
「予防接種を受けました」は英語でどう言えばよいのでしょうか。
インフルエンザの予防接種なら、会話では I got a flu shot. が自然です。ただし、予防接種全般を表すときは vaccination、接種するワクチンそのものは vaccine と、表したいものによって単語が変わります。
この記事では、flu shot・vaccine・vaccinationの違いから、「インフルエンザにかかった」「検査で陽性だった」「仕事を休みます」と伝える表現まで、日常会話でそのまま使える例文とともに紹介します。
Contents
「予防接種」は英語で?まず覚えたい3つの言い方
flu shot:インフルエンザの予防接種
flu shot は、インフルエンザの予防接種を表す日常的な言い方です。shotには「注射」という意味があります。
- I got a flu shot yesterday.
昨日、インフルエンザの予防接種を受けました。 - Have you gotten your flu shot yet?
もうインフルエンザの予防接種を受けましたか? - I’m going to get my flu shot next week.
来週、インフルエンザの予防接種を受ける予定です。
イギリス英語では flu jab という言い方もよく使われます。jabも「注射」を表すカジュアルな語です。
vaccination:予防接種という行為
vaccination は「ワクチンを接種すること」「予防接種」という行為や制度を表す名詞です。flu shotより広い意味を持ち、やや改まった場面でも使えます。
- I need proof of vaccination.
予防接種の証明が必要です。 - When is your next vaccination?
次の予防接種はいつですか? - Vaccination is required for this program.
このプログラムへの参加には予防接種が必要です。
vaccine:接種するワクチンそのもの
vaccine は、注射や経口などで体に投与する「ワクチン」そのものです。予防接種という行為ではありません。
- This vaccine requires two doses.
このワクチンは2回の接種が必要です。 - Is this vaccine available here?
このワクチンはこちらで受けられますか? - I received the first dose of the vaccine.
ワクチンの1回目を接種しました。
つまり、簡単に整理すると次のようになります。
- flu shot:インフルエンザの予防接種・注射
- vaccination:ワクチンを接種する行為
- vaccine:接種するワクチンそのもの
「予防接種を受ける」はgetで表す
日常会話では、予防接種を「受ける」に get を使うのが自然です。
- get a shot:注射を受ける
- get a vaccination:予防接種を受ける
- get vaccinated:ワクチン接種を受ける
vaccinated は「ワクチン接種を受けた」という状態を表します。
- Did you get vaccinated?
予防接種を受けましたか? - I’m fully vaccinated.
必要な回数のワクチン接種を完了しています。 - I haven’t been vaccinated against the flu yet.
まだインフルエンザの予防接種を受けていません。
「何に対する予防接種か」を加えるときは、against が使えます。
I got vaccinated against the flu.
インフルエンザの予防接種を受けました。
インフルエンザは英語でflu?influenza?
インフルエンザの正式な英語名は influenza です。ただし、日常会話では短い flu が圧倒的によく使われます。
- influenza:正式名称。医療・公的な説明などで見かける
- the flu:日常会話で使う一般的な言い方
fluを病気として言うときは、通常 the flu のようにtheを付けます。
- I have the flu.
インフルエンザにかかっています。 - She came down with the flu.
彼女はインフルエンザにかかりました。 - There’s a lot of flu going around.
インフルエンザがかなり流行っています。
come down with ~ は「病気にかかる」「~で具合が悪くなる」という自然な表現です。
なお、英語の virus の発音は、日本語の「ウイルス」より「ヴァイラス」に近くなります。norovirusは英語でも norovirus ですが、この記事では検索ニーズの大きいインフルエンザと予防接種を中心に扱います。
「インフルエンザにかかった」を英語で伝える
今かかっている:I have the flu.
現在インフルエンザにかかっているなら、have を使います。
I have the flu, so I need to stay home.
インフルエンザにかかっているので、家にいなければなりません。
かかった:I got the flu.
「インフルエンザにかかった」と、発症したことに焦点を当てるなら get の過去形を使えます。
I got the flu last week.
先週インフルエンザにかかりました。
回復した:I got over the flu.
get over は「病気から回復する」という意味です。
It took me a week to get over the flu.
インフルエンザから回復するのに1週間かかりました。
症状を伝える英語表現
インフルエンザの症状を説明するときは、次の単語が役立ちます。
- a fever:熱
- a cough:せき
- a sore throat:喉の痛み
- a headache:頭痛
- body aches:体の節々の痛み
- chills:悪寒
- fatigue:強い疲労感
- nausea:吐き気
症状が「ある」と言うときは、基本的に have を使えます。
- I have a fever of 38 degrees.
38度の熱があります。 - I have a bad cough and a sore throat.
ひどいせきと喉の痛みがあります。 - I have chills and body aches.
悪寒がして、体の節々が痛みます。
症状が軽くなってきたら、次のように言えます。
I’m feeling better, but I still have a cough.
良くなってきましたが、まだせきが出ます。
検査・診断について話す英語
「インフルエンザの検査を受ける」は get tested for the flu と言えます。
- I got tested for the flu.
インフルエンザの検査を受けました。 - I tested positive for the flu.
インフルエンザの検査で陽性でした。 - I tested negative for the flu.
インフルエンザの検査で陰性でした。 - The doctor diagnosed me with the flu.
医師にインフルエンザと診断されました。
test positive for ~ は「~の検査で陽性になる」、be diagnosed with ~ は「~と診断される」という意味です。
職場や学校へ連絡するときの英語
体調不良で休む連絡は、症状を細かく説明しすぎず、簡潔に伝えても大丈夫です。
職場へ連絡する
I’ve come down with the flu, so I won’t be able to come to work today.
インフルエンザにかかってしまったため、本日は出勤できません。
I tested positive for the flu and need to take a few days off.
インフルエンザの検査で陽性だったため、数日お休みをいただく必要があります。
I’ll let you know when I’m well enough to return.
出勤できるまで回復しましたら、ご連絡します。
学校へ連絡する
My daughter has the flu and will be absent from school today.
娘がインフルエンザにかかったため、本日は学校を欠席します。
When can she return to school?
いつから登校できますか?
病院で予防接種について尋ねる英会話
A: I’d like to get a flu shot.
インフルエンザの予防接種を受けたいのですが。
B: Have you had a flu shot before?
以前にインフルエンザの予防接種を受けたことはありますか?
A: Yes. Are there any side effects I should know about?
はい。知っておくべき副反応はありますか?
B: Your arm may feel sore afterward.
接種後に腕が痛くなることがあります。
予約時には、次のフレーズも便利です。
- Do I need an appointment?
予約は必要ですか? - How much does the vaccination cost?
予防接種はいくらですか? - Could I get a vaccination certificate?
予防接種証明書をいただけますか?
初心者はこの3文から覚えよう
すべてを一度に覚えなくても大丈夫です。まずは使用頻度の高い次の3文を声に出して練習してみましょう。
- I got a flu shot.
インフルエンザの予防接種を受けました。 - I have the flu.
インフルエンザにかかっています。 - I’m feeling better.
良くなってきました。
予定なら I’m going to get a flu shot.、まだ受けていないなら I haven’t gotten my flu shot yet. と変えれば、会話の幅が広がります。
よくある質問
「注射」は英語で何と言いますか?
日常会話では shot、やや一般的・医学的には injection と言います。予防接種の会話では get a shot がよく使われます。
「予防接種済み」は英語で?
vaccinated を使います。「私は予防接種済みです」は I’m vaccinated. です。何に対する接種か示すなら I’m vaccinated against the flu. と言えます。
fluにtheは必要ですか?
「インフルエンザにかかっている」は通常 have the flu と言います。一方、flu shotやflu vaccineのfluは後ろの名詞を説明しているため、theは付きません。
「インフルエンザが流行っている」は英語で?
会話では The flu is going around. や There’s a lot of flu going around. が自然です。
まとめ
「予防接種」は、場面によって表現を使い分けます。インフルエンザの予防接種なら flu shot、接種という行為なら vaccination、ワクチンそのものなら vaccine です。
「予防接種を受ける」は get a flu shot や get vaccinated、「インフルエンザにかかっている」は have the flu と覚えましょう。まずは短い3文から、実際の予定や体調に合わせて使ってみてください。










