
「シュークリームを英語で言うと?」と聞かれて、shoe cream と答えると、相手が思い浮かべるのはお菓子ではなく靴用クリームです。
日本の食卓やカフェには、英語らしく見えて英語圏ではそのまま通じにくい言葉がたくさんあります。この記事では、食べ物・スイーツ・飲み物・お店で使う表現を25個に整理し、自然な英語と注文例を紹介します。
先に結論を知りたい方は、次の一覧を見てみましょう。
| 日本での呼び方 | 自然な英語 |
|---|---|
| シュークリーム | cream puff |
| アメリカンドッグ | corn dog |
| フライドポテト | French fries / fries(米)、chips(英) |
| ハンバーグ | hamburger steak / Salisbury steak |
| パン | bread |
| ホットケーキ | pancakes |
| ソフトクリーム | soft-serve ice cream |
| ショートケーキ | strawberry sponge cake |
| プリン | custard pudding / flan |
| コロッケ | croquette |
| ピーマン | green pepper / bell pepper |
| オムライス | omelet rice / Japanese omelet rice |
| アイスコーヒー | iced coffee |
| ミルクティー | tea with milk / milk tea |
| レモンティー | tea with lemon |
| サイダー | soda / lemon-lime soda |
| アメリカンコーヒー | weak coffee / mild coffee |
| ウィンナーコーヒー | coffee with whipped cream / Vienna coffee |
| 缶コーヒー | canned coffee |
| ペットボトル | plastic bottle |
| バイキング | buffet / all-you-can-eat |
| モーニングサービス | breakfast special / breakfast set |
| ケーキバイキング | dessert buffet |
| 食べ放題 | all-you-can-eat |
| 飲み放題 | all-you-can-drink |
Contents
食べ物の和製英語が通じにくい3つの理由

すべてが厳密な意味での「和製英語」とは限りません。通じにくいカタカナ語には、主に次の3タイプがあります。
- 日本で作られた英語風の表現:アメリカンドッグ、モーニングサービスなど
- 英語にもあるが意味・指すものが違う表現:サイダー、ショートケーキなど
- 英語以外の言語に由来する表現:パン、ピーマンなど
「和製英語」「カタカナ英語」「外来語」の違いは、和製英語とは?カタカナ英語・外来語との違いで詳しく整理しています。
料理・軽食の和製英語
1.アメリカンドッグ → corn dog
英語で American dog と言っても、通常は食べ物の名前になりません。串に刺したソーセージを衣で包んで揚げたものは、アメリカ英語で corn dog です。
Can I get a corn dog?
アメリカンドッグを1つください。
2.フライドポテト → fries / French fries / chips
アメリカでは fries または French fries、イギリスでは chips が一般的です。fried potato では料理全般の説明のように聞こえます。地域差は「ポテト」を英語でどう言う?で詳しく解説しています。
I’d like a burger with fries.
フライドポテト付きのバーガーをお願いします。
3.ハンバーグ → hamburger steak
日本のハンバーグは hamburger steak が分かりやすい表現です。アメリカ料理の Salisbury steak も近い料理ですが、レシピや添え物は同じとは限りません。hamburger だけなら通常はバンズに挟んだハンバーガーを指します。
4.パン → bread
「パン」は英語ではなく、ポルトガル語の pão などに由来するとされる外来語です。英語では bread。1個のパンなら種類に応じて a roll、a bun、a loaf of bread などと言い分けます。
5.コロッケ → croquette
コロッケは英語で croquette。フランス語由来の語なので発音は「クロケット」に近くなります。中身を明確にするなら potato croquette や cream croquette と言えます。
6.ピーマン → green pepper / bell pepper
「ピーマン」はフランス語やポルトガル語の影響を受けた外来語です。英語では green pepper または green bell pepper と言います。
7.オムライス → omelet rice
オムライスは日本生まれの洋食です。omelet rice や Japanese omelet rice と説明すると伝わります。料理を知らない相手には、rice wrapped in an omelet と説明するのが確実です。
スイーツの和製英語
8.シュークリーム → cream puff
英語では cream puff。日本語の「シュー」はフランス語 chou に由来します。shoe cream は「靴用クリーム」なので要注意です。イギリスでは profiterole も使われますが、小ぶりでソースを添えた菓子を指すことがあります。
I’ll have a cream puff, please.
シュークリームを1つお願いします。
9.ホットケーキ → pancakes
日本でいうホットケーキは、英語では通常 pancakes。hotcake という語も存在しますが、日常の注文では pancake のほうが一般的です。
10.ソフトクリーム → soft-serve ice cream
soft-serve ice cream、会話では短く soft serve と言います。soft cream だけでは一般的な商品名として伝わりにくい表現です。
11.ショートケーキ → strawberry sponge cake
英語にも shortcake はありますが、日本の「いちごのショートケーキ」と同じとは限りません。日本式なら Japanese strawberry shortcake や strawberry sponge cake が明確です。
12.プリン → custard pudding / flan
「プリン」は pudding から来ていますが、英語の pudding は幅広いデザートを指します。カラメル付きの日本式プリンなら custard pudding、地域によっては flan が伝わりやすいでしょう。
飲み物の和製英語・カタカナ英語
13.アイスコーヒー → iced coffee
ポイントは ice ではなく過去分詞の iced。「氷で冷やしたコーヒー」という形です。iced tea も同じ作りです。
14.ミルクティー → tea with milk / milk tea
milk tea は現在では広く使われますが、地域や文脈によって甘いアジア式の飲み物を想像されることもあります。紅茶に牛乳を入れる意味なら tea with milk が明確です。
15.レモンティー → tea with lemon
自然なのは tea with lemon。注文では Could I have tea with lemon? と言えます。
16.サイダー → soda / lemon-lime soda
日本の透明な炭酸飲料なら soda や lemon-lime soda。英語の cider はリンゴ果汁の飲み物を指し、地域によってアルコール入りの場合もあります。
17.アメリカンコーヒー → weak coffee / mild coffee
日本でいう「アメリカン」は英語圏共通の商品名ではありません。薄めのコーヒーなら weak coffee、やわらかく言うなら mild coffee。エスプレッソをお湯で割る Americano とは別物です。
18.ウィンナーコーヒー → coffee with whipped cream
「ウィンナー」はソーセージではなく「ウィーン風」の意味です。英語で確実に説明するなら coffee with whipped cream。Vienna coffee も使われますが、店や地域でレシピが異なる場合があります。
19.缶コーヒー → canned coffee
英語では canned coffee。can coffee ではなく、受け身の形の canned を使います。
20.ペットボトル → plastic bottle
日本語の「ペット」は素材名PETから来ていますが、日常英語では通常 plastic bottle。pet bottle と言うと「ペット用のボトル」のように聞こえる可能性があります。
カフェ・レストランで使う和製英語
21.バイキング → buffet / all-you-can-eat
日本語の「バイキング」は食べ放題形式を表しますが、英語の Viking は北欧の航海民です。料理が並ぶ形式なら buffet、料金内で好きなだけ食べられることを強調するなら all-you-can-eat と言います。
22.モーニングサービス → breakfast special / breakfast set
喫茶店の「モーニング」は breakfast special や breakfast set。morning service は教会の朝の礼拝など、別の意味に取られる可能性があります。
23.ケーキバイキング → dessert buffet
自然なのは dessert buffet。ケーキに限るなら cake buffet でも説明できます。
24.食べ放題 → all-you-can-eat
all-you-can-eat は形容詞として an all-you-can-eat restaurant のようにも使えます。
Is this an all-you-can-eat buffet?
これは食べ放題のビュッフェですか?
25.飲み放題 → all-you-can-drink
日本式の飲み放題を説明するなら all-you-can-drink が分かりやすい表現です。パーティーなどで主催者が代金を負担するバーは open bar と言いますが、仕組みが異なるので使い分けましょう。
海外で注文するときに役立つ3つの型
食べ物の単語だけで終わらせず、注文の型ごと覚えると実戦で使えます。
- Can I get …?(…をもらえますか?)
- I’d like …, please.(…をお願いします)
- What do you call this in English?(これは英語で何と言いますか?)
発音がカタカナ読みのままだと伝わりにくい単語は、日本語読みでは通じないカタカナ英語の発音20選【音声付き】もあわせて練習してみてください。
まとめ
食べ物のカタカナ語には、和製英語だけでなく「英語と意味が違う語」「英語以外に由来する語」も混ざっています。大切なのは分類を暗記することより、注文でそのまま使える英語表現に置き換えることです。
ほかのジャンルもまとめて確認したい方は、和製英語一覧100選|海外で通じないカタカナ英語と言い換えをご覧ください。








