
「情報は一つ、二つと数えられるのに、なぜ英語のinformationにはaをつけず、informationsとも言わないの?」と疑問に思ったことはありませんか。
結論から言うと、英語のinformationは、最初から一件ずつ区切られた物ではなく、「知識や事実の中身が集まったまとまり」として捉える名詞だからです。個々の情報を数えたいときは、a piece of information、two pieces of informationのように、pieceを使って一つ分ずつ切り出します。
しゅみすけ(大山俊輔)
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informationは不可算名詞|まず基本の形を確認
学校文法では、informationは不可算名詞と習います。したがって、一般的な標準英語では次のように使います。
- 正:I need some information.(いくらか情報が必要です)
- 正:Do you have any information about the event?(そのイベントについて何か情報はありますか)
- 誤:I need an information.
- 誤:We received many informations.
informationは不可算名詞なので、量を表すならmuch information、a lot of information、some informationを使います。数を表すmanyやfewとは通常組み合わせません。
なぜ数えられない?「情報の中身」をまとまりとして見るから
「現実に数えられるかどうか」だけで可算・不可算が決まるわけではありません。英語では、その場面で対象に一つずつの輪郭を与えているかが重要です。
たとえば、椅子なら一脚ごとに形があり、別の椅子との境界も見えます。そこでa chair、two chairsと数えられます。一方、informationが表すのは、紙、メッセージ、数字といった容器ではなく、そこに含まれる知識・事実・知らせの中身です。
その中身は、どこからどこまでを「一つ」とするかが最初から決まっていません。一文を一件と見ることも、一通のメール全体を一件と見ることもできます。だから英語では、informationそのものに固定した一個分の輪郭を与えず、広がりのあるまとまりとして扱います。

しゅみすけ(大山俊輔)
一つの情報と言いたいときはa piece of information
情報を一件ずつ数えたいとき、英語はinformationを直接変化させるのではなく、数えられるpieceを前に置きます。
- a piece of information ― 一つの情報
- two pieces of information ― 二つの情報
- three useful pieces of information ― 三つの役立つ情報
pieceは、もともと「一片・一部分」という意味です。輪郭のない情報のまとまりから、一つ分を切り出す役割をしています。同じ発想で、a piece of advice(一つの助言)、a piece of news(一つの知らせ)とも言えます。
ただし会話では、いつもpieceを使う必要はありません。内容に応じて、数えられる名詞へ具体化したほうが自然なこともあります。
- two facts ― 二つの事実
- three tips ― 三つのコツ
- several details ― いくつかの詳細
- two messages ― 二通のメッセージ
- three reports ― 三本の報告
日本人がinformationを数えたくなる理由
日本語の「情報」は、「情報量」のようにまとまりとしても、「三つの情報」のように個別の項目としても使えます。名詞の形自体は変わらず、助数詞の「つ」や文脈が境界を作ります。
英語では、名詞を文に置く段階で、数えられる一個なのか、複数なのか、輪郭をつけないまとまりなのかを表に出す傾向があります。日本語の「一つの情報」を単語ごとに置き換えるとan informationにしたくなりますが、英語ではinformation側に一個の輪郭がありません。
ここでは学習者が理解しやすい見方として「まとまり」と説明しています。可算・不可算には語の歴史や慣用も関係するため、すべての名詞を一つのイメージだけで機械的に判定できるわけではありません。それでも「現実に数えられるか」ではなく「英語がどんな単位として見せているか」と考えると、多くの例を整理しやすくなります。
informationを会話で自然に使う例文
情報が欲しい
Could you give me some information about the course?
そのコースについて情報をいただけますか。
情報が多い
There is a lot of information on this website.
このウェブサイトにはたくさんの情報があります。
役立つ情報を一つ伝える
Let me give you one useful piece of information.
役立つ情報を一つお伝えします。
十分な情報がない
We don’t have enough information to make a decision.
判断するための十分な情報がありません。
具体的な項目として数える
I have three tips for your trip.
旅行について三つのコツがあります。
間違えやすい組み合わせ
| 不自然・誤り | 自然な英語 | 考え方 |
|---|---|---|
| an information | some information a piece of information |
量ならsome、一件ならpieceで切り出す |
| informations | information pieces of information |
information自体は通常複数形にしない |
| many information | much information a lot of information |
manyではなく不可算用の量表現 |
| few information | little information | fewではなくlittle |
しゅみすけ(大山俊輔)
この考え方はadviceやfurnitureにも使える
advice、news、furniture、equipmentなども、英語では一つずつの個体より、内容や集合をまとまりとして見せる代表的な不可算名詞です。
- some advice/a piece of advice
- some news/a piece of news
- some furniture/a piece of furniture
- some equipment/a piece of equipment
まず全体をまとまりとして表し、必要なときにpieceや、より具体的な名詞で単位を与える。この発想が共通しています。
まとめ|informationは「情報の一個」ではなく「情報という中身」
informationが数えられないのは、情報が現実に複数存在しないからではありません。英語がinformationを、最初から一件ずつ輪郭のある物ではなく、知識や事実の中身が集まったまとまりとして扱うからです。
- informationは通常、不可算名詞として使う
- an informationやinformationsとは言わない
- 一つ分はa piece of informationと切り出す
- 内容に応じてfact、tip、detailなどへ具体化できる
- 可算・不可算は、現実の数より「英語がどんな輪郭で見せるか」で考える
可算・不可算の全体像は、b-cafe.netの可算名詞・不可算名詞の例と見分け方で確認できます。a piece ofの語順や使い方は、a piece ofの意味と使い方も参考にしてください。
「数えられる・数えられない」を暗記ではなく、対象の切り取り方から深く理解したい方は、be-rize.comの可算名詞と不可算名詞の違い|数えられるかより「どう切り取るか」で体系的に解説しています。
参考資料
- Cambridge Dictionary: Information
- Cambridge Dictionary: Nouns: countable and uncountable
- British Council LearnEnglish: Nouns: countable and uncountable
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