
No pain, no gain. は、「苦労なくして得るものなし」「努力なくして成功なし」という意味の英語表現です。
筋トレやスポーツでよく聞く言葉ですが、勉強、仕事、新しい挑戦など、努力が必要なさまざまな場面で使われます。ただし、「痛みは我慢すべき」という意味で受け取ると危険な場合もあります。
この記事では、No pain, no gain. の正確な意味、発音、使い方、自然な例文、似た英語表現まで分かりやすく紹介します。
Contents
No pain, no gain. の意味
No pain, no gain.
苦労なくして得るものなし。/努力なくして成功なし。
pain は「痛み・苦労」、gain は「得るもの・成果」です。直訳すると「痛みがなければ、得るものもない」となります。
- no pain:痛みや苦労がない
- no gain:成果や成長がない
ここでいう pain は、必ずしも身体的な痛みだけではありません。時間をかけること、練習を続けること、失敗を経験することなど、目標を達成するための負担や努力も表します。
英英辞典では「成功したり進歩したりするには、苦労や努力が必要だと伝える表現」と説明されています。
No pain, no gain. の発音
発音の目安は「ノウ・ペイン、ノウ・ゲイン」です。
pain と gain が韻を踏んでいるため、短くて覚えやすく、標語や励ましの言葉として定着しました。
No pain, no gain.
/noʊ peɪn noʊ ɡeɪn/
pain と gain の母音は、どちらも「エイ」。2つを同じリズムで読むと自然です。
No pain, no gain. の使い方と例文
筋トレやスポーツで使う
My legs are tired, but no pain, no gain.
脚が疲れているけど、努力なくして成果なしだね。
トレーニングを続ける自分や仲間を励ます言葉として使えます。ただし、鋭い痛みやけがの兆候がある場合に、無理を正当化する表現ではありません。
Keep training. No pain, no gain!
トレーニングを続けよう。努力なくして成果なし!
英語学習で使う
Learning a language takes time. No pain, no gain.
語学の習得には時間がかかります。努力なくして上達なしです。
I review vocabulary every morning. No pain, no gain, right?
毎朝、単語を復習しています。努力なくして成果なし、でしょ?
英語学習の場合、pain を本当の「苦痛」と考える必要はありません。毎日少しずつ続ける手間や、間違いながら練習する過程を表しています。
仕事や資格試験で使う
This project is challenging, but no pain, no gain.
このプロジェクトは大変ですが、苦労なくして成果なしです。
I have to study this weekend. No pain, no gain.
今週末は勉強しないと。努力なくして合格なしだね。
カジュアルな決まり文句なので、友達や同僚との会話には使えます。一方、深刻な悩みを抱えている人に使うと、「我慢すればいい」と突き放した印象になることがあります。
No pain, no gain. はことわざ?イディオム?
No pain, no gain. は、英語のことわざ・格言として扱われることが多い表現です。単語どおりの意味から全体の意図を想像できるため、意味がまったく別物になる典型的なイディオムとは少し異なります。
文として見ると、動詞が省略されています。完全な形に近づけるなら、次のように考えられます。
If there is no pain, there is no gain.
苦労がなければ、得られる成果もない。
標語らしく短くするため、there is などが省略され、No pain, no gain. というリズムのよい形になっています。
「今日の痛みは明日の強さになる」を英語で
No pain, no gain. と一緒によく紹介される励ましの言葉に、次の表現があります。
The pain you feel today will be the strength you feel tomorrow.
今日感じる苦労は、明日感じる強さになる。
ここでは2か所とも feel を使います。過去形の fell は「落ちた・倒れた」という意味なので、the strength you fell tomorrow とは言いません。
より自然で簡単な英語にするなら、次のようにも言えます。
Today’s effort will make you stronger tomorrow.
今日の努力が、明日のあなたを強くします。
pain を使わないため、勉強や仕事について励ます場面ではこちらのほうが柔らかく伝わります。
No pain, no gain. に似た英語表現
No gain without pain.
No gain without pain.
苦労なしに成果は得られない。
語順は違いますが、No pain, no gain. とほぼ同じ意味です。
Hard work pays off.
Hard work pays off.
努力は報われる。
pay off は「努力などが実を結ぶ」という句動詞です。痛みを強調せず、努力の結果に焦点を当てるため、日常会話でも使いやすい表現です。
Practice makes perfect.
Practice makes perfect.
練習が完璧を作る。/習うより慣れよ。
繰り返し練習することの大切さを表す英語のことわざです。語学、楽器、スポーツなどに向いています。
Nothing worth having comes easy.
Nothing worth having comes easy.
価値のあるものは簡単には手に入らない。
worth having は「持つ価値がある」、come easy は「簡単に手に入る」という意味です。
Every little effort counts.
Every little effort counts.
小さな努力にも、すべて意味があります。
厳しく鼓舞する No pain, no gain. より、相手に寄り添いながら励ましたいときに使いやすい表現です。
No pain, no gain. を使うときの注意点
この言葉は前向きな標語ですが、どんな苦痛にも耐えるべきだという意味ではありません。
- けがを疑う身体的な痛みを我慢しない
- 心身を壊すほどの努力を肯定しない
- つらい状況にいる人へ安易に言わない
- 努力だけで解決できない問題にも配慮する
「頑張っている過程には意味がある」と自分を励ます場合には有効ですが、相手を励ますなら You’re making progress.(ちゃんと前に進んでいるよ)や Take your time.(焦らなくていいよ)のほうが適切なこともあります。
そのほかの前向きな表現は、前向きになれる英語のことわざ・名言でも紹介しています。
まとめ
No pain, no gain. は、「苦労なくして得るものなし」「努力なくして成功なし」という意味の英語のことわざです。
筋トレだけでなく、英語学習、仕事、試験勉強などにも使えます。ただし、痛みや無理を無条件に肯定する言葉ではありません。場面によっては Hard work pays off. や Every little effort counts. のような柔らかい表現と使い分けましょう。
参考:Merriam-Webster「no pain, no gain」
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