
似たような商品を比べても、どれも性能はほとんど同じ。候補者を並べても、実力に大きな差がない。そんな場面を日本語では「どんぐりの背比べ」と言います。
英語では、イギリス英語の much of a muchness が近い表現です。ただし、日常会話なら They are all about the same. や There is not much difference. のほうが簡単で伝わりやすいでしょう。
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「どんぐりの背比べ」の意味とは
「どんぐりの背比べ」は、どれも似たようなもので、抜きん出たものがないことを表すことわざです。
小さなどんぐり同士で背丈を比べても大きな差がない、という様子から生まれました。人の能力、商品の品質、作品の出来などを比べるときに使われます。
多くの場合、「どれも大したことがない」という少し否定的なニュアンスを含むため、人に直接使うと失礼に聞こえることがあります。
「どんぐりの背比べ」は英語でどう言う?
- much of a muchness:どれも似たり寄ったり
- all much the same:どれもほぼ同じ
- all about the same:どれもだいたい同じ
- not much to choose between them:どちらを選んでも大差がない
- there is not much difference:大きな違いはない
日本語を直訳して comparing the heights of acorns と言っても、英語のことわざとしては通じません。日本独特の表現を紹介するなら、In Japanese, we compare it to acorns measuring their height. と説明を加えましょう。
主要な英語表現の意味と違い
much of a muchness
much of a muchness は「どれも似たり寄ったり」「大差がない」という意味のイギリス英語です。「どんぐりの背比べ」にかなり近いものの、アメリカ英語の日常会話ではあまり一般的ではありません。
The three plans are much of a muchness.
その3つの案は、どれも似たり寄ったりです。
all much the same / all about the same
all much the same と all about the same は、複数のものが「どれもほぼ同じ」と伝える自然な表現です。評価を強く下げず、客観的に違いが小さいことを言えます。
These phones are all about the same.
これらのスマートフォンはどれもだいたい同じです。
not much to choose between them
There is not much to choose between them. は「選ぶ決め手になるほどの差がない」という意味です。商品、案、候補者などを比較する場面に向いています。
There is not much to choose between the two hotels.
その2つのホテルには、選ぶ決め手になるほどの差がありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
ぱっと英語で言うなら
会話でぱっと言うなら、次の表現が使いやすいでしょう。
They are all about the same.
どれも似たり寄ったりです。
イギリス英語らしいことわざ的な響きを出したいなら、次の言い方もできます。
They are much of a muchness.
それらはどんぐりの背比べです。
初心者でも言える簡単な英語

難しいイディオムを覚えなくても、次の短文なら十分に伝わります。
- They are all about the same.(どれもだいたい同じです)
- There is not much difference.(あまり違いはありません)
- No one is much better.(飛び抜けて良い人はいません)
- They have the same level.(同じくらいのレベルです)
- It is hard to choose.(選ぶのが難しいです)
しゅみすけ(大山俊輔)
基本動詞・SVO中心の短文
- I compared the three plans.(3つの案を比べました)
- They offer the same things.(どれも同じものを提供しています)
- I cannot see a big difference.(大きな違いが分かりません)
- No plan stands out.(飛び抜けた案はありません)
- We can choose any one.(どれを選んでも構いません)
「比べた」「差がない」「選びにくい」と順番に伝えると、ことわざを知らない相手にも状況が具体的に見えます。
会話例
商品を比較する場面
A: Which laptop is the best?
B: They are all about the same.
A: Is there any big difference?
B: Not really. Choose the one you like.
A: どのノートパソコンが一番いいですか?
B: どれもだいたい同じです。
A: 大きな違いはありますか?
B: あまりありません。好きなものを選んでください。
仕事の案を比較する場面
A: What do you think of these proposals?
B: There is not much difference between them.
A: Does any plan stand out?
B: No. They all have the same problem.
A: これらの提案をどう思いますか?
B: どれもあまり違いません。
A: 飛び抜けた案はありますか?
B: いいえ。どれにも同じ問題があります。
「五十歩百歩」との違い
- どんぐりの背比べ:複数の人や物がどれも似た程度で、抜きん出たものがない
- 五十歩百歩:一見差があっても、本質的には同じである
「どんぐりの背比べ」は、横に並べたもののレベルが近いことに注目します。「五十歩百歩」は、自分のほうがましだと思っていても実際は同類だ、という批判に使われやすい表現です。
英語では両方とも There is not much difference. と言い換えられますが、文脈で意味を補うことが大切です。
場面別の使い分け
- イギリス英語でことわざらしく:much of a muchness
- 日常会話で自然に:all about the same
- 客観的に差が小さいと言う:There is not much difference.
- 選択肢に決め手がない:There is not much to choose between them.
- 飛び抜けたものがない:No one / nothing stands out.
人を評価する場面では、They are all mediocre. のような直接的な言い方は強く響きます。本人の前では They are at a similar level. のように柔らかく表現するとよいでしょう。
まとめ|「どんぐりの背比べ」はsameとdifferenceで伝えられる
「どんぐりの背比べ」に近い英語には much of a muchness があります。しかし、会話では次の簡単な英語がより使いやすいでしょう。
They are all about the same.
There is not much difference.
No one stands out.
難しいイディオムを思い出せなくても、「どれも同じ」「差がない」「飛び抜けたものがない」と意味を分ければ、身近な中学英語で十分に伝えられます。








