
drop by は、「ちょっと立ち寄る」「顔を出す」という意味の句動詞です。友人の家や職場、お店などへ、堅苦しくなく短時間寄る場面でよく使われます。
ただし、「必ず予告なしで訪ねる」という意味ではありません。予定を相談したうえで使うこともできます。大切なのは、正式な訪問というより、気軽で短い立ち寄りというニュアンスです。
しゅみすけ(大山俊輔)
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drop byの意味とニュアンス
drop by = to visit a person or place casually and usually for a short time と考えると分かりやすいでしょう。日本語では、文脈に応じて次のように訳せます。
- ちょっと立ち寄る
- 顔を出す
- ふらっと寄る
- 少し訪ねる
drop には本来「落ちる・落とす」という意味がありますが、drop by はまとまりで「ひょいと現れて寄る」という軽さを持ちます。ここでの by は、ある場所のそばを通るイメージと結びついています。
「予約なし」とは限らない
drop by は突然の訪問にも使えますが、予定を決める会話でも自然です。
Can I drop by around six?
6時ごろ、ちょっと寄ってもいい?
時間を確認しているので、これは予告なしの訪問ではありません。それでも訪問の雰囲気が気軽で短ければ drop by が合います。
drop byの基本的な使い方
1.目的地を言わずに使う
どこへ寄るのかが会話の状況から分かる場合は、drop by だけで使えます。
I might drop by after work.
仕事のあと、ちょっと寄るかもしれない。
Thanks for dropping by.
寄ってくれてありがとう。
2.drop by+場所
目的地を続けるときは、drop by の直後に場所を置けます。
I dropped by the office to pick up my laptop.
ノートパソコンを取りに、オフィスへ少し寄りました。
We dropped by a small café on the way back to the hotel.
ホテルへ戻る途中、小さなカフェに立ち寄りました。
Drop by my place anytime.
いつでもうちに寄ってね。
3.人に会う目的を言う
「人に会うために寄る」なら、drop by to see+人 が自然です。
I dropped by to see Maya before she left town.
マヤが街を離れる前に、会いに少し寄りました。
I’ll drop by and see how he’s doing.
ちょっと寄って、彼の様子を見てきます。
I dropped by my friend. のように、通常は「人」をそのまま目的地として置きません。I dropped by my friend’s house. または I dropped by to see my friend. としましょう。
会話でよく使うdrop byの定番表現
- drop by anytime:いつでも寄る
- drop by after work:仕事のあとに寄る
- drop by for a minute:ほんの少し寄る
- drop by on my way home:帰宅途中に寄る
- drop by to pick something up:何かを取りに寄る
I’ll drop by for a minute and return your book.
ちょっと寄って、本を返すね。
Could you drop by the front desk before you leave?
お帰りになる前に、フロントへ寄っていただけますか?
My sister dropped by with some homemade soup.
姉が手作りのスープを持って、ふらっと寄ってくれました。
He dropped by my hotel while he was in Osaka.
彼は大阪にいる間、私のホテルに立ち寄ってくれました。
drop by・stop by・come overの違い

drop byとstop by
この2つは非常に近く、多くの場面で置き換えられます。あえて傾向を分けるなら、drop by は「気軽に顔を出す」、stop by は「移動の途中でひとまず止まって寄る」という感じが少し出やすい表現です。
I’ll drop by your place tonight.
今夜、君の家にちょっと顔を出すよ。
I’ll stop by the pharmacy on my way home.
帰りに薬局へ寄るよ。
ただし、これは厳密なルールではありません。訪問を表す表現全体の違いは、「訪問する」は英語で?visit・go to see・stop by・call onの違いでも整理しています。
drop byとdrop in
drop in も「ふらっと立ち寄る」で、drop by とほぼ同じです。drop in は予告なしの感じがやや出ることがあり、人を明示するなら drop in on+人、場所なら drop in at+場所 が使えます。
She dropped in on her aunt yesterday.
彼女は昨日、おばさんの家へふらっと立ち寄りました。
drop byとcome over
come over は「こちらへ来る・家に遊びに来る」という話し手側への方向を含み、家で一緒に過ごす場面によく使います。drop by より滞在時間が長いこともあります。
Why don’t you come over for dinner?
夕食を食べにうちへ来ない?
come over の方向感覚や誘い方は、come overの意味と使い方で詳しく解説しています。
drop byとvisit
visit は「訪問する」の中立的な語で、計画的な訪問や長めの滞在にも使えます。また、visit my friend のように人を直接続けられます。
We’re visiting our grandparents this weekend.
今週末、祖父母を訪ねます。
日本人が間違えやすいポイント
drop byの過去形はdropped by
I drop by yesterday. ではなく、過去の話なら I dropped by yesterday. とします。drop は最後の子音字を重ねて dropped になります。
「友達のところへ」は場所かto seeを使う
I dropped by to my friend. は不自然です。
- I dropped by my friend’s place.(友達の家に寄った)
- I dropped by to see my friend.(友達に会いに寄った)
drop by anytimeは文脈で受け取る
「いつでも寄ってね」は親しみを示す定番表現ですが、必ずしも「連絡なしで本当にいつ来てもよい」という厳密な許可ではありません。実際に訪ねる前に Are you free if I drop by this afternoon? と一言確認すると安心です。
しゅみすけ(大山俊輔)
drop byが出てこないときの簡単な言い換え
drop by をすぐ思い出せなくても、知っている単語で十分伝えられます。
- I went to her house for a few minutes.
数分だけ彼女の家へ行きました。 - Can I come to your house after work?
仕事のあと、あなたの家へ行ってもいい? - I stopped there on my way home.
帰宅途中、そこへ寄りました。
「短時間」を伝えたいなら for a few minutes や for a minute を足すと、drop by に近い気軽さを表せます。
まとめ
drop by は「気軽に、たいてい短時間立ち寄る」という日常会話らしい表現です。突然の訪問にも予定を決めた立ち寄りにも使えるため、「予約なし」と決めつけないことがポイントです。
- 目的地が明らかなら drop by だけで使える
- 場所は drop by+場所
- 人に会うなら drop by to see+人
- stop by とは大きく重なり、come over は「こちらへ来て過ごす」感覚が強い
まずは Can I drop by after work?(仕事のあと、ちょっと寄ってもいい?)をひとかたまりで覚えて、実際の会話で使ってみましょう。









