
despair of は、「~に絶望する」「~はもう見込みがないと思う」という意味の表現です。ただ悲しいのではなく、何度試しても状況が変わらず、望みを持つのが難しくなった感覚を表します。
ただし、日常会話では少し硬く、文学的に聞こえることもあります。この記事では語順やニュアンスに加え、会話ですぐ使える簡単な言い換えまで例文とともに解説します。
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despair ofの基本的な意味
despair of + 名詞/動名詞 で、主に次の意味になります。
- ~に絶望する
- ~をあきらめかける
- ~する見込みはないと思う
I despair of this situation ever improving.
この状況がいつか良くなるとは、もう思えません。
She despaired of finding her lost ring.
彼女はなくした指輪が見つかる望みを失いました。
despairは「希望がなくなる」という意味です。そこにofが続くことで、希望を失っている対象を示します。「対象から希望が離れてしまった」と考えると、意味をつかみやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
語順はdespair of + 名詞・動名詞
ofは前置詞なので、後ろには名詞または動名詞(動詞の-ing形)を置きます。
- despair of the future:将来に絶望する
- despair of success:成功の見込みを失う
- despair of changing his mind:彼の考えを変えるのは無理だと思う
- despair of ever seeing her again:彼女に再会できる望みを失う
I despair of getting everyone to agree.
全員に同意してもらうのは、もう無理ではないかと思います。
「これから先も一度も~できそうにない」という気持ちを強めるときは、everを入れた despair of ever doing がよく使われます。

ネイティブが感じるニュアンス
despair ofには、一時的にがっかりしただけでなく、努力しても改善しないという深い落胆があります。語調はやや硬めで、文章、ニュース、改まった発言などにもなじみます。
I sometimes despair of our team meeting the deadline.
うちのチームが締め切りに間に合うのか、ときどき絶望的な気持ちになります。
He despaired of repairing the old house by himself.
彼はその古い家を一人で修理するのは無理だと思いました。
現在形の I despair of … は、「~には本当に望みが持てない」という嘆きとして使えます。過去形の despaired of … は、ある時点で希望を失ったことを述べます。
場面別の自然な例文
仕事
We were beginning to despair of reaching an agreement.
私たちは合意に達する望みを失いかけていました。
I despair of finishing all this work today.
この仕事を今日中に全部終えるのは無理そうです。
日常生活
After three delays, I despaired of getting home before midnight.
3回も遅延して、午前0時までに帰宅する望みを失いました。
My parents despair of keeping the kitchen tidy.
両親はキッチンをきれいに保つのを半ばあきらめています。
恋愛・人間関係
She had almost despaired of hearing from him again.
彼女は彼からまた連絡が来る望みを、ほとんど失っていました。
Don’t despair of rebuilding the friendship.
その友情を築き直すことをあきらめないで。
学習
Don’t despair of improving your English.
英語が上達する望みを捨てないでください。
I used to despair of understanding fast conversations.
以前は、速い会話を理解するのは無理だと思っていました。
lose hope・give up hopeとの違い
despair of:硬めで、深い落胆を表す
対象をofの後ろに置き、「もう実現しそうにない」という強い気持ちを表します。
They despaired of finding a solution.
彼らは解決策を見つける望みを失いました。
lose hope:希望が薄れていくことを自然に表す
despair ofより会話で使いやすく、lose hope of doing や lose hope that … の形にできます。
I’m losing hope that the package will arrive today.
荷物が今日届く望みが薄れてきました。
give up hope:希望を手放す決断に焦点
「もう期待するのをやめる」という意志や結果に焦点があります。
We haven’t given up hope of finding the dog.
私たちはその犬を見つける希望をまだ捨てていません。
見込みや勝ち目そのものを言いたい場合は、stand a chanceの使い方も参考になります。
日本人が間違えやすいポイント
ofの後ろに動詞の原形を置かない
× I despair of change his mind.
○ I despair of changing his mind.
ofは前置詞なので、動詞を続ける場合は-ing形にします。
despair aboutと機械的に置き換えない
despair of doing は「~できる見込みを失う」という定型的な形です。despair aboutは「~について絶望的に悩む」という話題を示せますが、同じ語順・意味としていつでも交換できるわけではありません。
軽い「無理そう」に使いすぎない
ランチに間に合わない、電池が切れそう、といった軽い場面なら、despairは強すぎることがあります。状況に合わせて簡単な表現を選びましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
despair ofを思い出せないときは、次のように直接言えば十分伝わります。
- I’m losing hope.
望みが薄れてきました。 - I don’t think it will happen.
それは実現しないと思います。 - I don’t think I can do it.
自分にはできないと思います。 - It seems impossible.
不可能に思えます。
I despair of finding a seat. を簡単に言うなら、I don’t think we’ll find a seat.(席は見つからないと思う)で自然です。
despairは名詞としても使える
despairは動詞だけでなく、「絶望」という名詞にもなります。
She was in despair after the news.
彼女はその知らせを受けて絶望していました。
To my despair, the file was gone.
絶望したことに、そのファイルは消えていました。
ただし、今回の定型表現 despair of ではdespairが動詞として使われる形を中心に覚えるとよいでしょう。
まとめ
despair of は「~に絶望する」「~する見込みを失う」という、深い落胆を表すやや硬めの表現です。
- 語順はdespair of + 名詞/動名詞
- despair of ever doingで「もう二度と~できそうにない」という気持ちを強調できる
- lose hopeは会話で自然、give up hopeは希望を手放すことに焦点がある
- 簡単に言うならI’m losing hope.やI don’t think it will happen.
ほかの熟語も意味だけでなく、語順やニュアンスまで学びたい方は、英熟語・定型表現の一覧もあわせてご覧ください。









