
「犬猿の仲(けんえんのなか)」は、犬と猿のように仲が悪く、顔を合わせると衝突してしまう関係を表すことわざです。
英語では、頻繁に言い争う様子なら fight like cats and dogs が近い表現です。日本語では犬と猿ですが、英語では犬と猫が登場するのが面白い違いです。もっと日常的に言うなら、They do not get along. で「二人は仲が良くありません」と簡単に伝えられます。
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「犬猿の仲」の意味とは
二人の人間関係が非常に悪く、互いに反発したり、会うたびに口論したりする状態を表します。職場の同僚、家族、ライバル、昔から折り合いの悪い二人などについて使われます。
単に意見が一度合わなかっただけではなく、継続的に相性が悪い関係を表すのが一般的です。ただし、日常会話では本当に憎み合っている場合だけでなく、「あの二人はいつも言い合っている」という少し大げさでユーモラスな言い方にもなります。
「犬猿の仲」は英語でどう言う?
fight like cats and dogs
fight like cats and dogs は「犬と猫のように激しくけんかする」という英語の定番表現です。いつも口論している二人や、顔を合わせるたびに衝突する人たちに使います。
Those two fight like cats and dogs.
あの二人は犬猿の仲で、いつもけんかしています。
動詞が fight なので、単に仲が悪いだけでなく、実際によく争うことに焦点があります。
They do not get along.
They do not get along. は「二人は仲良くやっていない」「そりが合わない」という自然な日常表現です。激しいけんかをしているとは限らず、人間関係がうまくいっていないことを広く表せます。
They are at each other’s throats.
They are at each other’s throats. は、互いに激しく攻撃し合ったり、今にも大げんかになりそうだったりする状態を表します。かなり強い表現なので、一時的に対立が激化している場面にも使われます。
A dog and a monkey do not get along.は説明的な直訳
日本のことわざそのものを英語で紹介するなら、In Japan, we say that a dog and a monkey do not get along. と説明できます。しかし、英語圏の定番ことわざではないため、通常の会話では cats and dogs や do not get along へ置き換えるほうが自然です。
主要表現の意味と違い
- fight like cats and dogs:頻繁に激しく言い争う
- do not get along:仲良くできない・そりが合わない
- be at each other’s throats:激しく対立している
- cannot stand each other:互いに我慢できないほど嫌っている
- do not see eye to eye:意見が一致しない。必ずしも仲が悪いとは限らない
しゅみすけ(大山俊輔)
ぱっと英語で言うなら
いつもけんかする二人なら、次の表現がことわざらしく伝わります。
They fight like cats and dogs.
二人は犬猿の仲で、いつも激しくけんかします。
強く言いすぎたくない場合は、こちらが使いやすいでしょう。
They do not get along.
二人は仲が良くありません。
初心者でも言える簡単な英語
at each other’s throats のような難しい表現を知らなくても、get、talk、fight などの基本語で状況を説明できます。

They do not get along.
二人は仲良くできません。
この一文なら、激しいけんかをしている場合だけでなく、単に関係がうまくいっていない場合にも使えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
基本動詞・SVO中心の短文
- They often fight.(二人はよくけんかします)
- They do not talk much.(二人はあまり話しません)
- They avoid each other.(二人は互いを避けています)
- They never agree.(二人はまったく意見が合いません)
- He does not like her.(彼は彼女が好きではありません)
- They cannot work together.(二人は一緒に働けません)
「犬猿の仲」を使う英会話例
職場でいつも衝突する二人
A: Why are Ken and Lisa on different teams?
B: They do not get along.
A: I see. They argued again yesterday.
A:なぜケンとリサは別々のチームなのですか。
B:二人は犬猿の仲なんです。
A:なるほど。昨日もまた言い争っていましたね。
きょうだいがいつもけんかするとき
A: Your brothers are arguing again.
B: Yes, they fight like cats and dogs.
A: But they always help each other in the end.
A:弟さんたちがまた言い争っていますね。
B:ええ、いつも犬猿の仲です。
A:でも最後にはいつも助け合いますね。
会議で意見が合わないとき
A: Do Maya and Tom dislike each other?
B: Not really. They just do not see eye to eye on this plan.
A: So they disagree, but they are not enemies.
A:マヤとトムは互いを嫌っているのですか。
B:そういうわけではありません。この計画について意見が合わないだけです。
A:では意見は違うけれど、犬猿の仲ではないのですね。
似た英語表現との違い
do not see eye to eyeとの違い
do not see eye to eye は「意見が一致しない」という意味です。仕事上の方針が違っても、人間関係そのものは良好な場合があります。「犬猿の仲」は、意見だけでなく二人の関係そのものが悪いことを表します。
cannot stand each otherとの違い
cannot stand each other は「互いのことが我慢できない」「大嫌いだ」という強い感情を表します。けんかという行動より、相手への強い嫌悪感に焦点があります。
「水と油」との違い
「水と油」は、性格や考え方が大きく違い、うまく混ざり合わない二人を表します。一方、「犬猿の仲」は、互いに反発し、実際に衝突する関係を強く表します。
場面別の使い分け
- いつも激しくけんかする:They fight like cats and dogs.
- 関係がうまくいっていない:They do not get along.
- 現在、激しく対立している:They are at each other’s throats.
- 互いに大嫌い:They cannot stand each other.
- 意見だけが合わない:They do not see eye to eye.
- 初心者が行動を説明:They often fight. They avoid each other.
まとめ|動物を直訳せず、二人の行動を英語にする
「犬猿の仲」は、いつも激しくけんかする二人なら fight like cats and dogs、広く「仲が悪い」と言うなら do not get along が自然です。
難しい表現が出てこなくても、They often fight.、They do not talk much. のように、目に見える行動を短い文にすれば伝わります。日本語と英語で登場する動物が違っても、二人の状況を簡単な英語にほどけば問題ありません。








