英語の接続詞とは?and・but・because・ifの働きと使い方を例文で解説

and・but・because・ifが言葉と文をつなぐ働きを示した接続詞の図解

英語で少し長く話そうとすると、and ばかり続いてしまうことはありませんか。接続詞は、単に「文と文の間へ入れる単語」ではありません。二つの情報が追加・対比・理由・条件・時間など、どのような関係にあるかを相手へ知らせる標識です。

I was tired.I went out. の間へ but を置けば、「疲れていた。それでも出かけた」という意外な関係が生まれます。because を置けば理由、if を置けば条件になります。接続詞を変えると、同じ情報でも話の設計が変わります。

この記事でわかること
  • 英語の接続詞(conjunction)とは何か
  • 等位接続詞・従属接続詞・相関接続詞の違い
  • and・but・or・so・because・if・whenの基本
  • 接続詞の後ろに置く形
  • becauseとbecause of、althoughとdespiteの違い
  • 会話で短い文を自然につなぐ方法

英語の接続詞とは、言葉や文の関係を示してつなぐ語

接続詞は英語で conjunction といいます。単語、句、節などを結び、前後の情報の関係を示します。

接続詞 示す関係 基本イメージ
and 追加・並列 A、そしてB
but 対比・逆方向 A、しかしB
or 選択 AまたはB
so 結果 A、そのためB
because 理由 BなのはAだから
if 条件 AならB
when 時間 AのときB

Cambridge Grammarでは、接続詞の大きな分類として、andbut などの等位接続詞と、becauseif などの従属接続詞が示されています。まずは「対等なものを並べるか」「主文へ説明を足すか」を見れば、全体像をつかめます。

等位接続詞と従属接続詞のつなぎ方の違いを示した図解

接続詞の主な種類は等位・従属・相関の3つ

等位接続詞|対等な単語・句・節をつなぐ

等位接続詞(coordinating conjunction)は、文法上同じ立場のものを結びます。

  • coffee and tea:単語と単語
  • in the morning or after work:句と句
  • I was tired, but I went out.:節と節

代表的な7語は for・and・nor・but・or・yet・so で、頭文字を取ってFANBOYSと呼ばれます。初心者が会話で先に使いたいのは、特に andbutorso です。

従属接続詞|主文へ理由・条件・時間などを足す

従属接続詞(subordinating conjunction)は、主節へ追加説明となる従属節をつなぎます。

  • I stayed home because it was raining.
  • I’ll call you when I arrive.
  • We can go if you have time.

because it was rainingwhen I arriveif you have time は、いずれも主語+動詞を持つ節です。句と節の違いは、前の記事英語の句と節とは?phrase・clauseの違いと見分け方で整理しています。

相関接続詞|二つの語をセットで使う

相関接続詞(correlative conjunction)は、離れた二つの語をセットで働かせます。

意味
both A and B AもBも Both Emma and Lisa came.
either A or B AかBのどちらか You can choose either tea or coffee.
neither A nor B AもBも〜ない Neither answer is correct.
not only A but also B AだけでなくBも She is not only kind but also patient.

AとBには、できるだけ同じ文法の形を置きます。both reading and cooking のように動名詞同士、either today or tomorrow のように時を表す語同士をそろえると自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

接続詞をたくさん暗記する前に、「次の情報は追加なのか、反対なのか、理由なのか、条件なのか」を決めてみてください。関係が決まれば、必要な接続詞はかなり絞れます。会話では、短い文を一つ言ってから接続詞で次の文を足す練習が効果的です。

andは情報を同じ方向へ追加する

and は「AにBを加える」接続詞です。「そして」だけでなく、動作の順序や結果に近い流れを表すこともあります。

  • I bought some bread and cheese.
    パンとチーズを買いました。
  • She opened the door and walked in.
    彼女はドアを開けて中へ入りました。
  • Try again, and you’ll get better.
    もう一度やれば、もっと上達します。

会話で情報を足すだけなら、And … から次の文を始めることも一般的です。ただし、書き言葉では一文が長くなりすぎないよう注意します。

butは予想と違う方向へ話を曲げる

but は、前の情報から予想される流れと、後ろの情報が異なることを知らせます。

  • I’m tired, but I’m okay.
    疲れていますが、大丈夫です。
  • The dress is beautiful, but it’s too expensive.
    そのドレスは素敵ですが、高すぎます。
  • I called her, but she didn’t answer.
    彼女に電話しましたが、出ませんでした。

but は、断るときのクッションにも便利です。I’d love to, but I have plans.(ぜひ行きたいのですが、予定があります)のように、肯定的な気持ちを先に伝えられます。

orは選択肢を並べる

  • Would you like tea or coffee?
    紅茶とコーヒー、どちらがよいですか。
  • We can go today or tomorrow.
    今日か明日に行けます。
  • Hurry up, or we’ll miss the train.
    急がないと電車に乗り遅れます。

三つ以上を並べる場合、通常は最後の選択肢の前へ or を置きます。tea, coffee, or water のような形です。

soは原因のあとへ結果を置く

so は「前の内容を受けて、その結果どうなったか」を続けます。

It was raining, so I stayed home.
雨が降っていたので、家にいました。

原因 → so → 結果、という順序です。because とは情報の向きが異なります。

情報の順序
It was raining, so I stayed home. 原因 → 結果
I stayed home because it was raining. 結果 → 理由

日本語の「雨だったので」に引っ張られて、Because it was raining, so I stayed home. と二重につながないようにします。基本は becauseso のどちらか一方です。詳しい使い分けは「なぜなら」「だから」は英語で?because・so・since・asの違いでも確認できます。

becauseは後ろに理由となる節を置く

  • I’m happy because you’re here.
    あなたがここにいるので嬉しいです。
  • We left early because the weather was bad.
    天気が悪かったので早く出発しました。

because の後ろには主語+動詞を含む節を置きます。名詞だけを置く場合は because of を使います。

後ろに置くもの
because 主語+動詞 because it rained
because of 名詞・名詞句 because of the rain

ifは条件の扉を開く

if は「この条件が満たされた場合」という別の可能性を開きます。

  • If you’re free, let’s have lunch.
    時間があれば、ランチをしましょう。
  • I’ll help you if you need me.
    必要なら手伝います。
  • If it rains, we’ll stay home.
    雨が降ったら家にいます。

未来の条件でも、if節の中は通常、現在形を使います。If it will rain ではなく If it rains が基本です。British Councilも、未来を表す時・条件の節では現在形を使い、通常は節内で will を使わないと説明しています。

when・before・after・whileは時間関係を示す

接続詞 関係
when 〜するとき Call me when you arrive.
before 〜する前に Wash your hands before you eat.
after 〜したあとで Let’s talk after the meeting ends.
while 〜している間 I listened to music while I cooked.
until 〜するまで Wait here until I come back.

whenafter などの後ろにも主語+動詞が続きます。I’ll call you when I arrive. のように未来の話でも、時間の節では現在形 arrive を使います。

althoughは「それにもかかわらず」を一文に入れる

Although it was raining, we went out.
雨が降っていましたが、私たちは出かけました。

although は主語+動詞を含む節につなぎます。一方、despitein spite of の後ろには名詞・名詞句を置きます。

  • although it was raining
  • despite the rain
  • in spite of the rain

詳しくはalthough・though・even thoughの違いとdespiteの使い分けで解説しています。

thatは後ろの文を「内容」としてつなぐ

I think that she is right.
私は彼女が正しいと思います。

接続詞の that は、後ろの節を「〜ということ」という内容の箱にします。会話では省略されることも多く、I think she is right. と言えます。詳しくはbe:RIZEの接続詞thatとは?意味・使い方・省略と関係代名詞との違いにつないでいます。

接続詞と前置詞の違いは後ろの形を見る

接続詞 後ろ 前置詞・前置詞句 後ろ
because because she was sick because of because of her illness
although although it rained despite despite the rain
while while I was working during during work

意味の日本語訳だけで選ばず、後ろに「主語+動詞」が来るか「名詞」が来るかを確認します。既存記事接続詞と前置詞の使い分けにも接続できます。

英会話では4つの接続詞から始めれば十分

最初から一覧を全部覚える必要はありません。まず次の4語で、短い文を二つつなぐ練習をします。

  1. and:もう一つ情報を足す
  2. but:反対・意外な情報を足す
  3. because:理由を足す
  4. if:条件を足す
短い文 接続詞で広げる
I like this café. I like this café because it’s quiet.
I’m tired. I’m tired, but I want to finish this.
I’m free tomorrow. I’m free tomorrow, so let’s meet.
You have time. If you have time, call me.

よくある質問

文頭にandやbutを置いてもよいですか?

会話や一般的な文章では使われます。ただし、何を受けているかが分かるようにし、短い文を何度もandで始める単調さには注意します。

becauseから始めた文は間違いですか?

Because I was tired, I went home. のように、理由の節を文頭へ置くのは正しい形です。会話で質問への答えとして Because I was tired. だけを使うこともあります。

接続詞の前にコンマは必要ですか?

独立した二つの節を andbutorso でつなぐときは、接続詞の前へコンマを置くのが基本です。単語や短い句をつなぐだけなら通常は不要です。

まとめ|接続詞は情報の関係を相手へ知らせる標識

  • 接続詞は単語・句・節をつなぎ、前後の関係を示す
  • 等位接続詞は対等なものをつなぐ
  • 従属接続詞は主文へ理由・条件・時間などを足す
  • 相関接続詞はboth A and Bなど二つの語をセットで使う
  • because・if・whenなどの後ろには基本的に主語+動詞が続く
  • 最初はand・but・because・ifから使えばよい

英語を長くするために、難しい一文を最初から考える必要はありません。短い文を先に言い、次の情報との関係を決めて接続詞で足します。接続詞は、単語を暗記する項目ではなく、相手へ話の道筋を渡すための道具です。

参考資料

接続詞がなぜ必要なのかを、日本語との語順比較や「次の情報を予告する」という視点から知りたい方は、英語はなぜ接続詞を使う?次の情報との関係を先に示す仕組みもご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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