
会議や面談の日程調整で、こちらから複数の候補を提示する場面では、日本語の「日程候補を出す」をそのまま一語へ置き換えようとすると、英語が不自然になりやすいものです。
「日程候補を出す」の基本表現は suggest some dates です。ただし、実際に行う動作、相手との関係、正式さによって別の表現が適します。この記事では、仕事で迷わず選べるように、意味、語順、例文、間違いやすい点、簡単な言い換えまで整理します。
Contents
「日程候補を出す」は英語で?まずは結論
| 英語表現 | 意味・使う場面 |
|---|---|
| suggest some dates | 気軽に候補日を提案する |
| propose a few dates | やや正式に具体案を提示する |
| offer several time slots | 相手が選べる日時を差し出す |
| send my availability | 自分の空き時間を伝える |
suggestは柔らかな提案、proposeは検討対象となる案の提示、offerは相手に選択肢を渡す感覚です。dateは日付、time slotは具体的な時間帯、availabilityは空いている時間全体を表します。
最初に覚えるなら suggest some dates で十分です。そのうえで、相手に何をしてほしいのか、どこまで正式に確定しているのかを考えると、表現を選びやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
主要表現のニュアンスと使い分け
suggest some dates:最も一般的な言い方
suggest some dates は、このテーマで最初に使いやすい表現です。社内の会話、メール、チャットで幅広く使えます。目的語を省きすぎず、何について話しているかを明示すると誤解を防げます。
propose a few dates:場面や形式をはっきり示す
propose a few dates は、単なる動作だけでなく、提案・形式・処理方法などを明確にしたいときに適します。社外向けのメールでは、pleaseやcould youを添えると丁寧です。
offer several time slots:より限定された実務場面
offer several time slots は、正式さ、選択肢、優先順位、最終承認など、テーマ固有の意味を強調します。いつでも最初の表現と交換できるわけではありません。

仕事で使える自然な例文
- I’ll suggest a few dates for the meeting.
会議の日程候補をいくつか出します。 - Could I propose Tuesday or Thursday?
火曜日か木曜日をご提案してもよいですか。 - We can offer three time slots next week.
来週は3つの時間帯をご提示できます。 - I’ll send you my availability this afternoon.
今日の午後、空いている時間をお送りします。 - Do any of these dates work for you?
この中で都合のよい日はありますか。 - Please let me know which option you prefer.
どの候補がよいか教えてください。
例文を覚えるときは英語だけを暗記せず、自分の業務にある人名、日時、資料名、システム名へ置き換えて声に出してみましょう。短い一文でも、目的語や期限が具体的なら十分に実務で使えます。
文型・目的語・語順のポイント
仕事の英語では、動詞だけでなく目的語と前置詞の組み合わせが重要です。まず suggest some dates を一つのかたまりとして覚え、その後ろに日時・相手・場所・理由などを加えます。
- 誰がするか:I、we、the teamなどを置く
- 何をするか:動詞と目的語を近くに置く
- いつまでか:by Friday、before the meetingなどで示す
- 相手への依頼:Please、Could you、Would youを使う
日本語では主語や目的語を省略できますが、英語で省きすぎると「誰が何をするのか」が不明になります。特にメールでは、最初の文で依頼や結論を示し、次の文で理由を補う順番が読みやすくなります。
フォーマル度とメールでの伝え方
社内チャット
短く直接的に suggest some dates. を中心に伝えます。背景を共有している相手なら一文でも自然です。
丁寧なメール
Could you please… や We would like to… を使い、期限と目的も示します。命令に見えるのを避けたいときは、理由を一文添えると柔らかくなります。
Hi everyone,
Could you please help us suggest some dates? Please let me know if you have any questions or concerns.
Best,
Yuki
実際のメールでは、日程候補を出す対象と期限を具体的に書きます。丁寧さは難しい単語ではなく、必要情報の明確さと相手が対応しやすい順序で作れます。
日本人が間違えやすいポイント
candidate datesは日本語の「候補日」を直訳したように聞こえることがあります。possible dates、a few dates、available time slotsの方が自然です。
辞書にある最初の訳だけで決めず、英語の目的語が自然かも確認してください。同じ動詞でも、人・文書・日時・データなど目的語が変わると適切な表現が変わります。
この英語が出てこなかったら?【しゅみすけ式】
専門的な表現を忘れても、言いたいことの目的や結果を中学英語へ分解すれば伝えられます。「日程候補を出す」そのものを訳すことにこだわらず、相手に必要な情報を順番に伝えます。
- Here are three days that work for me.
知っている基本語で、必要な内容を直接伝える表現です。 - I can meet on Tuesday or Thursday.
短い文に分けると、相手が取るべき行動が明確になります。 - Which day is good for you?
専門語を思い出せないときにも会話を止めずに済みます。
難しい一文を作ろうとせず、①今の状況、②必要な行動、③期限または結果、の3つに分けるのがコツです。たとえば Here are three days that work for me. と言ってから、短い補足を加えれば、実務上の目的は達成できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
日程候補を出すを場面別に組み立てる
実際の仕事では、日本語の「日程候補を出す」だけを英語へ置き換えるのではなく、誰が何を、どの段階まで行うのかを整理すると表現を選びやすくなります。次の3場面を基準に考えてみましょう。
日常的な社内連絡で伝える
自分の空き時間を示すなら、複数の日時を具体的に並べて suggest を使うと自然です。相手に選んでもらう文脈では Which of these works for you? を続けると会話が進みます。
手順や目的をはっきり示す
正式な提案として会議日を示すなら propose が合います。提案者の意思がやや強く、議事進行やプロジェクト管理にもなじみます。
正式さや結果を重視する
相手への配慮を前面に出すなら offer a few dates や share my availability が使えます。候補を一方的に決めた印象を避けられます。
メールを送る前の実用チェック
候補にはタイムゾーン、曜日、開始時刻を添えます。date は日付、time slot は時間枠なので、必要な精度に合わせて選びましょう。 また、依頼文では命令形だけにせず、Could you please …? や Would you be able to …? を使うと丁寧です。完了報告では現在完了形、予定の共有では will または be going to を使い、時制も目的に合わせます。
- 動作をする人と対象が明確か
- 必要な前置詞を落としていないか
- 期限・場所・相手などの条件が伝わるか
- 相手に求める次の行動が明確か
表現に迷ったら、一文に情報を詰め込まず、「まず何をしたか」「その結果どうなったか」の二文に分けても構いません。正確な専門語を思い出せなくても、基本動詞と具体的な名詞を組み合わせれば、仕事の要点は十分に伝えられます。
実務でさらに伝えておきたいこと
候補を3つ以上示す場合は、文章を長くせず箇条書きにすると読みやすくなります。海外拠点との調整では、日本時間だけでなく UTC や相手の現地時間を併記してください。相手が選びやすいように、最後に第一希望を尋ねる一文を置くと、往復回数を減らせます。
よくある質問
dateとdayはどう違う?
dateはカレンダー上の日付、dayは曜日や一日を指します。具体的な候補提示ではdatesが便利です。
work for youの意味は?
予定や条件が「あなたにとって都合がよい」という意味です。
まとめ|suggest some datesを基本に場面で選ぶ
- suggest some dates:気軽に候補日を提案する
- propose a few dates:やや正式に具体案を提示する
- offer several time slots:相手が選べる日時を差し出す
- send my availability:自分の空き時間を伝える
まずは suggest some dates を基本表現として覚えましょう。そこから、正式さ、相手、目的、処理の流れを考えて類似表現へ切り替えます。表現が出ないときは、Here are three days that work for me. のように基本語で目的を説明すれば大丈夫です。
仕事で使う関連表現は、ビジネス・仕事で使う英語コロケーション一覧と、会議招待・日程調整の英語一覧でも確認できます。










