
in conclusion は、説明や議論の最後に「結論として」「最後にまとめると」と伝える表現です。学校の英作文だけでなく、プレゼン、スピーチ、会議、レポートなど、筋道を立てて話を締めくくる場面でよく使われます。
ただし、日本語の「結論から言うと」と同じ感覚で、話の冒頭に置く表現ではありません。この記事では、in conclusion の意味と語順、自然な例文、in summary・to sum up・finally との違いまで分かりやすく解説します。
Contents
in conclusionの意味は「結論として」
In conclusion, … は、それまでに述べた理由や事実を受けて、最終的な判断や要点を示す合図です。
- 結論として
- 最後にまとめると
- 以上を踏まえると
単に話を終えるだけでなく、「ここからが最終的な結論です」と聞き手や読み手に知らせる働きがあります。そのため、日常の短い会話よりも、構成のある説明で自然に響きます。
In conclusion, the new schedule will save both time and money.
結論として、新しいスケジュールは時間と費用の両方を節約できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「結論として」という意味になる?
conclusion は「結論」「締めくくり」という名詞です。in + conclusion で、話や文章を締めくくる段階に入り、最後の判断を示す感覚になります。
同じ conclusion を使っても、次の表現は役割が異なります。
- come to / reach a conclusion:結論に達する
- draw a conclusion:情報から結論を導き出す
- in the conclusion:その結論部分の中で
決まり文句として「結論として」と言うときは、冠詞のない in conclusion を使います。
使い方と語順:文頭+カンマが基本
最も自然で覚えやすい形は、文頭に置く次の語順です。
In conclusion, + 最終的に伝えたい文
導入句の後には、通常カンマを置きます。文全体を導く表現なので、主語や動詞の一部にはなりません。
仕事・プレゼン
In conclusion, we recommend starting with a small trial.
結論として、まず小規模な試験導入から始めることをお勧めします。
In conclusion, this plan is practical, affordable, and easy to maintain.
結論として、この計画は実用的で、費用を抑えられ、維持もしやすいです。
学校・学習
In conclusion, regular practice matters more than perfect grammar.
結論として、完璧な文法よりも継続的な練習のほうが大切です。
In conclusion, students learn better when they feel safe asking questions.
結論として、生徒は安心して質問できるときに、よりよく学べます。
旅行・体験のまとめ
In conclusion, the trip was challenging but worthwhile.
結論として、その旅行は大変でしたが、行く価値がありました。
In conclusion, taking the train was the best choice for our family.
結論として、私たち家族には電車を使うのが最善の選択でした。
in conclusion・in summary・to sum up・finallyの違い

in conclusion:最終的な結論を示す
理由や検討内容を踏まえ、最後の判断や主張を示します。4つの中では比較的フォーマルで、論理的な締めくくりに向いています。
in summary:要点をまとめ直す
in summary は「要点をまとめると」。主な情報を短く整理する表現で、必ずしも意見や最終判断を示すとは限りません。
In summary, sales rose in Asia and remained stable in Europe.
要点をまとめると、アジアでは売上が伸び、ヨーロッパでは安定していました。
to sum up:やや会話向きの「まとめると」
to sum up も話をまとめる合図ですが、in conclusion より少し柔らかく、口頭のプレゼンや会話でも使いやすい表現です。
To sum up, we need more time and a smaller budget.
まとめると、私たちにはもう少し時間と、より小さな予算が必要です。
finally:最後の項目・行動を示す
finally は「最後に」「ようやく」。列挙の最後の項目や、最後に行う動作を示せますが、それ自体に「結論を述べる」という意味はありません。
Finally, check your name and email address before submitting the form.
最後に、フォームを送信する前に名前とメールアドレスを確認してください。
「結論から言うと」と言いたいときは?
in conclusion は説明の最後に置く表現です。話の最初で結論を先に伝えたいなら、次の形が自然です。
- The short answer is yes.:手短に答えると、はいです。
- The bottom line is that we need more time.:結論から言うと、もっと時間が必要です。
- To get straight to the point, I can’t accept the offer.:単刀直入に言うと、その申し出は受けられません。
詳しい使い分けは、「結論から言うと」を英語でどう言う?の記事も参考にしてください。
日本人が間違えやすいポイント
1.話の冒頭で使わない
理由をまだ説明していない段階で In conclusion, … と始めると、聞き手は「もう締めくくるの?」と感じます。先に答えを言うなら The short answer is … などを選びましょう。
2.in the conclusionと混同しない
in the conclusion は、特定の文章やレポートの「結論部分で」という場所を表します。
The writer gives three suggestions in the conclusion.
筆者は結論部分で3つの提案をしています。
3.on conclusionとは言わない
「結論として」の決まった形は in conclusion です。前置詞を on に替えないようにしましょう。
4.普段の短い会話では硬くなりすぎることもある
友人との短い会話で毎回 in conclusion を使うと、スピーチのように聞こえることがあります。会話の雰囲気に合わせて、So や Overall を使うと自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
in conclusion がすぐに出てこなくても、次の基本表現で意味は十分に伝わります。
- So, I think this is the best choice.
だから、これが一番よい選択だと思います。 - Overall, the event was a success.
全体として、そのイベントは成功でした。 - The main point is that we need to act now.
大事なのは、今行動する必要があるということです。 - That’s why I recommend this plan.
だから私はこの計画をお勧めします。
短く言い直して要点を示す表現については、「要するに」を英語で言う表現もあわせて確認できます。
まとめ
in conclusion は「結論として」「最後にまとめると」という意味で、説明や議論の最後に最終的な判断を示す表現です。基本の形は In conclusion, + 文。レポート、英作文、スピーチ、プレゼンなど、構成のある場面で特に自然です。
要点の整理なら in summary、少し柔らかくまとめるなら to sum up、最後の項目を示すなら finally と使い分けましょう。話の冒頭で「結論から言うと」と伝えたい場合は、The short answer is … や The bottom line is … が適しています。
ほかの定型表現も知りたい方は、英熟語・定型表現の一覧をご覧ください。









