Get backの意味は?「戻る・取り戻す・返事する」の使い方とcome backとの違い

get backの意味・使い方・例文を解説するアイキャッチ画像

get backを見ると、まず「戻る」と覚える人が多いでしょう。ただ、会話では「家に戻る」「物を取り戻す」「あとで返事をする」「仕事に戻る」など、かなり幅広く使われます。

ばらばらの意味に見えますが、共通するイメージは「人や物を元の場所・状態・流れへ戻す」です。この記事では、get backの意味、語順、使い分け、come back・go backとの違いまで、自然な例文と一緒に解説します。

この記事の要点

  • get back:戻る・帰る
  • get+物+back:物を取り戻す・返してもらう
  • get back to+人:人に折り返し連絡する
  • get back to+物事:仕事・話題などに戻る

get backの基本的な意味は「元へ戻る」

get backの最も基本的な意味は「戻る」「帰る」です。

  • get:ある状態・場所に到達する
  • back:元の位置・状態へ

この2語が合わさり、「元いた場所や元の状態に到達する」という感覚になります。getを単に「手に入れる」と訳すのではなく、ここでは移動や変化の末に着くと考えるのがポイントです。

句動詞が「動詞+副詞・前置詞」からどう意味を広げるのかは、be-rize.comの句動詞をコアイメージから理解する方法も参考になります。

しゅみすけ(大山俊輔)

get backは、難しい日本語訳を増やすより「元へ戻る」という一本の矢印を思い浮かべると理解しやすくなります。

get backの主な使い方と例文

1.人が場所へ「戻る・帰る」

主語が人で、後ろに目的語を置かないget backは「戻る」「帰る」です。日常会話ではreturnよりくだけた自然な響きがあります。

What time did you get back last night?
昨夜は何時に帰ってきたの?

I just got back from Osaka.
大阪から戻ったばかりです。

Let’s get back before it gets dark.
暗くなる前に戻ろう。

Text me when you get back.
戻ったらメッセージしてね。

get back homeではなく、ふつうはget home

homeは「家へ」という方向を含む副詞として使えるため、通常は前置詞なしでget homeと言います。

  • 自然:What time did you get home?
  • 文脈によって可能:What time did you get back home?

get back homeも間違いではなく、「外出先などから家へ戻る」という戻ることを強調します。ただ、単に帰宅時刻を聞くならget homeがすっきりしています。

2.get+物+backで「取り戻す・返してもらう」

物をgetとbackの間に入れると、get something backで「何かを取り戻す」「返してもらう」という意味になります。

Did you get your money back?
返金してもらえた?

I finally got my phone back.
ようやくスマホが戻ってきました。

Can I get this book back by Friday?
この本、金曜日までに返してもらえる?

She worked hard to get her confidence back.
彼女は自信を取り戻すために努力しました。

戻るのは物だけではありません。confidence(自信)、energy(元気)、freedom(自由)、trust(信頼)なども「元の状態へ戻す」ことができます。

代名詞は必ず真ん中へ

目的語がit・themなどの代名詞なら、語順はget it backです。

  • 正:I want to get it back.
  • 誤:I want to get back it.

名詞ならget my bag backのように真ん中へ置く形が最も自然です。

3.get back to+人で「折り返し連絡する・返事する」

get back to someoneは、質問や依頼をいったん持ち帰り、あとでその人とのやり取りに戻るイメージです。仕事でも日常会話でも頻出します。

Let me check, and I’ll get back to you this afternoon.
確認して、今日の午後にご連絡します。

Thanks for getting back to me so quickly.
すぐにお返事いただきありがとうございます。

When can you get back to us with an answer?
いつご回答いただけますか?

I’ll get back to you.だけでは時期が曖昧なので、仕事ではby Fridaythis afternoonのように期限を添えると親切です。

4.get back to+物事で「仕事・話題などに戻る」

toの後ろが人ではなくwork、the point、the original topicなどなら、「中断していたことに戻る」という意味です。

I need to get back to work.
仕事に戻らないと。

Let’s get back to the main point.
本題に戻りましょう。

We can get back to planning the trip after lunch.
昼食後に旅行の計画をまた進めよう。

It took me a week to get back to my normal routine.
いつもの生活に戻るまで1週間かかりました。

return、get it back、get back to you、get back to workの違いを示すイラスト

get back・come back・go back・returnの違い

表現 中心となる感覚
get back 元の場所・状態へ戻り着く I got back at ten.
come back 話し手側・基準点へ戻ってくる Come back soon.
go back 話し手から離れた場所・以前の地点へ戻っていく I have to go back to the office.
return 戻る/返す。やや硬めで書き言葉にも合う Please return the key.

get backは「戻る動作が完了し、その場所に着く」点に意識が向きやすい表現です。一方、come backとgo backは、話し手から見た移動方向がよりはっきりします。

go backを詳しく確認したい方は、go backの意味・使い方とcome backとの違いもあわせてどうぞ。

get back toとget back atを混同しない

前置詞が変わると意味も変わります。

  • get back to 人:人に返事・折り返しをする
  • get back at 人:人に仕返しをする

I’ll get back to Ken tomorrow.
明日ケンに返事します。

He tried to get back at Ken.
彼はケンに仕返ししようとしました。

toは「相手のところへ戻る」、atは「相手を狙う」とイメージすると区別しやすくなります。

日本人が間違えやすいポイント

「戻る場所」にはtoを使う

場所を具体的に示す場合は、基本的にget back to+場所です。

  • get back to the hotel(ホテルへ戻る)
  • get back to the office(オフィスへ戻る)

ただし、home・here・thereは副詞なのでtoを付けません。

  • get back home / here / there
  • × get back to home / to here / to there

「返事する」のtoの後ろには人を置く

get back to your emailと言うと「メールの作業に戻る」のように聞こえることがあります。「メールに返信する」なら、意味を明確にしてreply to your email、または相手を主語にしてget back to youが安全です。

backは「後ろ」だけではない

ここでのbackは身体の「背中」ではなく、「元の位置・状態へ」を表す副詞です。この感覚がわかると、pay back(返済する)、take back(返す・発言を撤回する)などにもつながります。関連して、take backの意味と使い方も参考にしてください。

しゅみすけ(大山俊輔)

「戻る場所」「戻ってくる物」「戻る相手や活動」を見つけると、get backの後ろに何を置けばよいか判断しやすくなります。

get backが出てこないときの簡単な言い換え

会話中にget backがすぐ出てこなくても、知っている英語で十分伝えられます。

言いたいこと get backを使う表現 簡単な言い換え
家に戻る get back home go home / come home
お金を取り戻す get my money back have my money returned
あとで返事する get back to you later answer you later / call you later
仕事に戻る get back to work start working again

特にagainは便利です。「元の活動をもう一度する」と言えば、多くの場面で意図が伝わります。

会話で使えるミニフレーズ

  • I’ll be right back. すぐ戻ります。
  • When did you get back? いつ戻ったの?
  • Can I get it back? 返してもらえる?
  • I’ll get back to you by noon. 正午までに返事します。
  • Let’s get back to business. 本題/仕事に戻りましょう。
  • I’m glad to have you back. 戻ってきてくれてうれしいです。

理解度チェック

空欄に入る最も自然な語を考えてみましょう。

  1. I’ll get ( ) to you tomorrow.(明日返事します)
  2. Did you get your deposit ( )?(保証金は返ってきた?)
  3. Let’s get back ( ) work.(仕事に戻ろう)

答え:1. back 2. back 3. to

まとめ

get backの核は「元の場所・状態・流れへ戻る」です。

  • get back=戻る・帰る
  • get+物+back=取り戻す・返してもらう
  • get back to+人=折り返し連絡する
  • get back to+活動・話題=中断していたことに戻る

まずは日常で使いやすいI’ll get back to you.I need to get back to work.から声に出して練習してみてください。

ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・定型表現の総合ガイドや、be-rize.comの日常会話で使える句動詞一覧もご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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