「公私混同」は英語で?mix business with pleasureだけではない自然な表現

「公私混同」は英語で?を解説するアイキャッチ画像

「仕事とプライベートを混ぜないで」「個人的な感情を仕事に持ち込まないで」と英語で言いたいとき、まず思い浮かぶのがmix business with pleasureかもしれません。

ただし、この表現は「出張先で観光も楽しむ」のように、必ずしも悪い意味ではありません。日本語の「公私混同」が持つ批判的なニュアンスまで伝えるなら、場面に合わせて表現を選ぶ必要があります。

「公私混同」の意味

公私混同(こうしこんどう)とは、仕事などの公的なことと、家庭・感情・利益などの私的なことを区別せず、一緒に扱ってしまうことです。会社の物を私用で使う、好き嫌いで仕事上の判断を変える、といった場面では否定的に使われます。

「公私混同」は英語でどう言う?

mix personal and professional matters

mix personal and professional matters は「私的な事柄と仕事上の事柄を混ぜる」という、意味が分かりやすい表現です。日本語の「公私混同」を広く説明するときに使えます。

We shouldn’t mix personal and professional matters.
私的なことと仕事上のことを混同すべきではありません。

mix business with pleasure

mix business with pleasure は直訳すると「仕事と楽しみを一緒にする」。仕事の機会に私的な楽しみも加えることを表します。

I’m mixing business with pleasure and staying two extra days in London.
仕事と楽しみを兼ねて、ロンドンにもう2日滞在します。

この例のように、英語では楽しい・中立的な意味でもよく使われます。そのため、不正やえこひいきを責める「公私混同」とは意味がずれることがあります。

blur the line between work and personal life

blur the line between A and B は「AとBの境界を曖昧にする」。仕事と私生活の境目がはっきりしなくなる状況にぴったりです。

Working from home can blur the line between work and personal life.
在宅勤務は、仕事と私生活の境界を曖昧にすることがあります。

場面別に使い分けよう

伝えたいこと 英語表現 ニュアンス
私事と仕事を混同する mix personal and professional matters 広く説明できる
仕事の機会に楽しみも加える mix business with pleasure 中立・好意的な場合も多い
仕事と私生活の境界を曖昧にする blur the line between work and personal life 境界線に注目
個人的な感情を仕事に持ち込む bring personal feelings into work 感情や人間関係に注目
会社の物を私用に使う use company resources for personal purposes 具体的な行為を説明

公私混同に関する英語表現3つの違いを示す図

簡単な英語なら、もっと伝えやすい

四字熟語と同じ形の英語を探さなくても、基本動詞と短いSVOの文で十分伝えられます。

  • Keep work and private life separate.
    仕事と私生活を分けましょう。
  • This is personal.
    これは個人的なことです。
  • This is for work.
    これは仕事用です。
  • Don’t bring personal feelings into work.
    個人的な感情を仕事に持ち込まないで。
  • He uses company money for himself.
    彼は会社のお金を自分のために使っています。

しゅみすけ

「公私混同」を一語で訳そうとすると、場面によって意味がずれます。まず「何を混ぜているのか」を考えて、work、personal、feelings、company money のような簡単な語で具体的に言うと、ずっと伝わりやすくなりますよ。

仕事・日常・英語学習での例文

仕事で

Managers must not bring personal feelings into their decisions.
管理職は個人的な感情を判断に持ち込んではいけません。

Please don’t use company resources for personal purposes.
会社の備品を私的な目的で使わないでください。

日常で

She tries to keep her work and private life separate.
彼女は仕事と私生活を分けるようにしています。

We mixed business with pleasure and had dinner after the meeting.
私たちは仕事と楽しみを兼ねて、会議のあとに食事をしました。

英語学習で

I keep my study time separate from my work time.
私は英語の勉強時間と仕事の時間を分けています。

Don’t let one bad day affect your English practice.
一日の嫌な出来事を英語練習に影響させないようにしましょう。

似た表現との違い

conflict of interest(利益相反)は、個人的な利益が公正な職務判断を妨げる状況を指します。「公私混同」よりも制度・倫理・法律に関わる硬い表現です。

favoritism(えこひいき)は、特定の人を不公平に優遇すること。個人的な好みを仕事の判断に持ち込んだ結果を表すときに使えます。

一方、work-life balance は仕事と生活の「調和」を表す前向きな言葉です。公私の境界が崩れて困っている話なら、blur the line のほうが適切です。

まとめ

「公私混同」を英語で表すなら、幅広く使えるのは mix personal and professional matters です。ただし、具体的な場面では次のように言い換えると、より自然に伝わります。

  • 仕事と楽しみを一緒にする:mix business with pleasure
  • 仕事と私生活の境界を曖昧にする:blur the line between work and personal life
  • 個人的な感情を仕事に持ち込む:bring personal feelings into work
  • 簡単に注意する:Keep work and private life separate.

直訳だけで終わらせず、「何をどう混ぜているのか」を短い英語で説明するのがコツです。気持ちや行動を切り替える表現も知りたい方は、「心機一転」は英語で?、決意して動き始める表現なら「一念発起」は英語で?もあわせてどうぞ。

ほかの表現は、日本語のことわざ・四字熟語を英語での一覧からご覧いただけます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

日本語のことわざ・四字熟語を英語での一覧