get there・get hereの意味は?arrive・reachとの違いと使い方

get there / get hereの意味は「着く・たどり着く」

get there は「そこに着く・目的地へたどり着く」、get here は「ここに着く」という意味です。ただし I’m getting there. なら「だんだんできてきた・少しずつ進んでいる」、We’ll get there. なら「いずれ目標を達成できる」という比喩的な意味にもなります。

まず覚えたい代表例文

  • What time did you get there?
    何時にそこへ着きましたか?
  • How did you get here?
    どうやってここまで来たのですか?
  • I’m getting there.
    少しずつ進んでいます/だんだんできてきました。
  • Don’t worry. We’ll get there.
    心配しないで。いずれたどり着けます。

get there・get hereの基本的な意味

get には「ある場所・状態へ到達する」という動きがあります。there は話し手から離れた「そこ」、here は話し手のいる「ここ」です。つまり、get + 場所を表す副詞 で「その場所へ到達する」というイメージになります。

  • We got there before noon.
    私たちは正午前にそこへ着きました。
  • When did you get here?
    いつここに着いたのですか?
  • It took us two hours to get there.
    そこへ着くのに2時間かかりました。

getの「手に入れる」だけを覚えていると不思議に見えますが、ここでのgetは「移動の結果、その地点に至る」です。getの幅広い意味は、be-rize.comのgetのコアイメージと合わせて確認すると整理しやすくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

get thereのポイントは「移動の過程」よりも「目的地に到達すること」です。遠い場所だけでなく、隣の部屋やオンライン上の目的地点にも使えます。

thereとhereは誰の視点で決まる?

therehere の選択は、基本的に話し手が今どこにいるかで決まります。自分が相手のいる場所へ向かっている途中なら、その場所は自分から見て there です。一方、すでに現地にいる人が「ここへ来るのに」と話すなら here を使います。

表現 視点
get there 話し手から離れた場所へ着く I’ll call you when I get there.
get here 話し手のいる場所へ着く Call me when you get here.

電話やメッセージでは、相手の場所を相手の視点に寄せて What time will you get there? と言うこともあります。視点は文脈で動きますが、「ここ/そこ」の距離感を意識すれば判断しやすくなります。

前置詞toを付けないのが重要

herethere は、この用法では場所を表す副詞なので、前に to を置きません。

  • How long did it take to get there?
  • × How long did it take to get to there?
  • What time can you get here?
  • × What time can you get to here?

具体的な名詞を置く場合は get to + 場所 です。

  • get to the station(駅に着く)
  • get to London(ロンドンに着く)
  • get there(そこに着く)

home も同じ仲間で、通常は get home と言います。詳しくはget homeの意味と使い方をご覧ください。

I’m getting there.は「だんだんできてきた」

I’m getting there. は、文字どおりなら「そこへ近づいている」ですが、会話では「目標や望ましい状態へ少しずつ近づいている」という比喩的な表現としてよく使われます。まだ完成してはいないものの、前進しているという前向きな含みがあります。

  • How’s your presentation coming along? — I’m getting there.
    プレゼンの準備はどう?— だんだんできてきたよ。
  • Are you feeling better? — I’m getting there.
    体調はよくなった?— 少しずつね。
  • My English isn’t fluent yet, but I’m getting there.
    英語はまだ流暢ではありませんが、少しずつ上達しています。

get there、get here、I'm getting there、We'll get thereの意味の違い

We’ll get there.は「いずれ達成できる」

We’ll get there. は、問題が残っているときに「時間はかかっても、最終的には目標へ到達できる」と励ます表現です。仕事のプロジェクト、語学学習、二人の関係改善など幅広く使えます。

  • There’s still a lot to fix, but we’ll get there.
    まだ直すことは多いですが、いずれ完成させられます。
  • We don’t agree on everything yet, but we’ll get there.
    まだすべてに同意できるわけではないけれど、少しずつ分かり合えるよ。
  • One step at a time. We’ll get there.
    一歩ずつ進もう。きっとたどり着けるよ。

断言する形なので励ます力がありますが、深刻な問題に対して具体策なしで繰り返すと楽観的すぎる印象にもなります。仕事では We’ll get there if we prioritize the key issues.(重要課題を優先すれば達成できます)のように条件や行動を添えると説得力が増します。

しゅみすけ(大山俊輔)

I’m getting there. は「もうできた」ではありません。「まだ途中だけれど、以前より進んでいる」という控えめで前向きな返答です。

get thereとarrive・reach・make itの違い

表現 ニュアンス 文法
get there 日常的。「そこへ着く/たどり着く」 thereの前にtoなし
arrive 到着という事実に焦点。やや中立・改まった響き arrive at/in + 場所
reach 目的地・目標へ到達する。到達点を強調 reach + 場所(toなし)
make it 困難を越えて間に合う・無事着く make it to + 場所も可
  • We got there at nine.
    私たちは9時にそこへ着きました。(自然な会話)
  • We arrived at the venue at nine.
    私たちは9時に会場へ到着しました。(到着を報告)
  • We reached the summit at nine.
    私たちは9時に山頂へ到達しました。(到達点を強調)
  • We made it just before the doors closed.
    ドアが閉まる直前になんとか間に合いました。(苦労・安堵)

How did you get there?は「どうやって行った?」

How did you get there? は「どうやってそこへ着いたの?」から、交通手段や経路を尋ねる自然な質問になります。

  • How did you get there, by train or by car?
    そこへはどうやって行ったの、電車、それとも車?
  • What’s the best way to get there?
    そこへ行く一番よい方法は何ですか?
  • Can I get there on foot?
    そこへ歩いて行けますか?

一方、How long did it take you to get there? は所要時間、What time did you get there? は到着時刻を尋ねます。

仕事で使えるget there / get hereの例文

  • Can you get here by 8:30 for the setup?
    設営のため8時30分までにここへ来られますか?
  • Let me know when you get there safely.
    無事に着いたら知らせてください。
  • We need a clearer plan to get there by the deadline.
    期限までに目標を達成するには、より明確な計画が必要です。
  • It may take another week, but we’re getting there.
    あと1週間かかるかもしれませんが、着実に進んでいます。
  • How do we get from our current numbers to there?
    現在の数字から、その目標へどう到達しますか?

職場で Can you get here by 8:30? は自然ですが、状況によっては命令に聞こえます。目上の人や社外の相手には Would you be able to get here by 8:30? とすると丁寧です。

恋愛・人間関係・日常会話の例文

  • Text me when you get there.
    着いたらメッセージしてね。
  • How long will it take you to get here?
    ここに着くまでどれくらいかかる?
  • I can’t wait for you to get here.
    あなたがここへ来るのが待ちきれない。
  • We’re not completely comfortable with each other yet, but we’re getting there.
    まだ完全に打ち解けたわけではないけど、少しずつ近づいているよ。
  • Take your time. You’ll get there.
    焦らなくていいよ。きっとできるようになるから。

待ち合わせで「着いたよ」「もうすぐ着く」と伝える表現は、既存記事I’m here・I’ve arrived・I’m almost thereの違いで場面別に詳しく解説しています。

日本人が間違えやすいポイント

1.get to there / get to hereにしない

thereとhereの前にtoは不要です。場所の名詞なら get to the office、副詞なら get there と覚えましょう。

2.I’m getting there.を「今そこへ向かっている」と決めつけない

実際の移動中にも使えますが、質問が仕事・体調・上達についてなら「少しずつ進んでいる」という比喩です。移動中だと明確に言うなら I’m on my way. が分かりやすいでしょう。

3.I got thereとI was thereを混同しない

I got there at six. は「6時に着いた」という到着、I was there at six. は「6時にはそこにいた」という存在・状態を表します。

4.reach thereは通常避ける

reach は他動詞なので reach the station のように目的地を直接置きます。thereを使うなら、日常会話では get there が自然です。

まとめ

get there は「そこへ着く」、get here は「ここへ着く」が基本です。here・thereの前にはtoを付けません。さらに、I’m getting there. は「まだ途中だが少しずつ進んでいる」、We’ll get there. は「いずれ目標を達成できる」という前向きな比喩になります。

句動詞・イディオム・定型表現の全体像は、英熟語とは?句動詞・イディオム・定型表現・重要構文の違いと覚え方にまとめています。到着連絡なら上記の関連記事、帰宅ならget homeへ進むと、似た表現を場面ごとに整理できます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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