
提出済みの購入申請、休暇申請、稟議などを取り下げる場合、正式な撤回なのか、処理の中止なのか、発言や要請の撤回なのかで動詞が変わります。
「社内申請を取り下げる」の基本表現は withdraw an internal request です。ただし、日本語では同じ言い方でも、実際に行う操作、文書の状態、相手に求める行動によって自然な英語が変わります。この記事では、最初に使える結論から、類似表現、語順、実務メール、間違いやすい点、簡単な英語での言い換えまで整理します。
Contents
「社内申請を取り下げる」は英語で?まずは結論
| 表現 | 中心となる意味 |
|---|---|
| withdraw an internal request | 提出済みの申請を正式に撤回する基本表現 |
| cancel a request | 申請手続きや依頼を中止する一般的な表現 |
| retract a request | 言明・主張・要請を公式に引っ込める硬い表現 |
| rescind an application | 承認・決定・申請を法的・正式に取り消す非常に硬い表現 |
迷ったときは、まず withdraw an internal request を基準にしてください。そのうえで、単なる操作なのか、正式な手続きなのか、相手への情報共有なのかを考えると、より具体的な表現へ切り替えられます。仕事の英語では難しい単語そのものより、対象、期限、次の行動を明確にすることが大切です。
しゅみすけ(大山俊輔)
主要表現の意味・ニュアンスと使い分け
withdraw an internal request:提出済みの申請を正式に撤回する基本表現
withdraw an internal request は、提出済みの申請を正式に撤回する基本表現ときに適した表現です。withdraw+目的語。withdraw fromは会議・競争などから離脱するときの形です。
- I’d like to withdraw my internal request.
社内申請を取り下げたいと思います。
cancel a request:申請手続きや依頼を中止する一般的な表現
cancel a request は、申請手続きや依頼を中止する一般的な表現ときに適した表現です。システム上のキャンセル操作に自然です。審査前後のルールは組織ごとに確認します。
- You can cancel the request in the system.
システムで申請をキャンセルできます。
retract a request:言明・主張・要請を公式に引っ込める硬い表現
retract a request は、言明・主張・要請を公式に引っ込める硬い表現ときに適した表現です。誤った内容を撤回するときに使われ、通常の経費申請にはwithdrawが自然です。
- The department retracted its request for additional funding.
部署は追加予算の要請を撤回しました。
rescind an application:承認・決定・申請を法的・正式に取り消す非常に硬い表現
rescind an application は、承認・決定・申請を法的・正式に取り消す非常に硬い表現ときに適した表現です。日常の社内メールでは強すぎることが多く、規程や法務文書向けです。
- The approval was rescinded after the review.
審査後に承認が取り消されました。

仕事でそのまま使える自然な例文
- The request is still pending approval.
申請はまだ承認待ちです。 - No further action is required.
これ以上の対応は不要です。 - I submitted the request by mistake.
誤って申請を提出しました。 - Please confirm that the workflow has stopped.
ワークフローが停止したことを確認してください。
例文は単独で暗記するより、自分の部署名、案件名、日付、担当者へ置き換えて声に出すと実務で使いやすくなります。特に依頼では「何をしてほしいか」、報告では「現在どの段階か」、確認では「相手に何を答えてほしいか」を一文目で示してください。
文型・目的語・前置詞・語順のポイント
英語では動詞だけでなく、その直後に置く目的語と前置詞の組み合わせが意味を決めます。今回の中心表現は withdraw an internal request です。まずこの部分を一つのまとまりとして覚え、後ろに期限、相手、理由、場所などを加えます。
- 主語:I、we、the team、the companyなど、行動する人を示す
- 動詞+目的語:何を処理・記録・共有するのかを近くに置く
- 相手・移動先:to、with、on、inなど、表現ごとの前置詞を使う
- 期限:by Fridayは金曜日まで、until Fridayは金曜日まで継続
日本語は主語や目的語を省けますが、英語メールで省きすぎると担当と処理対象が不明になります。最初に依頼・結論を書き、次の文で理由や背景を補う順番にすると読みやすくなります。代名詞を使う場合も、itやthemが何を指すのか直前の文で明確にしてください。
日常的な社内会話とフォーマルな仕事表現
社内チャットでは短く具体的に
背景を共有している同僚には、Please stop this request. のような短い表現でも伝わります。ただし、数字、期日、対象者などを間違えると実務上の問題につながるため、必要な条件は省きません。
社外メール・正式文書では状態を明記
取引先や管理部門には、処理が予定、進行中、完了のどれなのかを時制で示します。依頼なら Could you please …?、予定なら We will …、完了報告なら We have … を使うと、相手が次に取る行動を判断しやすくなります。
Hi everyone,
I submitted this request by mistake and would like to withdraw it. No further review is required. Please confirm once the workflow has been stopped.
Best,
Yuki
丁寧さは難しい単語だけで作るものではありません。結論、理由、期限、次の連絡を順序よく書き、相手が確認しやすい形にすることが、実務では最も大切です。
日本人が間違えやすいポイント
- take down an applicationはウェブ掲載を下げるような意味になり、申請撤回には通常使いません。
- withdraw the requestとwithdraw from the projectでは前置詞の有無が違います。
- 承認済みの場合は単なるwithdrawでは処理できないことがあるため、取消手続きも確認します。
辞書の最初の訳だけで決めず、英語の目的語が自然か、前置詞が必要か、正式さが場面に合うかを確認しましょう。同じ日本語でも、操作・結果・制度上の処理で動詞が変わることがあります。
この英語が出てこなかったら?【しゅみすけ式】
専門的な表現が出てこないときは、「社内申請を取り下げる」の一語を探し続けず、①今の状態、②必要な動作、③その後の結果へ分けます。基本動詞のmake、put、send、write、stop、need、haveなどを使えば、実務上の要点は十分に伝えられます。
- Please stop this request.
この申請を止めてください。 - I don’t need this approval anymore.
この承認はもう必要ありません。 - I sent it by mistake. Please cancel it.
誤って送りました。キャンセルしてください。
一文でまとめにくければ二文にします。最初の文で状況を説明し、次の文で相手にしてほしいことを言えば、難しい専門語がなくても誤解を減らせます。また、固有名詞、数、期限を加えると、短い中学英語でも仕事の指示として機能します。
しゅみすけ(大山俊輔)
場面別に選ぶための実用チェック
誰が何をするか
自分が行う報告か、相手への依頼かを決めます。依頼なら主語を省いた命令形だけでなく、Could you …? や Would you be able to …? を使うと柔らかくなります。
どの段階まで完了しているか
作成、提出、承認、送付、完了は別の段階です。現在完了形を使う場合は、今の状態へ影響する完了として伝えます。まだ予定ならwill、手配済みの予定ならbe going toも使えます。
相手が次に確認すべきこと
返答、承認、期限、添付資料など、相手に期待する次の行動を明記します。必要なら Please confirm … や Let me know if … を最後に添えます。
よくある質問
最初に覚える表現はどれですか?
withdraw an internal request を基本にしてください。そこから、正式さ、対象、業務段階に合わせて別表現を選びます。
難しい単語を使わないと失礼ですか?
いいえ。基本動詞でも、対象、理由、期限が明確なら丁寧で実用的です。pleaseやcouldを加えるだけでなく、必要情報を順序よく示すことが重要です。
メールではどこまで説明すべきですか?
少なくとも、依頼または結論、理由、期限、次の行動を含めます。背景が長い場合も、最初の一文で要点へ直接答えてください。
まとめ|withdraw an internal requestを基本に場面で選ぶ
- withdraw an internal request:提出済みの申請を正式に撤回する基本表現
- cancel a request:申請手続きや依頼を中止する一般的な表現
- retract a request:言明・主張・要請を公式に引っ込める硬い表現
- rescind an application:承認・決定・申請を法的・正式に取り消す非常に硬い表現
「社内申請を取り下げる」は withdraw an internal request を基本に、実際の目的と業務段階で表現を切り替えます。専門語が出ないときは、Please stop this request. のように基本語で結果を説明すれば大丈夫です。
関連表現は、ビジネス英語コロケーション一覧と英語メールの書き方・フレーズ一覧でも確認できます。










