
「やっぱり」は、英語でいつも同じ単語になるわけではありません。
「思ったとおり」なら I knew it.、「いろいろ考えたけれど結局」なら after all、「予想どおり」なら as expected、「今も変わらず」なら still が自然です。
この記事では、「やっぱり」の意味を場面ごとに分け、実際の会話で迷わない使い分けを例文とともに紹介します。
Contents
「やっぱり」は英語で?まずは意味別に使い分けよう
| 日本語のニュアンス | 自然な英語 | 例 |
|---|---|---|
| ほら、思ったとおり | I knew it. I thought so. |
やっぱりそうだった。 |
| 考え直して、結局 | after all actually |
やっぱり行くことにします。 |
| 予想どおり | as expected | やっぱり彼が勝った。 |
| 今も変わらず | still | やっぱりこの店が好き。 |
| 頼むのをやめる | Never mind. | やっぱりいいです。 |

「やっぱりそうだ」は I knew it / I thought so
予想していたことが事実だと分かった瞬間の「やっぱり!」には、I knew it! がよく合います。「そうだと思った」と少し穏やかに返すなら I thought so. が自然です。
A: Ken got the promotion.
ケンが昇進したよ。
B: I knew it! He worked really hard.
やっぱり!すごく頑張っていたもんね。
A: Is this your first time here?
ここに来るのは初めて?
B: No, I came here last year.
ううん、去年も来たよ。
A: I thought so.
やっぱりそうか。
ただし、まだ結果が分からない段階で「やっぱり彼が勝つと思う」と言う場合は I knew it ではありません。I still think he’ll win. のように言います。
「考えたけれど、やっぱり」は after all
一度は別の可能性を考えたものの、最終的に元の考えや結論に戻る「やっぱり」には after all が使えます。
I decided to stay home after all.
やっぱり家にいることにしました。
Maybe this dress is the best after all.
やっぱりこのワンピースが一番かもしれない。
after all には「結局」「なんだかんだ言って」という意味もあります。単なる「思ったとおり」には使わず、考え直した流れや最終的な結論があるときに使うのがポイントです。詳しくはafter allの意味と使い方も参考にしてください。
その場で「やっぱり変更します」は actually
注文や予定をその場で言い直すなら、文頭の Actually, … が便利です。この actually は直訳の「実は」よりも、「あ、やっぱり」「すみません、変更して」のように会話を修正する合図です。
I’ll have a latte. Actually, I’ll have tea instead.
ラテをください。あ、やっぱり紅茶にします。
Actually, I can join you tomorrow.
やっぱり明日、一緒に行けます。
after all は最終的な結論、actually は今の発言をその場で修正する、と覚えると使い分けやすくなります。
「予想どおり、やっぱり」は as expected
人や物事が予想した結果になったことを客観的に伝えるなら、as expected が自然です。
As expected, the restaurant was crowded.
やっぱりそのレストランは混んでいました。
She won the contest, as expected.
やっぱり彼女がコンテストで優勝しました。
I knew it! は話し手の感情が表に出る言い方です。一方、as expected はレポートや説明にも使いやすい、落ち着いた表現です。
「今もやっぱり好き」は still
時間がたっても気持ちや状態が変わらない「やっぱり」には、still を使います。
I still love this song.
この曲がやっぱり今も好きです。
I’ve tried other cafés, but I still like this one best.
ほかのカフェも試したけれど、やっぱりここが一番好きです。
日本語では「やっぱり」の一語で済みますが、英語では「変わらず」という意味を still で表すほうが自然です。
「やっぱりいいです」は Never mind
お願いや質問を途中で取り下げる「やっぱりいいです」「やっぱり大丈夫です」には、Never mind. が使えます。
Could you help me with this? Oh, never mind. I figured it out.
これ手伝ってくれる? あ、やっぱり大丈夫。分かったよ。
強い口調の Never mind. は「もういい」のように冷たく聞こえることがあります。柔らかく言うなら、It’s okay. I figured it out.(大丈夫、自分で分かりました)のように理由も添えましょう。
初心者でも言える簡単な「やっぱり」の英語
長い文を作ろうとせず、まずは次の短い形から使うのがおすすめです。
- やっぱりそうでした。 → I thought so.
- やっぱりこれにします。 → I’ll choose this one.
- やっぱり好きです。 → I still like it.
- やっぱり行きません。 → I won’t go.
- やっぱり大丈夫です。 → Never mind. I’m okay.
日本語の「やっぱり」を必ず訳そうとしなくても、英語では結論だけを伝えれば自然になることも多いです。
よくある質問
「やっぱりね」は英語で何と言いますか?
予想が当たったなら I knew it.、相手の答えを聞いて「そうだと思った」と返すなら I thought so. が自然です。
「やっぱり日本が一番」は after all で言えますか?
ほかと比べたり、いろいろ経験した末の結論なら Japan is the best after all. と言えます。単に今もそう思っているなら I still think Japan is the best. も自然です。
「やっぱりやめます」は英語で何と言いますか?
予定を変更するなら Actually, I’ve decided not to.、注文などを取り下げるなら Never mind. が使えます。何をやめるかによって文全体を変えるのが自然です。
まとめ:「やっぱり」は、その前後の気持ちを英語にしよう
「やっぱり」を英語にするときは、単語を一つ決めるのではなく、話し手が何を伝えたいかを考えます。
- 思ったとおり:I knew it. / I thought so.
- 考え直した末の結論:after all
- その場で発言を変更:actually
- 予想どおり:as expected
- 今も変わらず:still
- 依頼を取り下げる:Never mind.
この切り分けができれば、「やっぱりそうだ」「やっぱり好き」「やっぱりやめる」を、それぞれ自然な英語で伝えられます。
ほかの日本語らしいニュアンス表現も、英語チャンク・文頭表現のまとめで場面別に紹介しています。
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