
仕事で「申請を却下する」と伝えたいとき、日本語に英単語を一つ当てはめるだけでは、誰が何をどの段階まで行ったのかが曖昧になることがあります。この記事では、実務で自然な表現を場面別に分け、目的語・前置詞・語順、フォーマル度、すぐ使える例文まで解説します。
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「申請を却下する」の英語は?先に結論
審査の結果として申請を却下するなら reject the application、許可や給付を認めないなら deny the application、丁寧に受け入れないと伝えるなら decline the request が自然です。
| 英語表現 | 中心の意味 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| reject the application | 申請を審査して却下する | 基準を満たさない応募・申請を受理しない一般的な硬い表現。 |
| deny the application | 申請内容を認めない | 許可・ビザ・給付・アクセスなどを与えない結果に焦点。 |
| decline the request | 依頼を丁寧に断る | application より request と相性がよく、対人連絡で角を立てにくい。 |
英語を選ぶ前に、日本語の「申請を却下する」が、作業そのもの、正式な手続き、相手への通知、結果のどれを中心にしているかを考えます。同じ場面でも、操作を説明するときと、完了を報告するときでは自然な表現が変わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
3つの表現の違いと使い方

reject the application
申請を審査して却下するという意味です。基準を満たさない応募・申請を受理しない一般的な硬い表現。
依頼では Could you …?、完了報告では過去形または現在完了、予定では will を使えます。対象・期限・理由を具体的に続けると、受け手が次の行動を判断できます。
deny the application
申請内容を認めないという意味です。許可・ビザ・給付・アクセスなどを与えない結果に焦点。
依頼では Could you …?、完了報告では過去形または現在完了、予定では will を使えます。対象・期限・理由を具体的に続けると、受け手が次の行動を判断できます。
decline the request
依頼を丁寧に断るという意味です。application より request と相性がよく、対人連絡で角を立てにくい。
依頼では Could you …?、完了報告では過去形または現在完了、予定では will を使えます。対象・期限・理由を具体的に続けると、受け手が次の行動を判断できます。
仕事でそのまま使える例文
- We rejected the application because it was incomplete.
不備があったため申請を却下しました。 - The committee rejected two applications.
委員会は2件の申請を却下しました。 - The permit application was denied.
許可申請は認められませんでした。 - Access was denied for security reasons.
セキュリティ上の理由でアクセスは認められませんでした。 - We must decline your request at this time.
現時点ではご依頼をお断りせざるを得ません。 - The manager declined the exception request.
管理者は例外申請を断りました。 - The applicant may submit a revised form.
申請者は修正版を提出できます。 - Please state the reason for the decision.
判断理由を明記してください。 - The missing document must be attached.
不足書類を添付する必要があります。 - You can appeal the decision within ten days.
10日以内に決定へ異議を申し立てられます。
短い社内チャットで伝える
社内チャットでは、最初に状況を一文で示し、必要なら次の対応を続けます。完了したなら I’ve …、進行中なら I’m … now、これから行うなら I’ll … と時制を明確にします。相手の確認が必要なら Could you check …?、返信期限があるなら by Friday のように締切を添えます。
社外メールで丁寧に伝える
社外メールでは、丁寧な単語を一つ選ぶだけでなく、対象・理由・期限・影響を具体的に書くことが大切です。Please note that … で注意点を示し、必要な行動は Could you please …? で依頼できます。変更や却下など相手に負担が生じる連絡では、理由と代替案を別の文で示します。
語順・目的語・前置詞のポイント
日本語では主語や目的語を省略できますが、英語では「誰が」「何を」「誰に・どこへ」を示すのが基本です。動詞だけを覚えず、add A to B、notify A of B、submit A to B のように実際の型で覚えます。代名詞を使う場合は、対象が何を指すか分かる直前の文脈を用意しましょう。
行為者を明確にするなら能動態、対象の状態や決定結果を中心にするなら受け身が便利です。ただし、受け身ばかりにすると担当者が見えなくなります。責任の所在が必要な連絡では We / I / the accounting team などを主語に置きます。
日常会話と仕事、フォーマル度の違い
同僚との会話では基本動詞を使った短い表現が自然です。正式な記録や規定では、意味が限定された動詞を使うと判断が明確になります。ただし、難しい語ほど丁寧になるわけではありません。Please、Could you、Thank you for …、理由の説明を組み合わせるほうが自然な配慮になります。
完了・進行中・予定を言い分ける
完了済みなら I did … / I’ve done …、今まさに処理しているなら I’m working on …、次に行うなら I’ll … を使います。「確認中」を完了と誤解されないよう、I’m checking it now. I’ll update you by three. のように、現在の状態と次の報告時刻を二文に分けます。
対象と範囲を具体化する
the file、the final version、slide five、the invoice total のように対象を絞ると、一般的な動詞でも十分正確になります。全体に影響するのか、一部だけなのか、社内だけか外部にも影響するのかを添えれば、相手は余計な確認をせずに行動できます。
日本人が間違えやすいポイント
refuse an application より reject / deny an application が自然です。deny は deny someone access のように人+対象も取れます。decline は丁寧ですが、正式な審査結果なら reject / deny のほうが明確です。却下理由と再申請可否を分けて伝えます。
辞書の日本語訳だけで選ばず、自然な目的語との組み合わせ、自動詞・他動詞、前置詞の有無を確認しましょう。似た動詞でも、行為・正式な判断・現在の状態のどこに焦点を置くかによって自然さが変わります。
しゅみすけ式:難しい単語が出ないときの言い換え
専門語が思い出せないときは、基本動詞で「何をしたか」「今どうなっているか」「次にどうするか」を説明します。一文に詰め込まず、事実・理由・次の行動を二つか三つの短い文に分けると、文法を複雑にせず正確に伝えられます。
- We cannot accept this form.
この申請書は受け付けられません。 - One document is missing.
書類が1点不足しています。 - Please fix it and send it again.
修正して再度送ってください。
make、get、put、do、go、come、have、be、send、check のような基本語でも、対象と日時が具体的なら用件は伝わります。難しい専門語を思い出そうとして沈黙するより、結果や目的を説明して会話を前へ進めましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現も一緒に覚えよう
申請者 applicant、基準 criteria、不備 incomplete、再申請 reapply、異議申立て appeal、例外申請 exception request が関連語です。
関連語は単独で暗記せず、「依頼する→処理する→状態を報告する→確認・承認する」という仕事の流れに置くと使いやすくなります。自分の業務で実際に使う文書名、部署名、期限へ置き換えて練習してください。
短いやり取りへ組み込む方法
実際の会話では、要点を先に述べ、相手へ求める行動を続けます。I’ve taken care of it. Could you check it when you have time? のように完了報告と確認依頼を分けます。未完了なら I’m working on it now. I’ll update you by three. と現在の状態と次の報告時刻を示します。
まとめ
審査の結果として申請を却下するなら reject the application、許可や給付を認めないなら deny the application、丁寧に受け入れないと伝えるなら decline the request が自然です。 まず最も一般的な表現を一つ使えるようにし、正式度や作業範囲を示したいときだけ別の表現へ切り替えます。最後に目的語、前置詞、時制を確認すれば、直訳調を避けた自然な仕事英語になります。
関連表現は、ビジネス英語のコロケーション一覧と英語メールの書き方・フレーズガイドでも確認できます。










