
「分かりやすい」「使いやすい」「説明しにくい」は、英語でどう言えばよいのでしょうか。
このような「〜しやすい・〜しにくい」は、easy to+動詞、difficult to+動詞、会話ではhard to+動詞を使うと簡単に表せます。
difficult to+動詞の原形:〜しにくい/〜するのは難しい
hard to+動詞の原形:〜しにくい/〜するのは難しい
たとえば、easy(簡単な)とunderstand(理解する)の間にtoを入れるだけで、easy to understand(分かりやすい)になります。
この記事では、英会話初心者の方に向けて、3つの基本形と主語の置き方、自然な例文、よくある間違いを順番に解説します。
Contents
easy toの意味と基本形
easy to+動詞の原形は、「〜するのが簡単」「〜しやすい」という意味です。
それは使いやすいです。/それを使うのは簡単です。
It is easy to remember.
覚えやすいです。
It is easy to make.
作るのは簡単です。
toの後ろには、usesやusedではなく動詞の原形を置きます。
- easy to use
- easy to read
- easy to understand
- easy to remember
「誰にとって簡単なのか」を加える場合は、for+人を使います。
このアプリは初心者にも使いやすいです。
This book is easy for children to read.
この本は子どもにも読みやすいです。
difficult toとhard toの意味
difficult to+動詞とhard to+動詞は、どちらも「〜するのが難しい」「〜しにくい」を表します。
説明するのは難しいです。
It is hard to explain.
説明しにくいです。
意味はよく似ていますが、日常会話ではhard toのほうがよく使われ、difficult toはやや硬めに聞こえることがあります。ただし、試験・仕事・技術などの難しさを客観的に述べるときはdifficultも自然です。
この質問に答えるのは難しいです。
It is hard to say.
何とも言いにくいです。
She is hard to understand.
彼女の言っていることは理解しにくいです。
「難しい」の表現全体については、difficult・hard・challenging・trickyの違いもあわせてご覧ください。
It is easy to〜の使い方
最も作りやすい形は、It is+形容詞+to+動詞です。このitは、後ろにある「to+動詞」の内容を先に受ける仮の主語です。
このルールを学ぶのは簡単です。
It is difficult to speak English fluently.
英語を流暢に話すのは難しいです。
It is hard to hear you.
あなたの声が聞こえにくいです。
会話ではIt isをIt’sに縮めるのが自然です。
疑問文にする場合
be動詞を前に出すと疑問文になります。
使いやすいですか?
Is it difficult to get there?
そこへ行くのは難しいですか?
Is this name hard to pronounce?
この名前は発音しにくいですか?
過去形・未来の表現
be動詞を変えれば、過去や未来についても話せます。
そのホテルは簡単に見つかりました。
It was difficult to make a decision.
決断するのは難しかったです。
It will be easier to understand with an example.
例があれば、もっと分かりやすくなるでしょう。
物や人を主語にする形

物や人を主語にすると、「その物が〜しやすい」「その人は〜しにくい」と表せます。
この本は読みやすいです。
This explanation is easy to understand.
この説明は分かりやすいです。
The instructions are difficult to follow.
その説明書は分かりにくいです。
My boss is hard to please.
私の上司を満足させるのは難しいです。
この形では、主語が意味上、後ろの動詞の目的語になります。
This book is easy to read. は、もともとの意味をたどると「この本を読むのは簡単」です。readの後ろにitを重ねて、This book is easy to read it.とはしません。
「〜しやすい・〜しにくい」の自然な例文
分かりやすい・分かりにくい
彼女のレッスンは分かりやすいです。
This chart is difficult to understand.
この図は分かりにくいです。
His accent is a little hard to understand.
彼のアクセントは少し聞き取りにくいです。
使いやすい・使いにくい
このウェブサイトは使いやすいです。
These buttons are hard to use.
このボタンは使いにくいです。
The new system is easier to use than the old one.
新しいシステムは以前のものより使いやすいです。
読みやすい・覚えやすい
この記事は読みやすいです。
Her name is easy to remember.
彼女の名前は覚えやすいです。
This password is hard to remember.
このパスワードは覚えにくいです。
話しやすい・相談しにくい
彼女は話しやすい人です。
This is hard to talk about.
これは話しにくいことです。
He is difficult to work with.
彼とは一緒に仕事がしにくいです。
talk to、talk about、work withのように、動詞と前置詞がセットになる表現では、文末のto・about・withを落とさないようにしましょう。
行きやすい・歩きやすい
この駅は行きやすいです。
This path is easy to walk on.
この道は歩きやすいです。
The restaurant is hard to find.
そのレストランは見つけにくいです。
「この道は走りやすい」をThis road is easy to run.とすると、roadがrunの目的語であるかのような不自然な形になります。自然なのはThis road is easy to run on.です。
not easy toとnot difficult toの違い
否定形にすると、意味は次のようになります。
not difficult to〜:〜するのは難しくない
習慣を変えるのは簡単ではありません。
It is not difficult to make.
作るのは難しくありません。
not easyは、difficultやhardより少し控えめに困難さを伝えることがあります。
一方、not difficultは「難しくない」という意味ですが、必ずしも「とても簡単」という意味ではありません。文脈によっては「少し手間はかかるが、難しくはない」というニュアンスにもなります。
easy toとeasilyの違い
easy toは「〜しやすい」という性質を説明します。easilyは「簡単に」という副詞で、動作のやり方を説明します。
このアプリは使いやすいです。
You can use this app easily.
このアプリを簡単に使えます。
また、否定文のnot easilyは「簡単には〜ない」という意味です。
この汚れは簡単には落ちません。
よくある間違い
toの後ろを動詞の原形にしない
It is easy to use.
このtoは不定詞のtoなので、後ろには動詞の原形を置きます。
主語を重ねる
This book is easy to read.
this bookがreadの対象なので、後ろのitは不要です。
必要な前置詞を落とす
She is easy to talk to.
This chair is difficult to sit.
This chair is difficult to sit on.
人の性格をeasyだけで表す
She is easy.だけでは、「彼女は話しやすい」という意味にならず、文脈によっては失礼な意味に受け取られることがあります。
「話しやすい人」ならShe is easy to talk to.、「一緒にいて気楽」ならShe is easygoing.など、伝えたい内容を明確にしましょう。
会話で使ってみよう
このコーヒーメーカー、使いやすい?
B:Yes. The instructions are easy to follow.
うん。説明書も分かりやすいよ。
A:Is it easy to clean?
掃除もしやすい?
B:Not really. The filter is a little hard to remove.
そうでもないかな。フィルターが少し外しにくいんだ。
一つの物について、use・follow・clean・removeと動詞を入れ替えるだけで会話を広げられます。
まとめ|形容詞+to+動詞で表現を増やそう
difficult to+動詞:〜しにくい/〜するのは難しい
hard to+動詞:会話でよく使う「〜しにくい」
It is easy to〜:〜するのは簡単
This book is easy to read.:この本は読みやすい
最初は、日常でよく使うeasy to use・easy to understand・hard to say・hard to findから覚えてみましょう。動詞を一つ入れ替えるだけで、話せる内容が一気に増えていきます。
英語を短い型から組み立てる練習には、こちらの動画もおすすめです。










