時間・タイミングの英語イディオム一覧|締め切り・ぎりぎり・頻度・機会の表現

時間・タイミングの英語イディオム一覧

時間に追われる、締め切り直前に決める、最後までもつれる、めったに起きない、思いつきで行動する、好機を逃す。英語には、時計、競走のゴール線、月、船などのイメージを使って、時間やタイミングを短く表すイディオムがたくさんあります。

このページでは、時間・タイミングを表す英語イディオムを、締め切り、一瞬と継続、頻度、突然の行動、先送り、機会という切り口で整理しました。気になる表現は一覧のリンクから個別記事へ進み、例文や似た表現との違いまで確認できます。

しゅみすけ(大山俊輔)

時間のイディオムは、「いつ」「どのくらい」「どれくらい頻繁に」のどれを答える表現か分けると覚えやすくなります。

Contents

時間・タイミングの英語イディオム一覧

切り口 イディオム 主な意味
土壇場 at the eleventh hour 土壇場で、ぎりぎりになって
最後までもつれる down to the wire 結果が最後の瞬間まで決まらない
ぎりぎり間に合う under the wire 締め切り直前に間に合って
開始時刻 zero hour 重大な行動の開始時刻・決定的瞬間
間一髪 saved by the bell 終了の合図などで危機を免れる
一瞬 in the blink of an eye まばたきする間に、一瞬で
連日の反復 day in, day out 毎日毎日、来る日も来る日も
働き過ぎ burn the candle at both ends 朝から晩まで無理をして消耗する
ごくまれ once in a blue moon めったにない、ごくまれに
ときどき once in a while たまに、ときどき
時折 every so often 時々、たまに
ほぼない hardly ever めったに~しない
即座に at the drop of a hat 合図一つで、すぐに
思いつき on the spur of the moment その場の思いつきで
先送り kick the can down the road 問題を解決せず将来へ先送りする
仕事を終える call it a day 今日はここまでにする
好機を逃す miss the boat 行動が遅れて機会を逃す
遅くてもよい better late than never 遅れても、やらないよりよい

締め切り・ぎりぎりを表すイディオム

at the eleventh hour:土壇場で

at the eleventh hourは、締め切りや決定の直前、もう時間がほとんど残っていない段階を表します。「11時」は、12時になる直前の最後の時間という比喩です。

They changed the plan at the eleventh hour.
彼らは土壇場で計画を変更しました。

down to the wire:最後の瞬間までもつれる

競走のゴールに張られた線まで勝敗が分からないイメージです。選挙、試合、交渉、締め切り作業など、結果や完了が最後の瞬間まで確定しない状況に使います。

The negotiations went down to the wire.
交渉は最後の最後までもつれました。

under the wire:ぎりぎり間に合って

down to the wireが「最後までもつれる過程」を描くのに対し、under the wireは締め切り直前でも実際に間に合った結果へ焦点を置きます。提出、申請、到着などによく使われます。

一瞬・継続・頻度を表すイディオム

in the blink of an eye:一瞬で

まばたき一回ほどの短さから、出来事が驚くほど速く起きたり、時間がすぐに過ぎたりすることを表します。The children grew up in the blink of an eye. なら、実際の一瞬ではなく「振り返れば、あっという間に成長した」という感覚です。

day in, day out:毎日毎日

長期間、同じことを繰り返す表現です。単なる every day よりも、反復の長さや単調さ、努力の積み重ねを感じさせます。文脈によって、称賛にも疲れや不満にもなります。

once in a blue moon:めったにない

直訳は「青い月に一度」。非常にまれな出来事を表します。once in a whileevery so oftenも「たまに」ですが、once in a blue moonのほうが頻度はずっと低くなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

頻度表現は、every so often、once in a while、once in a blue moon、hardly everの順に、自分の生活例を作ると違いが見えます。

時間・タイミングの英語イディオムの直訳と実際の意味

突然の行動・思いつきを表すイディオム

at the drop of a hat:すぐに、ためらわず

帽子を落とすことが開始の合図だったイメージから、合図一つですぐに行動することを表します。準備が早い、いつでも喜んで行うという肯定的な文脈にも、考えずすぐ行動するという文脈にも使えます。

on the spur of the moment:その場の思いつきで

事前に計画しておらず、その瞬間の気分や刺激で決めたことを表します。We booked the trip on the spur of the moment.なら「私たちは思いつきで旅行を予約した」です。行動の速さより、計画がなかったことが中心です。

先送り・終了・好機を表すイディオム

kick the can down the road:問題を先送りする

道路の缶を前へ蹴り、自分の目の前から一時的に遠ざけるイメージです。問題は解決しておらず、将来の自分や別の人へ負担を移しただけ、という批判的なニュアンスがあります。

call it a day:今日はここまでにする

仕事や作業をその日の区切りで終える定番表現です。完全に諦めるのではなく、今日は十分やったので続きは後日にするという意味。Let’s call it a day.は「今日はここまでにしましょう」です。

miss the boat:好機を逃す

出航した船に乗り遅れる直訳から、行動や決断が遅れて、もう利用できない機会を逃すことを表します。I waited too long and missed the boat.なら「待ちすぎて好機を逃した」です。

better late than never:遅くても、やらないよりよい

遅刻を何でも正当化する言葉ではありません。始める、提出する、謝る、連絡するなど、本来より遅れても「結局やらない」より価値があると励ます表現です。

しゅみすけ式:簡単な英語に言い換える

イディオム 簡単な英語 日本語
at the eleventh hour at the very last moment 本当に最後の瞬間に
down to the wire until the very end 最後まで
in the blink of an eye very quickly とても速く
once in a blue moon very rarely ごくまれに
miss the boat miss the chance 機会を逃す
call it a day stop working for today 今日の仕事を終える

似た時間表現を使い分ける3つのポイント

直前の行動か、最後まで続く状況か

at the eleventh hourは土壇場で起きた変更や決定、down to the wireは結果が最後まで決まらない状況です。前者は一点の行動、後者は続いている過程を描きます。

速い決断か、無計画な決断か

at the drop of a hatは「すぐ行動できる」こと、on the spur of the momentは「前もって計画していない」ことが中心です。すぐ旅行へ行ける人と、突然旅行を決めた出来事の違いです。

たまにか、ほとんどないか

once in a whileevery so oftenは日常的な「ときどき」。once in a blue moonは非常にまれ、hardly everは否定に近い「めったに~しない」です。

場面別の短い会話例

A: Did you submit the application?
申請は提出しましたか。

B: Yes, I got it in under the wire.
はい、ぎりぎり間に合いました。

A: Do you eat out often?
よく外食しますか。

B: Only once in a blue moon.
ごくたまにしかしません。

A: We aren’t making progress.
進んでいませんね。

B: Let’s call it a day and start fresh tomorrow.
今日はここまでにして、明日仕切り直しましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

まず「締め切り」「頻度」「機会」から一つずつ選び、最近の自分の出来事に置き換えて声に出してみましょう。

時間イディオムを自然に使うための注意点

deadlineとtimingを混同しない

under the wireは締め切りに間に合った結果、at the eleventh hourは土壇場で起きた行動、down to the wireは最後まで結果が決まらない展開です。日本語ではどれも「ぎりぎり」と訳せますが、締め切り・行動・経過のどこへ焦点を置くかが異なります。

頻度表現は実際の回数とセットにする

「たまに」の感覚は人によって違います。英会話では once or twice a month のような具体的な回数を添えると誤解が減ります。once in a blue moonを使うなら、自分にとって本当に珍しい出来事か確認しましょう。

先送りと休憩は違う

kick the can down the roadは、未解決の問題を将来へ押し付ける批判的な表現です。一方、call it a dayは、その日の仕事に区切りをつける中立的な表現。計画的に翌日へ回すことまで「先送り」と非難するわけではありません。

よくある質問

日常会話で最初に覚えるならどれ?

call it a dayonce in a whilein the blink of an eyeat the last momentの4つが使いやすいでしょう。難しい at the eleventh hourが出てこないときは、まず簡単な at the last momentで十分伝わります。

イディオムは仕事のメールでも使える?

at the eleventh hourdown to the wirekick the can down the roadなどは社内メールや会話でも使われます。ただし正式な顧客文書では、just before the deadlinedelay the decisionのように直接表現したほうが明確な場合があります。

まとめ:時間のどの側面を伝えるかで選ぼう

時間のイディオムは、単に「時間」という日本語でまとめず、締め切り直前、最後までもつれる過程、一瞬、継続、頻度、突然の決断、先送り、好機という側面に分けると使いやすくなります。

気になった表現は一覧から個別解説へ進んでください。別テーマの表現は、英語イディオムの総合一覧から探せます。

イディオム全体から表現を探す場合は、英熟語一覧1435選|A〜Z・目的別に検索もご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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