
all the timeは、「いつも」「しょっちゅう」「ずっと」を表す日常的な英語表現です。
She talks about her job all the time.なら「彼女はいつも仕事の話をする」、I was nervous all the time.なら「私はその間ずっと緊張していた」となります。同じall the timeでも、文脈によって何度も繰り返すことを表す場合と、ある期間ずっと続くことを表す場合があるのがポイントです。
この記事では、all the timeの核となるイメージ、2つの主要な意味、文中での位置、always・the whole time・every timeとの違い、自然な例文、よくある間違いを解説します。
最初に結論
- 習慣・反復:いつも、しょっちゅう
- 継続:その間ずっと、絶えず
- alwaysより会話的で、誇張やうんざりした気持ちを含むことがある
- the whole timeは「特定の一続きの時間」を強調する
Contents
all the timeの基本イメージ
allは「全部」、the timeは文脈の中で意識される「時間」です。直感的には、時間の流れに空白がほとんどなく、同じことが繰り返されたり、状態が続いたりするイメージです。
He checks his phone all the time.
彼はしょっちゅうスマートフォンを確認します。
The baby needs attention all the time.
その赤ちゃんには絶えず目を配る必要があります。
最初の例では「何度も」、次の例では「途切れずに」という感覚です。現実に一秒も休まず続いているとは限らず、話し手が「非常に頻繁だ」と感じているときにも使われます。
しゅみすけ(大山俊輔)
all the timeの2つの意味と使い方

1.「いつも・しょっちゅう」:頻繁な習慣や反復
同じ行動や出来事が非常に高い頻度で繰り返されるときの用法です。会話では、文字どおり毎回というより「とても頻繁に」という誇張を含むことがあります。
We eat at this café all the time.
私たちはこのカフェをよく利用します。
My sister loses her keys all the time.
妹はしょっちゅう鍵をなくします。
People ask me that question all the time.
その質問はいつも聞かれます。
You’re on your phone all the time.
あなた、いつもスマートフォンばかり見ているね。
最後の例のように、批判やうんざりした気持ちと一緒に使われることも少なくありません。ただし、必ず否定的になるわけではありません。
She makes me laugh all the time.
彼女はいつも私を笑わせてくれます。
2.「ずっと・絶えず」:状態が継続する
ある時間の範囲で、同じ状態や必要性が続いていることを表します。
I felt safe all the time I was there.
そこにいる間、私はずっと安心していました。
The machine has to stay on all the time.
その機械は常に電源を入れておく必要があります。
It rained almost all the time during our trip.
旅行中はほとんどずっと雨でした。
Someone needs to be at the front desk all the time.
受付には常に誰かがいる必要があります。
期間をはっきり示したい場合は、during the tripやwhile I was thereなどを添えると誤解がありません。
all the timeは文のどこに置く?
all the timeは副詞句として、通常は文末に置きます。
I think about you all the time.
私はいつもあなたのことを考えています。
She complains all the time.
彼女はいつも不満を言っています。
文頭に置いて、話題や頻度を強く印象づけることもあります。
All the time, I was wondering whether I had made the right choice.
その間ずっと、自分の選択が正しかったのかと考えていました。
ただし、日常的な文では文末が最も自然で使いやすい位置です。一般動詞の前に置かれるalwaysとは語順が異なります。
○ She always forgets my birthday.
○ She forgets my birthday all the time.
all the timeとalwaysの違い
どちらも「いつも」ですが、焦点と響きに違いがあります。
| 表現 | 主な焦点 | 響き |
|---|---|---|
| always | 習慣・毎回そうであること | 中立的にも使いやすい |
| all the time | 高い頻度・繰り返し・継続 | 会話的で強調が出やすい |
She always arrives early.
彼女はいつも早く着きます。
She talks about moving abroad all the time.
彼女はしょっちゅう海外移住の話をします。
alwaysは規則や習慣を淡々と述べるのに向いています。all the timeは、話し手がその頻度を強く感じている印象です。
また、命令文で「必ず〜してください」と言うときはalwaysが自然です。
Always wear your seat belt.
必ずシートベルトを着用してください。
この場合、all the timeに置き換えると「ずっと着けた状態で」という継続の意味に近づきます。
all the timeとthe whole timeの違い
the whole timeは、始まりと終わりが意識された特定の一続きの時間の全体を表します。
He talked all the time.
彼はいつもしょっちゅう話していました。/ずっと話していました。
He talked the whole time we were on the train.
電車に乗っている間、彼は最初から最後までずっと話していました。
all the timeは習慣にも継続にも使えるため、文脈によっては意味が曖昧です。the whole timeは「その時間の最初から最後まで」という範囲が明確です。
I thought my wallet was lost, but it was in my bag the whole time.
財布をなくしたと思っていましたが、実はずっとバッグの中にありました。
この例には「後になって、最初からそうだったと分かった」という発見のニュアンスがあります。
all the timeとevery timeの違い
every timeは「〜するたびに・毎回」で、後ろに出来事を表す節を続けられます。
She smiles every time she sees me.
彼女は私を見るたびに笑顔になります。
She smiles all the time.
彼女はいつも笑顔です。
every timeは一回ごとの条件やきっかけ、all the timeは全体的な頻度や継続を表します。
場面別の自然な例文
日常会話
I listen to podcasts all the time.
私はいつもポッドキャストを聞いています。
Why are you tired all the time?
どうしていつも疲れているの?
Our neighbors are having parties all the time.
近所の人たちはしょっちゅうパーティーをしています。
仕事
We use this spreadsheet all the time.
このスプレッドシートはいつも使っています。
Customer needs change all the time.
顧客のニーズは絶えず変化します。
You don’t have to be available all the time.
常に連絡が取れる状態でいる必要はありません。
恋愛・人間関係
I’ve been thinking about you all the time.
ずっとあなたのことを考えていました。
We don’t have to agree all the time.
私たちはいつも意見が一致しなくてもいいのです。
He brings up his ex all the time.
彼はしょっちゅう元恋人の話を持ち出します。
旅行・暮らし
Keep your passport with you all the time.
パスポートは常に身につけておいてください。
The weather changed all the time on the island.
その島では天気がころころ変わりました。
Do buses run all the time?
バスはいつでも運行していますか?
all the timeに込められる感情
all the timeは頻度を強く印象づけるため、声の調子によって好意にも不満にもなります。
You make me smile all the time.
あなたはいつも私を笑顔にしてくれます。
You interrupt me all the time.
あなたはいつも私の話を遮ります。
不満を伝える場面でall the timeを使うと、相手には「あなたは毎回そうだ」と強く責めているように聞こえる可能性があります。穏やかに伝えたいときはsometimesやquite oftenを使い、具体的な状況を説明するとよいでしょう。
日本人が間違えやすいポイント
all timeだけにしない
「いつも」の定型表現ではtheが必要です。
× I think about it all time.
○ I think about it all the time.
一方、an all-time record(史上最高記録)のようなall-timeは別の形容詞表現です。
「毎回〜するとき」はevery time
× All the time I visit her, she cooks for me.
○ Every time I visit her, she cooks for me.
彼女を訪ねるたびに、料理を作ってくれます。
all the timesと複数形にしない
「いつも・ずっと」の意味ではtimeは単数です。all the times we metのように複数形になる場合は、「私たちが会ったすべての機会」という別の意味です。
文字どおりの「常時」とは限らない
He complains all the time.は、24時間休まず不満を言っているという意味ではなく、「話し手には非常に頻繁に感じられる」という誇張であることが一般的です。
all the timeが出てこないときの簡単な言い換え
| 言いたいこと | all the time | 簡単な言い換え |
|---|---|---|
| いつも | She calls me all the time. | She often calls me. |
| 常に | Keep it with you all the time. | Always keep it with you. |
| その間ずっと | I was nervous all the time. | I was nervous from start to finish. |
| 絶えず変わる | It changes all the time. | It keeps changing. |
often・always・keep …ing・from start to finishを使えば、all the timeがすぐに出なくても十分に伝えられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連する時間表現
- all dayの意味と使い方:一日中
- all nightの意味と使い方:一晩中・夜通し
- all overの意味と使い方:至る所に・全体に
まとめ:all the timeは「高い頻度」と「時間の継続」
- 習慣や反復なら「いつも・しょっちゅう」
- 状態の継続なら「ずっと・絶えず」
- alwaysより会話的で、強調や感情が出やすい
- the whole timeは特定の時間の最初から最後まで
- every timeは「〜するたびに・毎回」
まずはI use it all the time.(それ、いつも使っています)やThings change all the time.(物事は絶えず変わります)のような短い文から使ってみてください。
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