経歴は英語で?career・background・work historyの違いと自己紹介例文

経歴を英語で紹介する大人女性とcareer・background・work historyの表現

「これまでの経歴を英語で説明してください」「簡単にご経歴を教えてください」——自己紹介や仕事の会話、英語面接では、自分の経験をまとめて話す場面があります。

「経歴」に当たる英語は一つではありません。代表的なのはcareer・background・work historyです。ただし、それぞれが指す範囲は少し違います。

  • career:長期的な職業人生・キャリア
  • background:仕事や学歴を含む、その人の背景
  • work history:これまで勤めた会社・職種の履歴
  • employment history:書類で使う正式な職歴
  • track record:実績・達成した成果

この記事では、「経歴」を表す英語の違いと、自分や他人の経歴を英語で紹介する例文を、日常会話・仕事・面接・履歴書の場面別に解説します。

career・background・work history・employment history・track recordの違いを表す図解
「経歴」が指す範囲と使う場面によって英語を選びます。

「経歴」は英語で何という?まずは3語を使い分けよう

英語 主な意味 使う場面
career 職業人生・キャリア 長期的な仕事の歩み
background 経歴・背景 自己紹介、面接、人物紹介
work history 職歴 過去の勤務先や担当業務
employment history 雇用履歴 履歴書、応募フォーム
track record 実績 成果や信頼性を示す場面

会話で「私の経歴」を広く話すならmy background、仕事の歩みを語るならmy careerが自然です。履歴書の欄としての「職歴」はwork historyまたはemployment historyを使います。

careerは長期的な「職業人生・キャリア」

careerは、一つの会社での勤務だけではなく、長い時間をかけて築いてきた職業上の歩みを表します。

  • I started my career in sales.
    私は営業職からキャリアを始めました。
  • She has had a long career in education.
    彼女は教育分野で長い経歴があります。
  • He changed careers in his forties.
    彼は40代でキャリアチェンジしました。

career in+業界・分野career as+職業という形がよく使われます。

  • a career in finance:金融業界でのキャリア
  • a career as a designer:デザイナーとしてのキャリア

なお、careerは可算名詞です。「自分の経歴について」はabout my careerと言えますが、経歴書の項目名としてcareerだけを書くことは一般的ではありません。

backgroundは仕事・学歴を含む広い「経歴・背景」

backgroundは、その人が現在の知識や能力を身につけるまでの背景を表します。職歴だけでなく、学歴、専門分野、育った環境なども含められます。

  • I have a background in marketing.
    私はマーケティング分野の経歴があります。
  • Could you tell me about your background?
    ご経歴について教えていただけますか。
  • She has a strong academic background.
    彼女には確かな学歴・学術的背景があります。

英語面接のTell me about your background.は、戸籍のような個人情報を聞いているのではなく、応募する仕事に関係する経験や学歴を簡潔に説明してほしいという意味です。

work history・employment historyは具体的な「職歴」

work historyは、これまで勤めた会社、職種、担当業務などの履歴です。会話にも書類にも使えます。

  • Can you briefly explain your work history?
    これまでの職歴を簡単に説明していただけますか。
  • My work history includes ten years in customer service.
    私には接客業で10年間の職歴があります。

employment historyは、応募フォームや公的な書類でよく見かける、やや正式な表現です。

  • Please list your employment history.
    職歴を記入してください。
  • There is a two-year gap in my employment history.
    私の職歴には2年間の空白期間があります。

track recordは「経歴」よりも成果・実績

track recordは、単に何を経験したかではなく、過去にどのような成果を出したかを表します。

  • She has a proven track record in project management.
    彼女にはプロジェクト管理で実証された実績があります。
  • Our team has a strong track record of meeting deadlines.
    私たちのチームには納期を守ってきた確かな実績があります。

「華麗な経歴」「素晴らしい経歴」と言いたい場合でも、強調したいのが成果ならan impressive track recordが自然です。

学歴はeducational background・academic background

学歴を表すなら、educational backgroundまたはacademic backgroundを使います。

  • Could you tell us about your educational background?
    学歴について教えていただけますか。
  • My academic background is in economics.
    私は大学などで経済学を学んだ経歴があります。

educationだけでも、履歴書の「学歴」欄を表せます。一方、academic backgroundは専攻や研究経験を含む学術的な背景に焦点があります。

自分の経歴を英語で話す基本テンプレート

経歴を話すときは、履歴書を最初から最後まで読み上げる必要はありません。現在につながる経験を3段階でまとめると伝わりやすくなります。

  1. 最初の職種・分野
  2. 主な経験と変化
  3. 現在の仕事・強み

I started my career in customer service. After working for a hotel for five years, I moved into staff training. I now manage training programs for new employees.

私は接客業からキャリアを始めました。ホテルで5年間働いた後、スタッフ研修の仕事に移りました。現在は新入社員向けの研修プログラムを管理しています。

初心者の方は、次の短い型から始めても十分です。

  • I have worked in ~ for … years.
    私は〜の分野で…年間働いています。
  • I started my career as ~.
    私は〜としてキャリアを始めました。
  • My background is in ~.
    私の経歴・専門は〜です。
  • I currently work as ~.
    現在は〜として働いています。

場面別|経歴を英語で紹介する例文

日常の自己紹介

I work in publishing now, but my background is in advertising.
今は出版業界で働いていますが、もともとの経歴は広告分野です。

日常会話では詳しい勤務先を並べるより、現在の仕事と過去の分野を一文ずつ話すと自然です。自己紹介全体の組み立ては、英語で自己紹介|初心者向けテンプレートと例文も参考にしてください。

英語面接

I have over eight years of experience in sales, mainly in the healthcare industry. In my current role, I lead a team of five people.
私は主に医療業界で8年以上の営業経験があります。現在の役職では5人のチームを率いています。

英語面接では、経歴の長さだけでなく、応募先で生かせる経験を選んで伝えます。よくある質問は、英語面接でよく聞かれる質問と対策で確認できます。

プロフィール・人物紹介

She has an extensive background in international finance.
彼女には国際金融の豊富な経歴があります。

He began his career as an engineer and later became an entrepreneur.
彼はエンジニアとしてキャリアを始め、後に起業家になりました。

「経歴を教えてください」を英語でどう言う?

  • Could you tell me about your background?
    ご経歴について教えていただけますか。
  • Could you walk me through your career?
    これまでのキャリアを順に説明していただけますか。
  • Can you briefly describe your work experience?
    職務経験を簡単に説明していただけますか。
  • Tell me a little about your professional background.
    仕事上の経歴について少し教えてください。

walk me through …は「順を追って説明してください」という意味で、面接でもよく使われます。

経歴を英語で話すときの3つの注意点

experienceを数えない

「経験」という意味のexperienceは通常、不可算名詞です。

  • ○ I have ten years of experience in sales.
  • × I have ten years of experiences in sales.

個別の体験を指す場合には可算名詞になりますが、職務経験の総量ならexperienceを使います。

careerとjobを混同しない

jobは一つの仕事・職・勤務先、careerは長期的な職業人生です。

  • I changed jobs.:転職しました。
  • I changed careers.:職種・キャリアの方向を変えました。

年表ではなく「今につながる線」で話す

経歴をすべて時系列で並べると、聞き手は要点をつかみにくくなります。「どこから始めたか」「何を経験したか」「今何をしているか」の線にすると、短い英語でも伝わります。

経歴についてよくある質問

「職務経歴書」は英語で何といいますか?

アメリカ英語では一般にrésumé、イギリス英語ではCV(curriculum vitae)を使います。日本の「職務経歴書」と完全に同じ書類構成ではないため、英語圏の応募先に合わせて作成します。

「略歴」は英語で何といいますか?

人物の短い紹介文ならshort biographybrief bio、仕事上の略歴ならprofessional bioが自然です。

「華麗な経歴」は英語で何といいますか?

an impressive careeran outstanding track recordと表せます。職業人生全体を褒めるならcareer、成果を強調するならtrack recordです。

「経歴詐称」は英語で何といいますか?

résumé fraudfalsifying one’s résumélying about one’s qualificationsなどと表現します。何を偽ったかによって言い方を選びます。

まとめ|経歴の範囲と場面で英語を選ぼう

  • career:長期的な職業人生
  • background:仕事・学歴を含む広い背景
  • work history:具体的な職歴
  • employment history:書類上の正式な雇用履歴
  • track record:過去に残した成果・実績

日常の自己紹介で迷ったら、My background is in …またはI started my career as …から始めましょう。自分の職業名も確認したい方は、職業を英語で表す一覧と自己紹介例文もあわせてご覧ください。

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