
throw someone under the bus は、自分を守ったり利益を得たりするために、仲間を犠牲にして「責任を押しつける」「裏切って見捨てる」という英語イディオムです。
ただ誰かを責めるだけではなく、本来は味方である人を切り捨て、自分だけ助かろうとするニュアンスが重要です。仕事の失敗、グループ内のトラブル、政治や人間関係の話でよく使われます。
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throw someone under the busの意味
基本の意味は、自分を守るために人を犠牲にする・人へ責任を押しつけるです。someone の部分には、実際の人や人称代名詞が入ります。
- throw me under the bus:私を犠牲にする/私に責任を押しつける
- throw him under the bus:彼を犠牲にする
- throw the team under the bus:チームを切り捨てる
My manager threw me under the bus when the client complained.
顧客から苦情が出ると、上司は私に責任を押しつけました。
I won’t throw my coworkers under the bus to save myself.
自分が助かるために同僚を犠牲にはしません。
しゅみすけ(大山俊輔)
直訳からニュアンスを理解しよう
直訳すると「人をバスの下へ投げる」です。もちろん、本当にバスの下へ投げる意味で使うのが普通ではありません。

危険な場所へ人を突き出し、自分は安全な場所に残るという強烈なイメージから、相手を犠牲にして自分だけ責任や批判を免れるという意味になります。
throw は「投げる」、someone は犠牲にされる人、under the bus はその人を危険な立場へ追いやるイメージです。語順ごと場面を思い浮かべると覚えやすくなります。
語順とよく使われる形
throw+人+under the bus
目的語になる「人」は、throw と under の間に置きます。
Don’t throw her under the bus.
彼女を犠牲にして責任を押しつけないで。
He threw his assistant under the bus for a mistake they both made.
二人で犯したミスなのに、彼は助手だけに責任を負わせました。
throw under the bus someone のように、人を最後へ置く語順にはしません。また、定型表現では通常 the bus を使います。
be thrown under the bus
犠牲にされた側から話す受け身も、とてもよく使われます。
I felt like I was thrown under the bus.
私は責任を押しつけられて見捨てられたように感じました。
She was thrown under the bus by her own team.
彼女は自分のチームから犠牲にされました。
過去形・過去分詞はthrew・thrown
- 現在形:throw
- 過去形:threw
- 過去分詞:thrown
He threw me under the bus yesterday. は過去形、I’ve been thrown under the bus before. は過去分詞です。
場面別の自然な例文
仕事
During the meeting, Ken threw the sales team under the bus for the missed deadline.
会議でケンは、締め切りに遅れた責任を営業チームへ押しつけました。
A good leader doesn’t throw employees under the bus when a project fails.
優れたリーダーは、プロジェクトが失敗しても社員を犠牲にしません。
We made the decision together, so please don’t throw me under the bus.
一緒に決めたことなので、私だけに責任を押しつけないでください。
友人・学校
Jake threw us under the bus and told the teacher the prank was our idea.
ジェイクは私たちを裏切り、いたずらは私たちの案だったと先生に言いました。
She threw her friend under the bus to avoid getting in trouble.
彼女は自分が怒られないよう、友人を犠牲にしました。
恋愛・人間関係
Don’t throw me under the bus in front of your family.
家族の前で私だけを悪者にしないで。
He blamed everything on his partner and completely threw her under the bus.
彼はすべてを恋人のせいにし、完全に彼女を切り捨てました。
似た表現との違い
blame someone
blame someone は単に「人を責める・人のせいにする」です。相手が本当に責任を負っている場合にも使えます。throw someone under the bus には、自分を守るため味方を犠牲にするという裏切りが加わります。
He blamed me for the error.
彼はそのエラーを私のせいにしました。
betray someone
betray someone は広く「人を裏切る」。秘密を漏らす、約束を破るなどにも使えます。throw someone under the bus は、その中でも責任や批判を相手へ向けて自分が助かろうとする場面に具体的です。
make someone a scapegoat
make someone a scapegoat は「人をスケープゴート・身代わりにする」。責任を負わせる点は近いものの、throw someone under the bus のほうが会話的で、味方を急に切り捨てる感じが強く出ます。
leave someone hanging
leave someone hangingの意味・使い方は、返事や助けを与えず「人を宙ぶらりんにする」こと。困っている人を放置する表現であり、責任を押しつける意味はありません。
日本人が間違えやすいポイント
- 人は throw と under の間へ置く
- under a bus ではなく、イディオムでは通常 under the bus
- 単なる批判ではなく、自分を守るため相手を犠牲にする場面で使う
- 受け身は be thrown under the bus で、throwed にはしない
この表現は相手の裏切りを強く非難します。職場で直接使うと攻撃的に聞こえることがあるため、I felt like I was being blamed for everything. のように自分の感じ方を伝えるほうが穏やかな場合もあります。
簡単な英語で言い換えるなら
イディオムがすぐ出なくても、次の基本表現で十分に伝わります。
- He blamed me to protect himself.
彼は自分を守るため私のせいにしました。 - She made me take all the blame.
彼女は私にすべての責任を負わせました。 - He sacrificed his teammate.
彼はチームメートを犠牲にしました。 - They said it was all my fault.
彼らは全部私のせいだと言いました。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
throw someone under the bus は、自分を守るために仲間を犠牲にし、「責任を押しつける・裏切って切り捨てる」という意味です。
throw me under the bus のように人を中央へ置き、犠牲にされた側なら I was thrown under the bus. と表現します。「責める」だけの blame よりも、信頼を裏切って自分だけ助かろうとするニュアンスが強いことを覚えておきましょう。
ほかの表現も学びたい方は、英熟語・定型表現のまとめもご覧ください。











