
be aware of は「〜を知っている」「〜に気づいている」「〜を認識している」という意味です。ただ情報を暗記しているのではなく、ある事実・問題・危険などが意識の中に入っている状態を表します。
たとえば、I’m aware of the problem. は「その問題は認識しています」。仕事では、相手から問題を指摘されたときに「承知しています」と伝える表現としても使えます。ただし言い方によっては「もう分かっています」という少し冷たい響きになるため、場面に合った言い換えも押さえておきましょう。
Contents
be aware ofの基本的な意味
be aware of+名詞 の形で、「人が、あるものの存在・事実・影響に気づいている状態」を表します。
- She is aware of the risk.
彼女はそのリスクを認識しています。 - Are you aware of this rule?
この規則を知っていますか。 - I wasn’t aware of the change.
その変更を知りませんでした。
aware は形容詞なので、通常は be動詞 と一緒に使います。日本語の「気づく」は動作のように見えますが、be aware が表すのは「気づいている・分かっている」という状態です。
しゅみすけ(大山俊輔)
ofが表す「意識を向ける対象」
of の後ろには、意識している対象を置きます。人・物・問題・危険・影響・周囲の状況などがよく続きます。
- be aware of the cost:費用を認識している
- be aware of the danger:危険に気づいている
- be aware of other people:周囲の人を意識している
- be aware of cultural differences:文化の違いを認識している
of は前置詞なので、動作を続ける場合は動名詞にします。
- Be aware of sharing personal information online.
オンラインで個人情報を共有することに注意してください。
ただし「〜するという事実を認識している」と完全な文を続けるなら、後述する be aware that+文 のほうが自然です。
be aware of・be aware that・become aware ofの語順
be aware of+名詞
人や物、問題などを対象として示します。
- We are aware of the delay.
私たちは遅延を認識しています。 - He is aware of his own weaknesses.
彼は自分の弱点を自覚しています。
be aware that+主語+動詞
「〜ということを認識している」と、具体的な事実を文で示します。
- I’m aware that the deadline has changed.
締め切りが変更されたことは承知しています。 - She was aware that someone was following her.
彼女は誰かにつけられていることに気づいていました。
become aware of+名詞
be aware が状態なのに対し、become aware は「それまで知らなかったことに気づくようになる」という変化を表します。
- I became aware of a strange smell.
私は変なにおいに気づきました。 - People are becoming more aware of food waste.
食品ロスを意識する人が増えています。

ネイティブが感じるニュアンス
be aware of は「存在を知っている」だけでなく、その情報が判断や行動に関係するものとして意識されている感じがあります。
たとえば、Be aware of your surroundings. は単に「周囲を知りなさい」ではなく、「安全のために周囲の様子へ意識を向けておいて」という注意です。Please be aware that … は案内や規則で「〜という点にご留意ください」と伝える定番表現です。
- Please be aware that the store closes at six.
当店は6時に閉店しますのでご留意ください。 - Be aware of pickpockets in crowded areas.
混雑した場所ではスリに注意してください。
一方、相手が問題を説明している途中で I’m aware. とだけ答えると、「それはもう知っています」という素っ気ない響きになることがあります。仕事なら Yes, I’m aware of the issue. We’re looking into it. のように、次の対応まで続けると協力的に聞こえます。
場面別の自然な例文
仕事・ビジネス
- We’re aware of the billing error and are working to fix it.
請求の誤りは認識しており、修正に取り組んでいます。 - Please be aware that the schedule may change.
予定が変更される可能性があることをご承知おきください。 - Is the client aware of the additional cost?
クライアントは追加費用を把握していますか。
旅行・安全
- Be aware of the last train time.
終電の時刻に気をつけてください。 - I wasn’t aware that I needed a visa.
ビザが必要だとは知りませんでした。 - Be aware of your belongings at the airport.
空港では持ち物に注意してください。
日常生活・人間関係
- He isn’t aware of how loud he is.
彼は自分の声がどれほど大きいか気づいていません。 - I’m aware that you’ve been under a lot of pressure.
あなたがかなりのプレッシャーを受けていたことは分かっています。 - She became aware of his feelings during the trip.
彼女は旅行中に彼の気持ちに気づきました。
学習・自分自身
- Try to be aware of your pronunciation.
自分の発音を意識してみてください。 - I became aware of the same mistake in my emails.
自分のメールで同じ間違いをしていることに気づきました。 - Good speakers are aware of their audience.
話すのが上手な人は聞き手を意識しています。
know・realize・noticeとの違い
| 表現 | 中心的な意味 | 焦点 |
|---|---|---|
| be aware of | 〜を認識している | 情報が意識に入っている状態 |
| know | 〜を知っている | 知識を持っていること全般 |
| realize | 〜だと悟る・はっきり気づく | 理解に至る瞬間 |
| notice | 見聞きして気づく | 感覚で変化や特徴を捉える瞬間 |
- I know the rule.
私はその規則を知っています。 - I’m aware of the risk.
私はそのリスクを認識しています。 - I realized I had the wrong date.
日付を間違えていたと気づきました。 - I noticed a crack in the wall.
壁のひびに気づきました。
「認識する」に対応する表現全体は、realize・recognize・be aware ofの違いでも比較しています。
be conscious ofとの違い
be conscious of も「〜を意識している」ですが、自分の行動・体・周囲からどう見られるかなどへ、より強く注意が向いているときによく使われます。
- I’m aware of the problem.
その問題があることは認識しています。 - I’m conscious of how I sound in meetings.
会議で自分がどう聞こえるかを意識しています。
両者が重なる場面もありますが、aware は「知っている・気づいている」という情報認識に広く使えます。詳しくはbe conscious ofの意味・使い方を確認してください。
pay attention toとの違い
be aware of は状態、pay attention to は「注意を向ける」という行動です。
- Be aware of traffic.
車が来ることを意識しておいてください。 - Pay attention to the traffic lights.
信号をよく見てください。
注意を実際に向ける言い方は、pay attention toの意味・使い方で解説しています。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語での言い換え
- I know about the problem.
その問題について知っています。 - I know there is a risk.
リスクがあることは知っています。 - I didn’t know about the change.
その変更を知りませんでした。 - I just noticed it.
今それに気づきました。 - Please remember that the shop closes at six.
店が6時に閉まることを覚えておいてください。
of が出てこなくても、I know about … や I know that … に置き換えれば会話を止めずに済みます。
日本人が間違えやすいポイント
awareを動詞として使わない
aware は形容詞なので、be動詞が必要です。
× I aware of the problem.
○ I am aware of the problem.
名詞の前に直接置かない
aware は通常、名詞の前で「awareな人」のようには使いません。
× an aware person
○ a person who is aware of the issue
ただし environmentally aware(環境意識の高い)のような複合的な形では、名詞の前に置かれることがあります。
ofの後ろに完全な文を置かない
名詞なら of、主語+動詞の文なら that を使います。
× I’m aware of the price has changed.
○ I’m aware that the price has changed.
○ I’m aware of the price change.
「今気づいた」にbe awareを使いすぎない
一瞬の発見を言うなら I just noticed … や I just realized … が自然です。I’m aware of … は、すでに認識している状態に焦点があります。
FAQ
Please be aware thatは失礼ですか?
失礼ではなく、案内・規則・注意事項でよく使われる丁寧でややフォーマルな表現です。ただし個人への返信で繰り返すと硬く聞こえるため、Just a quick reminder that … などが自然な場合もあります。
I’m aware.はどんな意味ですか?
「分かっています」「承知しています」です。短く言うと冷たく聞こえることがあるので、Yes, I’m aware. Thank you for letting me know. のように一言加えると柔らかくなります。
aware ofとaware aboutはどちらが正しいですか?
基本形は aware of です。aware about が使われる例もありますが、学習者は be aware of+対象 を基本として覚えるのが安全です。
be aware of doingは使えますか?
使えます。Be aware of sharing too much information. のように、ofの後ろへ動名詞を置けます。ただし具体的な事実なら be aware that+文 のほうが明確な場合があります。
まとめ
be aware of は「〜を知っている・気づいている・認識している」。語順は be aware of+名詞 です。完全な文を続けるなら be aware that+文、認識が生まれる変化なら become aware of を使います。
be aware は認識している状態、realize や notice は気づく瞬間に焦点があります。表現が出てこなければ、I know about … や I know that … と簡単に伝えましょう。ほかの表現は英熟語・定型表現の一覧から確認できます。









