してください。 - She filed a claim for her hotel expenses.
彼女はホテル代の経費申請をしました。 - You can file the claim online.
オンラインで申請を登録できます。 - Employees may claim reasonable travel expenses.
従業員は妥当な交通費を申請できます。 - I claimed the taxi fare as a business expense.
タクシー代を業務経費として申請しました。 - Attach a receipt for each item.
各項目に領収書を添付してください。 - The claim is waiting for manager approval.
申請は上司の承認待ちです。 - This expense exceeds the daily limit.
この経費は1日の上限を超えています。 - Reimbursement will be paid next month.
払い戻しは来月支払われます。
短い社内チャットで伝える
社内チャットでは、最初に状況を一文で示し、必要なら次の対応を続けます。完了したなら I’ve …、進行中なら I’m … now、これから行うなら I’ll … と時制を明確にします。相手の確認が必要なら Could you check …?、返信期限があるなら by Friday のように締切を添えます。
社外メールで丁寧に伝える
社外メールでは、丁寧な単語を一つ選ぶだけでなく、対象・理由・期限・影響を具体的に書くことが大切です。Please note that … で注意点を示し、必要な行動は Could you please …? で依頼できます。変更や却下など相手に負担が生じる連絡では、理由と代替案を別の文で示します。
語順・目的語・前置詞のポイント
日本語では主語や目的語を省略できますが、英語では「誰が」「何を」「誰に・どこへ」を示すのが基本です。動詞だけを覚えず、add A to B、notify A of B、submit A to B のように実際の型で覚えます。代名詞を使う場合は、対象が何を指すか分かる直前の文脈を用意しましょう。
行為者を明確にするなら能動態、対象の状態や決定結果を中心にするなら受け身が便利です。ただし、受け身ばかりにすると担当者が見えなくなります。責任の所在が必要な連絡では We / I / the accounting team などを主語に置きます。
日常会話と仕事、フォーマル度の違い
同僚との会話では基本動詞を使った短い表現が自然です。正式な記録や規定では、意味が限定された動詞を使うと判断が明確になります。ただし、難しい語ほど丁寧になるわけではありません。Please、Could you、Thank you for …、理由の説明を組み合わせるほうが自然な配慮になります。
完了・進行中・予定を言い分ける
完了済みなら I did … / I’ve done …、今まさに処理しているなら I’m working on …、次に行うなら I’ll … を使います。「確認中」を完了と誤解されないよう、I’m checking it now. I’ll update you by three. のように、現在の状態と次の報告時刻を二文に分けます。
対象と範囲を具体化する
the file、the final version、slide five、the invoice total のように対象を絞ると、一般的な動詞でも十分正確になります。全体に影響するのか、一部だけなのか、社内だけか外部にも影響するのかを添えれば、相手は余計な確認をせずに行動できます。
日本人が間違えやすいポイント
apply expenses とは言いません。申請書は expense claim / expense report、行為は submit / file / claim を使います。reimburse は会社側が従業員へ払い戻す動詞なので、従業員が申請する場面の主語では submit a claim が明確です。
辞書の日本語訳だけで選ばず、自然な目的語との組み合わせ、自動詞・他動詞、前置詞の有無を確認しましょう。似た動詞でも、行為・正式な判断・現在の状態のどこに焦点を置くかによって自然さが変わります。
しゅみすけ式:難しい単語が出ないときの言い換え
専門語が思い出せないときは、基本動詞で「何をしたか」「今どうなっているか」「次にどうするか」を説明します。一文に詰め込まず、事実・理由・次の行動を二つか三つの短い文に分けると、文法を複雑にせず正確に伝えられます。
- I paid for the hotel and asked the company to pay me back.
ホテル代を払い、会社に返してもらうよう頼みました。 - I put the cost and receipt in the company system.
費用と領収書を社内システムに入れました。 - My manager has not approved it yet.
上司はまだ承認していません。
make、get、put、do、go、come、have、be、send、check のような基本語でも、対象と日時が具体的なら用件は伝わります。難しい専門語を思い出そうとして沈黙するより、結果や目的を説明して会話を前へ進めましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現も一緒に覚えよう
経費報告書 expense report、立替 out-of-pocket expense、払い戻し reimbursement、承認 approval、上限 limit、費目 expense category が関連語です。
関連語は単独で暗記せず、「依頼する→処理する→状態を報告する→確認・承認する」という仕事の流れに置くと使いやすくなります。自分の業務で実際に使う文書名、部署名、期限へ置き換えて練習してください。
短いやり取りへ組み込む方法
実際の会話では、要点を先に述べ、相手へ求める行動を続けます。I’ve taken care of it. Could you check it when you have time? のように完了報告と確認依頼を分けます。未完了なら I’m working on it now. I’ll update you by three. と現在の状態と次の報告時刻を示します。
まとめ
経費報告書を正式に提出するなら submit an expense claim、手続きを開始・登録するなら file an expense claim、立替費用の払い戻しを求めるなら claim expenses が自然です。 まず最も一般的な表現を一つ使えるようにし、正式度や作業範囲を示したいときだけ別の表現へ切り替えます。最後に目的語、前置詞、時制を確認すれば、直訳調を避けた自然な仕事英語になります。
関連表現は、ビジネス英語のコロケーション一覧と英語メールの書き方・フレーズガイドでも確認できます。










