
withは「〜と一緒に」だけではありません。「〜を使って」「〜が付いた」「〜したまま」「〜に対して」など、日常英会話で幅広く使われる前置詞です。
意味を一つずつ暗記するより、「2つのものが同じ場面にある・結びついている」というコアイメージで捉えると、初めて見る文も理解しやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
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withの意味・使い方一覧
| 使い方 | 日本語の目安 | 例 |
|---|---|---|
| 同伴 | 〜と一緒に | I went with my friend. |
| 道具・手段 | 〜を使って | Cut it with a knife. |
| 所有・特徴 | 〜の付いた、〜がある | a house with a garden |
| 付帯状況 | 〜したまま | with the window open |
| 感情の対象 | 〜に対して | be angry with someone |
| 内容・対象 | 〜について、〜を | help me with my homework |
withのコアイメージは「一緒の場面にある」
A with Bでは、AとBが同じ場面にあり、何らかの形で結びついています。
- a woman with a red bag:女性と赤いバッグが結びついている
- write with a pen:書く動作とペンが結びついている
- sleep with the light on:眠ることと明かりがついた状態が同時にある
日本語訳が変わっても、withの基本イメージは共通です。
1.「〜と一緒に」同伴を表すwith
人や動物と一緒に行動するときの、最も基本的な使い方です。
I live with my family.
私は家族と一緒に暮らしています。
I had lunch with Ken.
私はケンと昼食を食べました。
Would you like to come with us?
私たちと一緒に来ませんか?
go withは文脈によって「一緒に行く」のほか、「〜によく合う」という意味にもなります。
This sauce goes well with fish.
このソースは魚によく合います。
2.「〜を使って」道具・手段を表すwith
道具を使って何かをするときは、with+道具で表します。
Please write your name with a pen.
ペンで名前を書いてください。
She cut the tomato with a knife.
彼女はナイフでトマトを切りました。
I took this picture with my phone.
私はスマートフォンでこの写真を撮りました。
byとの違い
withは具体的な道具、byは方法や手段を表すのが基本です。
- I opened the box with a key.(鍵という道具で開けた)
- I sent the file by email.(メールという方法で送った)
3.「〜の付いた・〜がある」所有や特徴を表すwith
人や物が持つ特徴を後ろから説明できます。
She is the woman with long hair.
彼女は髪の長い女性です。
We stayed at a hotel with a pool.
私たちはプール付きのホテルに泊まりました。
I’d like a burger with cheese.
チーズ入りのハンバーガーをお願いします。
andとの違い
a coffee with milkは「ミルク入りのコーヒー」で、中心はcoffeeです。一方、coffee and milkは「コーヒーとミルク」を並列に並べています。
4.「〜したまま」付帯状況を表すwith
with+名詞+形容詞・過去分詞・前置詞句で、主な動作と同時に続いている状態を表せます。
I slept with the window open.
私は窓を開けたまま寝ました。
Don’t talk with your mouth full.
口に食べ物を入れたまま話さないで。
He stood there with his arms crossed.
彼は腕を組んでそこに立っていました。
She left with her coat on.
彼女はコートを着たまま出ていきました。
この形は「誰・何がその状態なのか」をはっきりさせるのがポイントです。
5.感情や態度の対象を表すwith
感情や人間関係を表す形容詞・動詞のあとで、「誰に対して」「何に関して」を示します。
Are you angry with me?
私に怒っていますか?
I’m happy with the result.
私はその結果に満足しています。
Please be patient with him.
彼に辛抱強く接してください。
I agree with you.
あなたに賛成です。
反対意見の表し方は、disagree with・oppose・object toの違いも参考にしてください。
6.問題・仕事・内容の対象を表すwith
help withやdeal withのように、動詞とセットで覚えると自然です。
Can you help me with my homework?
宿題を手伝ってくれますか?
I’m busy with work today.
今日は仕事で忙しいです。
We need to deal with this problem.
私たちはこの問題に対処する必要があります。
What’s wrong with the printer?
プリンターのどこが悪いのですか?
よく使うwithの熟語・組み合わせ
- be with you:あなたと一緒にいる/言っていることが分かる
- come with:〜が付いてくる
- go with:〜と一緒に行く/〜に合う
- agree with:人・意見に賛成する
- deal with:問題などに対処する
- help with:〜を手伝う
- compete with:〜と競争する
- be careful with:〜の扱いに気をつける
compete withのニュアンスは、「対抗する」の英語表現でも詳しく解説しています。
withの語順と文法
withは前置詞なので、後ろには原則として名詞・代名詞・動名詞(-ing)が続きます。
- with my sister(名詞)
- with him(代名詞は目的格)
- with using this app は通常不自然。手段なら by using this app / with this app とする
前置詞と接続詞の違いを整理したい方は、前置詞と接続詞の使い分けもどうぞ。
withを使った初心者向け会話例
A: Who did you go to the café with?
誰とカフェへ行ったの?
B: I went with my sister.
姉と行ったよ。
A: What did you have?
何を頼んだの?
B: I had coffee with milk.
ミルク入りのコーヒーを飲んだよ。
withに関するよくある質問
withは文末に置けますか?
会話では置けます。たとえばWho did you go with?(誰と行ったの?)は自然な表現です。改まった文ではWith whom did you go?も可能ですが、日常会話では硬く聞こえます。
「〜で」はすべてwithですか?
いいえ。具体的な道具ならwith、交通手段ならbyが基本です。with a knife、by trainのように使い分けます。
withの後ろに動詞を置けますか?
動詞をそのまま置くことはできません。動作を置く場合は文型に応じて動名詞にしますが、「〜することで」という手段はby+動名詞が自然なことが多いです。
まとめ
withの基本は、「2つのものが同じ場面にあり、結びついている」というイメージです。
- 人と結びつく:〜と一緒に
- 道具と結びつく:〜を使って
- 特徴と結びつく:〜の付いた
- 状態と結びつく:〜したまま
- 感情・問題と結びつく:〜に対して、〜について
まずはwith my friend、with a pen、with the window openの3パターンから、声に出して使ってみてください。









