ナタリー・ポートマンの英語の名言7選|学び・挑戦・自分らしさを語る言葉

図書館から未知の世界へ踏み出す女性を描いた、ナタリー・ポートマンの名言のイメージアート
未経験は、進めない理由ではなく、新しい道を見つける力になる。

『レオン』『ブラック・スワン』『スター・ウォーズ』などで知られる俳優ナタリー・ポートマン。子役から世界的スターへ歩む一方、ハーバード大学で心理学を学んだことでも知られています。

ここでは、2015年に母校ハーバード大学の卒業生へ向けて語ったスピーチから、学び・不安・挑戦・自分らしさを考える英語の名言を7つ選びました。すべて本人の発言で、映画の役柄の台詞ではありません。旧記事にあった出典を確認できない言葉は採用せず、大学の公式記録で確認できる発言に絞っています。

1. 不安は、実力がない証拠ではない

I felt like there had been some mistake.

Natalie Portman

自然な和訳:「何かの間違いで、ここにいるんじゃないかと思っていました。」

背景:ハーバード入学当時、周囲の優秀さに圧倒され、自分はこの場所にふさわしくないと感じていた経験を振り返った言葉です。成功して見える人にも自己不信はあります。

英語ポイント:There had been … は過去完了。「その時点より前に、何かが起きていた」と捉える形です。mistake は「間違い」「手違い」。

初心者例文:I thought there had been a mistake.(何かの手違いだと思いました。)

出典:Harvard Gazette, “Portman: I, too, battled self-doubt”

2. 「真面目そうに見えること」を目的にしない

Seriousness for seriousness’ sake was its own kind of trophy.

Natalie Portman

自然な和訳:「真面目であること自体を目的にした真面目さは、それだけで一種のトロフィーになっていました。」

背景:「知的な学生だと証明したい」という気持ちから、難しい授業ばかり選んでいた時期についての反省です。評価のための努力と、本当に学びたい気持ちは同じではありません。

英語ポイント:for …’s sake は「〜そのもののために」。art for art’s sake(芸術のための芸術)のようにも使います。

初心者例文:Don’t study only for grades’ sake.(成績のためだけに勉強しないで。)

出典:Harvard Gazette

3. 未経験だから、自分の道をつくれる

You can harness that inexperience to carve out your own path.

Natalie Portman

自然な和訳:「その未経験を力に変えて、自分自身の道を切り開くことができます。」

背景:経験が少ないと、他人の基準に流されやすくなります。しかし同時に、「普通はこうする」という固定観念に縛られず、独自の選択ができる強みにもなると語りました。

英語ポイント:harness は本来「馬具をつけて力を利用する」。ここでは「力を引き出して活用する」です。carve out one’s own path は「自分の道を切り開く」。

初心者例文:She carved out her own path.(彼女は自分の道を切り開きました。)

出典:Harvard Gazette

4. 成果より先に「なぜ」を知る

Achievement is wonderful when you know why you’re doing it.

Natalie Portman

自然な和訳:「なぜそれをするのか分かっているとき、達成はすばらしいものです。」

背景:肩書きや賞を得ることだけが目的になると、達成そのものが罠になり得ます。外からの評価ではなく、自分の内側にある理由を確かめる大切さを伝えています。

英語ポイント:achievement は努力の結果としての「達成」「功績」。why you’re doing it は疑問文ではなく、know の目的語になる間接疑問です。

初心者例文:I know why I’m learning English.(私は英語を学ぶ理由が分かっています。)

出典:Harvard Gazette

トロフィーの道ではなく折り紙の鳥が飛ぶ自分の道を選ぶ女性のオリジナルアート
誰かのトロフィーではなく、自分の理由で選んだ道へ。

5. 限界を知りすぎない勇気

If I had known my own limitations, I never would have taken the risk.

Natalie Portman

自然な和訳:「もし自分の限界を知っていたら、私は決してそのリスクを取らなかったでしょう。」

背景:『ブラック・スワン』で難しいバレエに挑んだ経験についての言葉です。準備不足を後から知ったものの、挑戦したことが大きな芸術的・個人的経験につながりました。

英語ポイント:If I had known …, I would have … は仮定法過去完了。「実際には知らなかったので、挑戦した」という過去の事実と反対の想像です。take a risk は「リスクを取る/思い切って挑む」。

初心者例文:I’m ready to take the risk.(思い切って挑戦する準備ができています。)

出典:Harvard Gazette

6. 知らないことを、資産にする

Accept your lack of knowledge, and use it as your asset.

Natalie Portman

自然な和訳:「知識が足りないことを受け入れ、それを自分の強みにしてください。」

背景:「知らない」は恥ではなく、素直に質問し、既成概念の外から考える出発点です。未経験の若者へ向けた助言ですが、学び直す大人にも響きます。

英語ポイント:lack of knowledge は「知識の不足」。use A as B は「AをBとして使う」です。asset は会計上の「資産」から、人の「強み」まで表します。

初心者例文:Use your curiosity as an asset.(好奇心を強みとして生かして。)

出典:Harvard Gazette

7. 不器用でも、自分の理由で歩く

If your reasons are your own, your path will be wholly yours.

Natalie Portman

自然な和訳:「理由が自分自身のものなら、その道は完全にあなたのものになります。」

背景:道が奇妙でも、不器用でも、選ぶ理由が自分の内側にあれば、満足の基準も自分で持てます。ポートマンのスピーチ全体を締めくくる「他人の期待ではなく、自分の理由で選ぶ」という核です。

英語ポイント:one’s own は「ほかの誰でもない、自分自身の」。wholly は「完全に、余すところなく」で、completely より少し文章語的です。

初心者例文:This choice is wholly mine.(この選択は完全に私自身のものです。)

出典:Harvard Gazette

まとめ|「知らない」を、進む力に変える

ナタリー・ポートマンの言葉は、「不安を消してから進もう」とは言いません。不安や未経験を認めたうえで、それを独自の視点と挑戦する力に変えるよう促します。英語学習でも、知らないことは失敗ではなく、次に覚えるものが見つかった合図です。

※本文中の日本語訳と解説は、英語原文の意味と発言背景を踏まえた本記事独自のものです。

出演作から英語を学びたい方は、『終わりで始まりの4日間(Garden State)』『マイ・ブルーベリー・ナイツ』もあわせてどうぞ。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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