
hurry upは、「急ぐ」「早くする」「急いで」という意味です。時間が足りないときに自分の動きを速めたり、相手へ急ぐよう促したりします。
We need to hurry up.なら「私たちは急がないと」、Hurry up!なら「早く!」です。ただし、命令形のHurry up!は言い方や関係性によって強く聞こえます。この記事ではhurryとの違い、自然な語順、場面に合った丁寧な表現まで解説します。
Contents
hurry upの基本的な意味
hurryは「急ぐ」、upは動きや進行を押し上げ、完了へ近づける感覚を加えます。そのためhurry upは、単に急いで動くというより、「今よりペースを上げて、早く先へ進む」というニュアンスになります。
- Hurry up!:急いで!/早く!
- We need to hurry up.:私たちは急ぐ必要があります。
- You’d better hurry up.:急いだほうがいいですよ。
- I wish they’d hurry up.:あの人たち、早くしてくれたらいいのに。
移動だけでなく、着替え、食事、準備、決定、作業など、時間内に進めたいさまざまな行動に使えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
hurryとhurry upの違い
両方とも「急ぐ」ですが、焦点が少し異なります。
| 表現 | 中心となる感覚 | 例 |
|---|---|---|
| hurry | 急いで行動する | I hurried to the station. |
| hurry up | ペースを上げる・早く終える | Hurry up, or we’ll miss the train. |
I hurried home.
私は急いで家へ帰りました。
I hurried up and got ready.
私は急いで準備を済ませました。
日常会話で「早くして」と促す場合はhurry upが自然です。hurryだけを命令形にしたHurry!も使えますが、切迫した響きになりやすい表現です。
Hurry up!の強さと丁寧な言い方

Hurry up!は直接的な命令です。家族や親しい友人には自然ですが、同僚、顧客、初対面の人にはぶっきらぼうに聞こえる可能性があります。
| 表現 | 響き | 日本語の目安 |
|---|---|---|
| Hurry up! | 直接的・強い | 早く! |
| Please hurry. | 緊急性を保ちながら依頼 | 急いでください |
| Could you hurry, please? | 少し丁寧 | 急いでいただけますか |
| We need to leave soon. | 理由を共有する | もうすぐ出ないといけません |
| Are you almost ready? | 間接的に進み具合を確認 | もう準備できそう? |
仕事では「急いで」と相手へ命令するより、期限や理由を具体的に共有するほうが自然です。
Could you send it by three? We need it for the meeting.
3時までに送っていただけますか。会議で必要です。
Hurry up and+動詞の使い方
Hurry up and+動詞で、「急いで〜する」「早く〜して」と、急いでほしい行動を具体的に続けられます。
Hurry up and get dressed.
急いで着替えて。
Hurry up and choose a seat.
早く席を選んで。
Let’s hurry up and finish this before lunch.
急いで、昼食前にこれを終わらせましょう。
会話ではhurry up to finishより、hurry up and finishのほうが「早く終わらせて」という意図を自然に表せます。
hurry up with+名詞の使い方
hurry up with+名詞は、「〜を早く進める」「〜を早く終える」という意味です。
Hurry up with your breakfast, or you’ll be late.
朝ごはんを早く食べないと遅刻するよ。
Can you hurry up with the report?
その報告書を急いで仕上げてもらえますか。
相手への圧がかかりやすい形なので、仕事では期限や事情を添えるとよいでしょう。
hurry someone upは「人を急がせる」
hurryとupの間に人を置くと、hurry someone up=人を急がせるとなります。
Don’t hurry me up. I’m almost done.
急かさないで。もうすぐ終わります。
The staff hurried us up because the store was closing.
閉店時間だったので、スタッフは私たちを急がせました。
× hurry up me
○ hurry me up
目的語が代名詞の場合は、hurryとupの間に置きます。
場面別の自然な例文
家庭:出発前に急ぐ
Hurry up! The bus will be here in five minutes.
急いで!あと5分でバスが来るよ。
We don’t have to hurry. We still have plenty of time.
急ぐ必要はありません。まだ時間は十分あります。
You need to hurry up and pack your bag.
急いで荷物をまとめないといけません。
仕事:締め切りや作業を急ぐ
We’ll have to hurry up if we want to meet the deadline.
締め切りに間に合わせたいなら、作業を急がなければなりません。
I don’t want to hurry you, but the client is waiting.
急かしたくはないのですが、クライアントがお待ちです。
There’s no need to hurry. Accuracy is more important.
急ぐ必要はありません。正確さのほうが重要です。
旅行:電車・飛行機に間に合わせる
We’d better hurry up, or we’ll miss our flight.
急いだほうがいいです。そうしないと飛行機に乗り遅れます。
Please hurry. My train leaves in ten minutes.
急いでください。電車が10分後に出ます。
I hurried through security and ran to the gate.
私は急いで保安検査を通り、搭乗口まで走りました。
恋愛・人間関係:答えを急かさない
I don’t want to hurry you into making a decision.
あなたに決断を急がせたくありません。
Don’t hurry into a relationship just because you feel lonely.
寂しいからというだけで、急いで交際を始めないで。
hurry into+名詞/doingは、十分に考えず急いである状況に入ることを表します。
hurry upとrushの違い
hurry upは「ペースを上げる」、rushは「大急ぎで動く・慌ただしく行う」というイメージです。
- Hurry up.:今より早くして
- Don’t rush.:慌てて雑にしないで
I hurried to catch the train.
電車に間に合うよう急ぎました。
I rushed the report and made several mistakes.
報告書を慌てて仕上げたため、いくつかミスをしました。
rushには、速すぎて余裕や丁寧さを失うニュアンスが出やすいのが特徴です。
反対の表現はTake your time
相手に「急がなくて大丈夫」と伝える代表的な表現がTake your time.です。
Take your time. There’s no hurry.
ゆっくりで大丈夫です。急ぐ必要はありません。
No rush.
急がなくて大丈夫です。
Whenever you’re ready.
準備ができたときで大丈夫です。
日本人が間違えやすいポイント
be hurryとは言わない
× I am hurry.
○ I’m in a hurry.
私は急いでいます。
○ I have to hurry.
急がなければなりません。
hurryは基本的に動詞・名詞です。「急いでいる状態」はbe in a hurryで表します。
相手を急かすなら関係性と場面を考える
Hurry up, please.とpleaseを付けても、命令の強さが完全に消えるわけではありません。仕事ではCould you …?や期限の提示が安全です。
「急いでいる」と「慌てている」は同じではない
I’m in a hurry.は時間がなく急いでいる状態です。気持ちが動揺している「慌てる」なら、panicやget flusteredなどが文脈に合う場合があります。
簡単な英語で言い換えるなら
hurry upが強く感じられる場合は、状況を短い英語で伝えるだけでも相手に意図が伝わります。
- We’re late.:遅れています。
- We have to go now.:もう行かないといけません。
- The train leaves soon.:電車はもうすぐ出ます。
- Can you be ready in five minutes?:5分で準備できますか。
- Please do it by noon.:正午までにお願いします。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
- be in a hurry:急いでいる
- hurry to do:急いで〜する
- hurry into doing:性急に〜する
- hurry someone up:人を急がせる
- rush:大急ぎで動く、慌てて行う
- There’s no hurry.:急ぐ必要はない
- No rush.:急がなくて大丈夫
まとめ
hurry upは、「ペースを上げて急ぐ」「早くする」という句動詞です。Hurry up!は直接的な命令になるため、相手との関係や緊急性に合わせて、Could you hurry?、We need to leave soon.などへ調整しましょう。
まずは We need to hurry up.、Hurry up and get ready.、There’s no need to hurry.の3つを覚えると、急ぐ側・急がせる側・急がなくてよい場面を表現できます。








