
run away は「逃げる」「逃げ出す」「家出する」という意味で使われる句動詞です。ただし、いつも本当に走るとは限りません。問題や責任、つらい気持ちなどから「向き合わずに離れる」という比喩的な使い方も日常会話でよく登場します。
この記事では、run away / run away from / run away from home の使い方、awayが加える感覚、get away・escape・fleeとの違いを、短く自然な例文とともに解説します。
Contents
run awayの基本的な意味
run awayの中心にある意味は、「いた場所や近づいてくるものから離れていく」です。文脈によって、主に次のように訳せます。
- 逃げる・逃げ出す:危険な人や場所から離れる
- 家出する:家族に知らせず家を離れる
- 避ける・逃げる:問題、責任、感情などに向き合わない
The dog ran away when I opened the gate.
門を開けたら、その犬は逃げてしまいました。
She ran away from home at sixteen.
彼女は16歳のときに家出しました。
You can’t run away from every difficult conversation.
難しい話し合いのたびに逃げるわけにはいきません。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜ「逃げる」になる?runとawayの感覚
runは「走る」だけでなく、人や物が動いている様子を表します。awayは、基準となる場所から「離れて」という方向を加える語です。
つまり、run awayは「動きながら、その場から離れていく」という組み合わせです。そこから、危険な場所を離れる「逃げる」、家を離れる「家出する」、問題から心理的に距離を取る「避ける」という意味につながります。
run awayのよく使う形と語順
1.run away:逃げる・逃げ出す
何から逃げたかを言わなくても分かるときは、run awayだけで使えます。
Don’t run away. I just want to talk.
逃げないで。ちょっと話したいだけです。
One of the horses ran away.
馬が一頭逃げ出しました。
2.run away from+人・場所・問題
「何から逃げるのか」を言うときは、run away from+名詞にします。fromには「出発点・離れる元」の感覚があります。
We ran away from the smoke.
私たちは煙から逃げました。
He keeps running away from responsibility.
彼は責任から逃げ続けています。
I’m not trying to run away from my feelings.
自分の気持ちから逃げようとしているわけではありません。
3.run away from home:家出する
run away from homeは定番のまとまりです。日本語では「家から走って逃げる」より、通常は「家出する」と訳すのが自然です。
The boy threatened to run away from home.
その少年は家出すると言い出しました。
Have you ever wanted to run away from home?
家出したいと思ったことはありますか。
4.run away with:人と駆け落ちする・物を持って逃げる
run away with+人は「その人と駆け落ちする」、物なら「それを持って逃げる」という意味になります。文脈によっては、競争や想像などが「手に負えないほど先へ進む」という比喩にもなります。
She ran away with her childhood sweetheart.
彼女は幼なじみの恋人と駆け落ちしました。
The thief ran away with my bag.
泥棒は私のバッグを持って逃げました。
Don’t let your imagination run away with you.
想像を膨らませすぎないでください。
run away・get away・escape・fleeの違い

run away:逃げる行動や「向き合わない」姿勢
run awayは、その場を離れて逃げる行動に焦点があります。恐怖や衝動を感じさせることもあり、問題・責任から逃げる比喩にも自然です。
He ran away when he saw the police.
彼は警察を見ると逃げました。
get away:その場を離れる・うまく逃げ切る
get awayは「離れることに成功する」という結果を感じさせます。また、get away for the weekendなら「週末に日常を離れて出かける」という、逃亡ではない使い方もあります。
The robber got away before the police arrived.
強盗は警察が到着する前に逃げ切りました。
escape:拘束・危険・閉じた場所から脱出する
escapeはrun awayより中立的またはやや改まった語で、監禁、火事、刑務所などから「脱出する」場面によく合います。escape from prisonとも、前置詞を使わずescape the fireとも言えます。
Everyone escaped from the burning building.
全員が燃えている建物から脱出しました。
flee:危険から急いで逃れる
fleeはニュースなどで見かける改まった語です。「国を逃れる」はflee the countryのように、awayを付けずに目的語を直接置けます。
Many families fled the area.
多くの家族がその地域から避難しました。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすいポイント
run awayのあとに対象を直接置かない
run awayは通常、逃げる対象を直接目的語にしません。「犬から逃げる」はrun away from the dogです。
× I ran away the dog.
○ I ran away from the dog.
私はその犬から逃げました。
過去形はran away
runの過去形はranなので、「逃げた」はran awayです。
× He run away yesterday.
○ He ran away yesterday.
彼は昨日逃げ出しました。
run awayとrunawayを区別する
動詞として「逃げる」と言うときは2語のrun awayです。一方、1語のrunawayは名詞または形容詞になります。
- a runaway child:家出した子ども
- a runaway train:暴走列車
- a runaway success:予想を超える大成功
run awayが出てこないときの簡単な言い換え
会話中にrun awayを思い出せなくても、状況をそのまま簡単な英語で伝えられます。
- leave quickly:急いで立ち去る
- get out of here:ここから出る
- go somewhere safe:安全な場所へ行く
- avoid the problem:問題を避ける
- leave home without telling your family:家族に言わず家を出る
We need to get out of here now.
今すぐここから出ないといけません。
He is avoiding the problem.
彼はその問題を避けています。
まとめ
run awayは「その場から離れていく」という感覚から、逃げる・逃げ出す・家出する・問題や責任を避けるという意味で使われます。
- run away:逃げる・逃げ出す
- run away from+名詞:人・危険・問題などから逃げる
- run away from home:家出する
- run away with+人/物:駆け落ちする/物を持って逃げる
- get awayは逃げ切る結果、escapeは危険や拘束からの脱出に焦点
ほかの会話で役立つ表現も、英熟語・定型表現の一覧から確認できます。









