take responsibility forの意味は?be responsible forとの違い・使い方

take responsibility forの意味と使い方を解説するアイキャッチ画像

take responsibility for は「〜に責任を持つ」「〜の責任を引き受ける」という意味です。失敗を認める場面だけでなく、仕事や役割を自分の担当として引き受ける場面にも使います。

たとえば I’ll take responsibility for the project. は「そのプロジェクトは私が責任を持ちます」。一方、I take responsibility for the mistake. なら「そのミスの責任は私が引き受けます」です。

日本語の「責任を取る」だけで覚えると、謝罪や辞職のような重い場面だけを想像しがちです。この記事では、日常・仕事で使う二つの意味、be responsible fortake the blame との違い、自然な例文まで解説します。

take responsibility forの要点
  • 意味:〜に責任を持つ/〜の責任を引き受ける
  • 形:take responsibility for+名詞・代名詞・動名詞
  • 用法:担当を引き受ける/行動や結果を自分の責任として認める
  • 言い換え:be in charge of / admit that something is your fault

take responsibility forの基本的な意味

take responsibility for A は、Aに関する責任を自分から引き受けることを表します。文脈によって、大きく二つに分けられます。

1.仕事や役割を責任を持って担当する

Maria will take responsibility for the new staff.
マリアが新しいスタッフを責任を持って担当します。

Who will take responsibility for organizing the event?
誰がそのイベントの準備を責任を持って担当しますか。

この用法では、問題が起きたとは限りません。「この仕事を自分の役割として受け持ち、最後まで面倒を見る」という前向きな意味です。

2.行動・失敗・結果を自分の責任として認める

I take full responsibility for what happened.
起きたことについては、私が全面的に責任を負います。

He refused to take responsibility for his actions.
彼は自分の行動の責任を認めようとしませんでした。

こちらはミスや好ましくない結果について、「人のせいにせず、自分の責任として受け止める」という意味です。

full responsibility とすると「全面的な責任」、personal responsibility なら「個人としての責任」を強調できます。

なぜtake responsibility forで「責任を引き受ける」になる?

responsibility は「責任」という名詞です。ここでの take は、物を取るというより、責任を自分の側へ「引き取る・受け持つ」と考えると分かりやすくなります。

for の後ろには、責任が及ぶ対象や理由が続きます。

take(引き受ける)+ responsibility(責任を)+ for A(Aについて)
→ Aについての責任を引き受ける

誰かから責任を押しつけられるというより、主語がその責任を自分のものとして受け入れる動きに焦点があります。そのため、誠実さや主体性を伝えたい場面でも使われます。

take responsibility for+名詞・動名詞の形と二つの使い方を示すイラスト

しゅみすけ(大山俊輔)

take responsibility forは、失敗した後だけの表現ではありません。「この仕事は私が責任を持って進めます」という前向きな場面でもよく使えます。

後ろには名詞・代名詞・動名詞を置く

名詞を置く

She took responsibility for the project.
彼女はそのプロジェクトの責任を引き受けました。

The company must take responsibility for the damage.
会社はその損害について責任を負わなければなりません。

代名詞を置く

This was my decision, and I’ll take responsibility for it.
これは私の判断でした。その責任は私が引き受けます。

すでに話題に出た出来事なら for it で受けられます。

動作は動名詞にする

forは前置詞なので、後ろに動作を置く場合は動詞の-ing形を使います。

He takes responsibility for checking the final numbers.
彼が最終的な数字の確認を責任を持って担当します。

She took responsibility for sending the email to the wrong person.
彼女はメールを違う人へ送ったことについて責任を認めました。

× take responsibility for to check ではなく、take responsibility for checking です。

場面別の自然な例文

仕事を担当する

I’ll take responsibility for contacting the client.
クライアントへの連絡は私が責任を持って行います。

Our manager takes responsibility for training new employees.
私たちのマネージャーは新人教育を責任を持って担当しています。

Can you take responsibility for this part of the presentation?
プレゼンのこの部分を責任を持って担当してもらえますか。

ミスを認めて対応する

I made the wrong call, and I take responsibility for it.
私の判断が間違っていました。その責任は私にあります。

We take full responsibility for the delay and sincerely apologize.
遅延については弊社が全面的に責任を負い、心よりおわびいたします。

Instead of blaming others, he took responsibility and fixed the problem.
彼は人のせいにせず、責任を引き受けて問題を解決しました。

家庭・日常生活

Children can learn to take responsibility for their choices.
子どもは自分の選択に責任を持つことを学べます。

We both take responsibility for keeping the house clean.
私たちは二人とも、家をきれいに保つ責任を担っています。

You need to take responsibility for your own health.
自分の健康には自分で責任を持つ必要があります。

人間関係

I take responsibility for hurting your feelings.
あなたの気持ちを傷つけたことについて、私に責任があります。

A good apology includes taking responsibility for what you did.
よい謝罪には、自分がしたことの責任を認めることが含まれます。

謝罪で使うときは、take responsibilityと言うだけで終わらず、何をしたか、どう改善するかも伝えると誠実に聞こえます。

take responsibility forとbe responsible forの違い

どちらも「〜に責任がある」と訳せますが、焦点が異なります。

表現 中心となる意味
take responsibility for 責任を引き受ける・自分の責任として認めるという動き I’ll take responsibility for the project.
be responsible for 担当・責任があるという状態や事実 I’m responsible for the project.

I’m responsible for customer support.
私はカスタマーサポートを担当しています。

I’ll take responsibility for customer support from now on.
これからは私がカスタマーサポートの責任を引き受けます。

前者は現在の役割の説明、後者は責任を引き受ける決定や姿勢に焦点があります。ただし実際の会話では意味が重なる場合もあります。

accept responsibilityとの違い

accept responsibility for も「〜の責任を認める・受け入れる」です。take responsibility forとかなり近く、置き換えられる場面も多くあります。

She accepted responsibility for the error.
彼女はその誤りについて責任を認めました。

accept は、すでに存在する責任を「受け入れる」点が明確です。take は、責任を自分から引き受け、その後の対応まで担うという主体的な響きが出やすい表現です。

take the blameとの違い

take the blame for は「〜の責めを負う」「〜のせいだとされることを引き受ける」です。責任の中でも、特に非難や落ち度に焦点があります。

She took the blame for the team’s mistake.
彼女はチームのミスの責めを負いました。

take responsibility forは、非難だけでなく「問題を認めて対応する」「役割を担う」ことまで含められます。take the blameは、自分が本当の原因でないのに他人をかばって責めを負う場面でも使えます。

own up toとの違い

own up to は「悪いことをしたと認める」「白状する」というやや口語的な表現です。

He finally owned up to breaking the window.
彼はついに窓を割ったことを認めました。

own up toは事実を認めることに焦点があります。認めた後で責任を引き受け、改善に動くところまで表したいならtake responsibility forが合います。

よくある間違い

responsibilityを複数形にしない

「責任を引き受ける」という定型表現では、通常は不可算名詞として単数形のresponsibilityを使います。

× take responsibilities for the mistake
○ take responsibility for the mistake

ただし responsibilities は「複数の職務・担当事項」という意味なら使えます。

Her responsibilities include hiring and training staff.
彼女の職務にはスタッフの採用と研修が含まれます。

前置詞はofではなくfor

× take responsibility of the problem
○ take responsibility for the problem

「何についての責任か」はforでつなぎます。

forの後ろは-ing形

× I take responsibility for to make the decision.
○ I take responsibility for making the decision.

責任を取る=必ず辞職する、ではない

日本語では「責任を取る」が「辞任する」「罰を受ける」を暗示する場合があります。しかし英語のtake responsibilityは、まず責任を認め、必要な対応をすることです。

辞職するなら resign、損害を支払うなら pay for the damage など、具体的な行動を別に述べます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「責任を取ります」を英訳するとき、take responsibilityだけで日本語の全ての含みが伝わるとは限りません。謝罪、修正、補償、辞任など、実際に何をするのかも続けて伝えると明確です。

簡単な英語で言い換えるなら

take responsibility forが出てこないときは、伝えたい内容に合わせて簡単に言い換えられます。

  • I’ll be in charge of it.(私がそれを担当します)
  • It’s my job.(それは私の仕事です)
  • It was my fault.(私のせいでした)
  • I made the mistake.(私が間違えました)
  • I’ll fix it.(私が直します)
  • I won’t blame anyone else.(ほかの人のせいにはしません)

たとえば、It was my fault. I’ll fix it. と言えば、「自分の責任を認めて対応する」という中心的な内容を中学英語で伝えられます。

関連表現

  • be responsible for A:Aを担当している/Aに責任がある
  • accept responsibility for A:Aの責任を受け入れる
  • take the blame for A:Aの責めを負う
  • own up to A:Aをしたと認める、白状する
  • be accountable for A:Aについて説明責任を負う
  • be in charge of A:Aを担当している

責任や仕事への前向きな姿勢を伝える表現としては、take pride inの意味・使い方も関連します。また、「費用・仕事・責任を負担する」の言い分けは、「負担する」の英語表現も参考になります。

まとめ

take responsibility for A は「Aに責任を持つ」「Aの責任を引き受ける」という表現です。

  • 仕事・役割を主体的に受け持つときに使う
  • 行動・ミス・結果を自分の責任として認めるときにも使う
  • 後ろには名詞・代名詞・動名詞を置く
  • be responsible forは責任がある「状態」に焦点がある
  • take the blameは特に非難や落ち度に焦点がある

I’ll take responsibility for it. は頼もしさを伝えられる一方、状況によっては重い約束になります。何を担当し、どのように対応するのかまで具体的に伝えると、より自然で信頼される英語になります。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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