スティーブン・R・コヴィーの英語の名言7選|『7つの習慣』に学ぶ主体性と優先順位

成功のはしごと目的への扉を前に羅針盤を持つ人物を描いたオリジナルアート
速く登る前に、そのはしごが正しい壁にかかっているかを確かめる。

スティーブン・R・コヴィー(Stephen R. Covey)は、世界的ベストセラー『7つの習慣』で知られる著者・教育者です。目先のテクニックではなく、主体性、目的、優先順位、信頼といった原則から人生と仕事を見直す考え方を体系化しました。

ここでは、FranklinCovey公式資料と著書で確認できる言葉から7つを厳選。自然な日本語訳、発言の背景、英語表現、初心者が使える例文とともに紹介します。

1. 反応は、自分で選べる

Responsibility—“response-ability”—the ability to choose your response.

Stephen R. Covey

自然な和訳:「責任とは“反応を選ぶ能力”、つまり自分の反応を選択する力です。」

背景:旧記事でも紹介していた、第1の習慣「主体的である」を象徴する言葉です。出来事そのものは選べなくても、それにどう応じるかは選べると考えます。

英語ポイント:responsibilityresponseability に分けた語呂を使った説明です。厳密な語源解説というより、概念を覚えるための言葉遊びです。

初心者例文:I can choose my response.(私は自分の反応を選べます。)

出典:Stephen R. Covey, The 7 Habits of Highly Effective People

2. 成功のはしごを、違う壁にかけない

It is incredibly easy to work harder and harder at climbing the ladder of success only to realize that it’s leaning against the wrong wall.

Stephen R. Covey

自然な和訳:「成功のはしごを懸命に登り続けた末に、それが間違った壁にかかっていたと気づくのは、驚くほど簡単なことです。」

背景:第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」の考え方です。努力の量を増やす前に、自分が本当に行きたい場所を明確にします。

英語ポイント:only to do は「結局〜する結果になる」。期待と違う結末を表すことが多い形です。lean against は「〜に立てかける」。

初心者例文:Begin with your goal in mind.(目標を思い描いて始めよう。)

出典:FranklinCovey, Habit 2: Begin With the End in Mind

3. 大切なことを、最初に置く

Putting first things first means organizing and executing around your most important priorities.

Stephen R. Covey

自然な和訳:「最優先事項を優先するとは、最も大切なことを軸に計画し、実行することです。」

背景:第3の習慣は、緊急に見える用事に流されず、長期的に重要なことへ時間を使う実践です。「大きな石を先に入れる」という比喩でも知られています。

英語ポイント:put A first は「Aを最優先する」。organize around … は「〜を中心に組み立てる」という意味です。

初心者例文:Put your health first.(健康を最優先にして。)

出典:FranklinCovey, Habit 3: Put First Things First

この比喩は、b-cafe.netの過去記事「The Big Rocks First」でも詳しく紹介しています。

4. Win-Winでなければ、長期的には両方が負ける

In the long run, if it isn’t a win for both of us, we both lose.

Stephen R. Covey

自然な和訳:「長い目で見れば、双方にとっての勝利でなければ、結局は双方が負けるのです。」

背景:第4の習慣「Win-Winを考える」。自分を犠牲にすることでも、相手を打ち負かすことでもなく、双方が納得できる結果を探します。

英語ポイント:in the long run は「長い目で見れば、長期的には」。both of us は「私たち二人とも」です。

初心者例文:Let’s find a win-win solution.(双方に良い解決策を探しましょう。)

出典:FranklinCovey, Habit 4: Think Win-Win

大きな石を先に入れ、優先順位とWin-Winを表したオリジナルアート
大切なことを先に置けば、小さな用事はその周りに収まる。

5. 理解される前に、まず理解する

Seek first to understand, then to be understood.

Stephen R. Covey

自然な和訳:「まず相手を理解しようとし、そのあとで自分を理解してもらいなさい。」

背景:第5の習慣は、返事を考えながら聞くのではなく、相手の視点や感情まで理解しようとする「共感による傾聴」です。

英語ポイント:seek to do は「〜しようと努める」。前半は能動態の understand、後半は受動態の be understood です。

初心者例文:Try to understand first.(まず理解しようとしてみて。)

出典:FranklinCovey, Habit 5: Seek First to Understand

6. 相乗効果は、単なる妥協ではない

Synergy is not the same as compromise.

Stephen R. Covey

自然な和訳:「相乗効果は、妥協と同じではありません。」

背景:第6の習慣「シナジーを創り出す」は、互いが少しずつ諦めるのではなく、違いを使って当初より良い第三の案を生み出す考え方です。

英語ポイント:the same as … は「〜と同じ」。否定形 not the same as で「〜とは同じではない」と違いを明確にできます。

初心者例文:Different is not the same as wrong.(違うことは、間違いと同じではありません。)

出典:FranklinCovey, Habit 6: Synergize

7. 学んでも実行しなければ、本当に学んだことにはならない

To learn and not to do is really not to learn.

Stephen R. Covey

自然な和訳:「学んでも実行しないなら、本当の意味では学んだことになりません。」

背景:『7つの習慣』を知識として終わらせず、小さくても生活で実践するよう読者に促した言葉です。英語学習にもそのまま当てはまります。

英語ポイント:to learnnot to do が名詞的に使われています。短い対句にすることで「知ること」と「行うこと」の差を強調しています。

初心者例文:Learn it, then use it.(学んだら、使ってみよう。)

出典:FranklinCovey / Simon & Schuster, 30th Anniversary Edition release

まとめ|人生の舵を、自分へ戻す

コヴィーの言葉は、もっと速く働く方法より先に、「何を大切にし、どう反応し、誰とどんな関係を築くのか」を問いかけます。目的を決め、大切なことを先に置き、相手を理解してから話す。その一つひとつが、自分の人生を主体的に選ぶ習慣になります。

b-cafe.netには、コヴィーの考え方を掘り下げた「主体性を発揮する」もあります。名言からさらに考え方を深めたい方はこちらもどうぞ。

※日本語訳と英語解説は、原文と公式解説を踏まえた本記事独自のものです。

b わたしの英会話が運営する恋と仕事に効く英語執筆チームです。スクールで勤務するカウンセラー、外国人講師、そして、その他スタッフがお客様サポートを通じて「あ、このフレーズ使える!」「これって英語でなんていうんだろう?」と疑問に思ったことを記事を通じて解説しています。

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