
at times は、「時には」「時々」という意味の定型表現です。いつもではないものの、ある時にはその状態になる、という不定期な頻度を表します。
We all feel uncertain at times.
私たちは誰でも、時には不安を感じます。
sometimes と意味は近い一方、at times には、経験や状況を少し落ち着いて振り返るような響きがあります。
しゅみすけ(大山俊輔)
この記事で分かること
- at timesの意味と自然な語順
- sometimesとのニュアンスの違い
- from time to time・occasionallyとの使い分け
- 仕事・日常会話・文章で使える例文
Contents
at timesの意味は「時には・時々」
at times は、ある状態や出来事が常にではなく、いくつかの時点で起こることを表します。日本語では「時には」「時々」「ときとして」と訳せます。
Life can be difficult at times.
人生は時として困難なことがあります。
He seems quiet at times.
彼は時々、物静かに見えます。
The instructions were confusing at times.
その説明は、ところどころ分かりにくい部分がありました。
最後の例では、説明全体が常に分かりにくいのではなく、一部の場面・箇所で分かりにくかったことを示しています。
at timesを置く位置
文末:最も分かりやすい基本位置
Working from home can feel lonely at times.
在宅勤務は時々、孤独に感じることがあります。
文末に置けば、文全体に「時には」という意味を加えられます。
文頭:対比や話題の切り替えを強調
At times, I wondered whether I had made the right choice.
時には、自分の選択が正しかったのか考えることもありました。
文頭では、後ろにコンマを置くのが一般的です。文章やスピーチでは、少し印象的な導入になります。
文中:be動詞の後などにも置ける
The process was at times frustrating.
その過程には、時として苛立たしい部分がありました。
この位置は文章で見かけることがあります。ただし、英語学習者はまず文頭または文末で使うと組み立てやすいでしょう。
at times・sometimes・from time to time・occasionallyの違い

at times:「そういう時もある」と状態を振り返る
at times は、ときどき現れる状態・感情・特徴を述べるときに自然です。困難、孤独、混乱、不安などと組み合わされることも多く、少し落ち着いた文章的な響きがあります。
The job can be stressful at times.
その仕事は時としてストレスが多いことがあります。
sometimes:最も一般的な「ときどき」
sometimes は会話でも文章でも使える、最も幅広い表現です。行動にも状態にも使え、文頭・文中・文末に置けます。
I sometimes work on Saturdays.
私はときどき土曜日に働きます。
I feel tired at times. と I sometimes feel tired. はどちらも「時々疲れる」ですが、前者は状態を振り返る響き、後者は頻度を素直に述べる響きです。
from time to time:間を置いて時折
from time to time は、毎回ではないものの、時間を置いて繰り返し起こることを表します。「時折」「たまに」と訳すと自然です。
We meet for coffee from time to time.
私たちは時折、コーヒーを飲みながら会います。
人に会う、連絡する、訪れる、確認するなど、繰り返す行動とよく合います。
occasionally:頻度が低めの「たまに」
occasionally は「たまに」「時折」という副詞です。一般に sometimes より頻度が低い印象を与え、やや文章的・丁寧な響きもあります。
We occasionally receive complaints about the noise.
騒音について、たまに苦情を受けることがあります。
ただし、これらの表現に厳密な頻度の境界線があるわけではありません。話し手がどう見せたいか、文のリズム、場面の丁寧さによって選ばれます。
| 表現 | 基本の意味 | 特徴 |
|---|---|---|
| at times | 時には | 状態や経験を振り返る響き |
| sometimes | ときどき | 最も一般的で幅広い |
| from time to time | 時折 | 間を置いて繰り返す行動と好相性 |
| occasionally | たまに | 頻度が低めで、やや丁寧 |
at timesとよく組み合わせる表現
can be … at times:時には~なことがある
Learning a language can be frustrating at times.
語学学習は、時にはもどかしいことがあります。
Managing a team can be challenging at times.
チーム管理は、時として難しいことがあります。
feel … at times:時には~と感じる
I feel overwhelmed at times.
時には、やることが多すぎると感じます。
It is normal to feel nervous at times.
時々緊張するのは自然なことです。
seem … at times:時々~に見える
She may seem distant at times, but she is very kind.
彼女は時々よそよそしく見えるかもしれませんが、とても親切です。
even at times:時には~さえ
The discussion became tense, and even hostile at times.
議論は緊張したものとなり、時には敵対的にさえなりました。
仕事で使えるat timesの例文
The workload can be heavy at times.
時期によっては業務量が多くなることがあります。
Communication between the teams was difficult at times.
チーム間の意思疎通が時々難しいことがありました。
We may need to adjust the schedule at times.
時にはスケジュールを調整する必要があるかもしれません。
The system is slow at times, especially in the morning.
そのシステムは、特に午前中、時々遅くなります。
問題を断定しすぎず、「常にではないが、そうなる時がある」と伝えたいときに便利です。
日常会話で使える例文
Everyone needs a little help at times.
誰でも時には少し助けが必要です。
I miss my hometown at times.
時々、故郷が恋しくなります。
My mother can be stubborn at times.
母は時々、頑固になることがあります。
We disagree at times, but we respect each other.
時には意見が合わないこともありますが、お互いを尊重しています。
Do you ever feel lonely at times?
時々、孤独を感じることはありますか。
最後の文では ever と at times が少し重なるため、より簡潔には Do you ever feel lonely? または Do you feel lonely at times? と言えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
at timesとat a timeの違い
形が似ていますが、意味は大きく異なります。
- at times:時々、時には
- at a time:一度に、1回につき
I feel tired at times.
私は時々疲れを感じます。
Please carry two boxes at a time.
箱は一度に2つずつ運んでください。
times が複数なら「いくつかの時点で」、a time なら「1回・1つの時点につき」と整理できます。
at timesとat all timesの違い
all が入ると、意味は反対に近くなります。
- at times:時々
- at all times:常に、いつでも
Keep your ID with you at all times.
身分証明書を常に携帯してください。
at all times は規則・安全案内・正式な指示でよく使われます。
よくある間違い
at timeと単数にしない
「時々」という定型表現は複数形の at times です。
× I feel nervous at time.
○ I feel nervous at times.
具体的な回数を表す表現ではない
at times は「週に2回」などの正確な頻度を示しません。具体的に言うなら twice a week、once a month などを使います。
いつも起こることには使わない
at times は「常にではない」という含みがあります。毎日起こる習慣なら every day、常にそうなら always が適切です。
ミニクイズ:意味に合う表現を選ぼう
Q1. この仕事は時には大変です。
This job can be difficult ( ).
Q2. 私はときどき土曜日に働きます。
I ( ) work on Saturdays.
Q3. 一度に1つずつ質問してください。
Please ask one question ( ).
答え
- at times:時には大変な状態になる
- sometimes:一般的な行動頻度
- at a time:「一度に」であり、at timesとは別表現
at timesのまとめ
- at times は「時には・時々」
- 感情・状態・経験を落ち着いて振り返る文と相性がよい
- sometimes は会話・文章で最も幅広く使える
- from time to time は間を置いて繰り返す行動に自然
- occasionally は頻度が低めの「たまに」
- at a time は「一度に」、at all times は「常に」
前回の記事は、at stakeの意味は?at risk・on the line・have a stake inとの違いで解説しています。
ほかの定型表現は、英熟語・イディオム・定型表現ガイド、前置詞を使った表現は前置詞を使った英熟語一覧から確認できます。









