with one’s tail between one’s legsの意味は?使い方とeat humble pieとの違い

with one’s tail between one’s legsの意味・使い方とeat humble pieとの違い

with one’s tail between one’s legs は、負けたり叱られたりしたあとに、「しっぽを巻いて」「恥ずかしそうに」「すごすごと」立ち去る様子を表す英語イディオムです。

人間に本当のしっぽがあるという意味ではありません。怖がった犬がしっぽを脚の間へ巻き込む姿から、敗北・恥・自信喪失を感じて引き下がる人を比喩的に描きます。

この記事では、with one’s tail between one’s legs の意味と使い方、所有格、自然な例文、eat humble pie や lose face との違いを解説します。

with one’s tail between one’s legsの意味

日本語では、文脈に応じて次のように訳せます。

  • しっぽを巻いて
  • すごすごと
  • 恥ずかしそうに
  • 敗北して意気消沈して
  • 自信を失って引き下がって

He left the meeting with his tail between his legs.
彼はしっぽを巻くように、すごすごと会議を出ていきました。

After making such a bold claim, she came home with her tail between her legs.
あれほど大胆なことを言ったあと、彼女は恥ずかしそうに帰宅しました。

単に静かに立ち去るのではなく、自信満々だった人が負けたり、誤りを思い知らされたりして意気消沈する場面によく使います。

しゅみすけ(大山俊輔)

自信をなくした犬が、しっぽを脚の間へ入れて小さくなる姿がもとのイメージです。人について使うと、「負けて勢いを失った様子」が目に浮かびます。

なぜ「しっぽを脚の間に」で敗北を表すの?

犬などの動物は、怖さや服従、不安を感じると、しっぽを低くして脚の間へ巻き込むことがあります。その姿は、堂々としっぽを上げた状態とは反対です。

ここから、英語では tail between one’s legs が「自信や威勢を失った状態」の比喩になりました。

日本語にも「尻尾を巻いて逃げる」というよく似た表現があるため、意味のイメージはつかみやすいでしょう。ただし英語では、実際に逃げる場合だけでなく、議論に負けて帰る、失敗後に謝りに戻るなどにも使えます。

one’sは人に合わせて変える

one’s は辞書で使われる代表形です。実際の文では、敗北して引き下がる人に合わせて所有格を変えます。

  • I → with my tail between my legs
  • you → with your tail between your legs
  • he → with his tail between his legs
  • she → with her tail between her legs
  • we → with our tails between our legs
  • they → with their tails between their legs

We returned with our tails between our legs.
私たちは意気消沈して戻ってきました。

複数人なら通常、tails も複数形にします。legs は一人の場合でも両脚なので複数形です。

よく使われる形と語順

leave/walk away+with one’s tail between one’s legs

負けた場所から立ち去る場面で、特によく使われます。

Dan walked away with his tail between his legs.
ダンはすごすごと立ち去りました。

The salesman left with his tail between his legs after we rejected his offer.
私たちが提案を断ると、営業担当者は意気消沈して去りました。

come back/return+with one’s tail between one’s legs

強気で出ていった人が失敗し、恥ずかしそうに戻る場面です。

He came back with his tail between his legs and asked for his old job.
彼は恥ずかしそうに戻り、以前の仕事に復帰させてほしいと頼みました。

send someone away with their tail between their legs

相手を完全に打ち負かし、意気消沈させて帰すことも表せます。

Our team sent the visitors home with their tails between their legs.
私たちのチームは、相手チームを意気消沈させて帰しました。

場面別の自然な例文

仕事・会議

He challenged the numbers but left with his tail between his legs when the accountant showed the evidence.
彼は数字に異議を唱えましたが、会計担当者が証拠を示すと、すごすごと引き下がりました。

I had to return to my boss with my tail between my legs and admit the mistake.
私は恥ずかしい思いで上司のところへ戻り、間違いを認めなければなりませんでした。

学校・学習

The student came back with his tail between his legs after realizing his answer was wrong.
その生徒は自分の答えが間違っていたと気づき、しょんぼりして戻ってきました。

They boasted about winning, then went home with their tails between their legs.
彼らは勝つと豪語していましたが、その後すごすごと帰りました。

恋愛・人間関係

After the argument, Max returned with his tail between his legs to apologize.
口論のあと、マックスはしおらしい様子で謝りに戻りました。

She rejected everyone’s advice and later came back with her tail between her legs.
彼女はみんなの助言を退けましたが、あとで気まずそうに戻ってきました。

スポーツ・勝負

The champions left the field with their tails between their legs after a shocking defeat.
王者たちは衝撃的な敗北のあと、意気消沈して競技場を去りました。

He talked big before the match but walked away with his tail between his legs.
彼は試合前には大口をたたいていましたが、負けてすごすごと立ち去りました。

eat humble pie・lose faceとの違い

with one’s tail between one’s legsとeat humble pieとlose faceのニュアンス比較

with one’s tail between one’s legs:敗北してすごすごと

負け・失敗・叱責によって自信を失い、その場を去ったり戻ってきたりする様子に焦点があります。

He left with his tail between his legs.
彼は負けてすごすごと立ち去りました。

eat humble pie:非を認めて頭を下げる

eat humble pie は、自分が間違っていたと認め、屈辱をこらえて謝ることです。移動や退散よりも、非を認める行動に焦点があります。

I had to eat humble pie and apologize to my team.
私は非を認め、チームに頭を下げて謝らなければなりませんでした。

lose face:面目・評価を失う

lose face は、人前での評判や威信を失うことです。必ずしもその場から立ち去るとは限りません。

He refused to admit the error because he didn’t want to lose face.
彼は面目を失いたくなかったため、間違いを認めませんでした。

しゅみすけ(大山俊輔)

負けてしょんぼり立ち去る姿なら tail between one’s legs、間違いを認めて謝るなら eat humble pie、社会的な面目を失うなら lose face と整理しましょう。

日本人が間違えやすいポイント

tailとlegsの所有格をそろえる

主語が he なら、his tail between his legs です。

× his tail between one’s legs
his tail between his legs

legではなくlegs

しっぽを両脚の間へ入れるイメージなので、通常は複数形 legs を使います。

× between his leg
between his legs

深刻な苦しみ全般には使わない

病気や悲しみで落ち込んでいるだけの人には通常使いません。失敗、敗北、叱責、思い上がりがくじかれたことなど、恥や自信喪失の原因がある場面に向いています。

相手に使うと嘲笑的になることがある

この表現には、負けた人を少し面白がったり批判したりする響きが出ることがあります。つらい失敗をした本人へ直接使う場合は注意しましょう。

簡単な英語で言い換えるなら

イディオムが出てこなければ、次の基本的な文で十分伝えられます。

  • He left feeling embarrassed.
    彼は恥ずかしい気持ちで立ち去りました。
  • She came back after admitting she was wrong.
    彼女は自分が間違っていたと認めて戻りました。
  • They lost and went home quietly.
    彼らは負けて静かに帰りました。
  • He was no longer confident.
    彼はもう自信を失っていました。

「負けた」「恥ずかしかった」「帰った」と出来事を分ければ、難しいイディオムなしでも状況を伝えられます。

まとめ

with one’s tail between one’s legs は、「しっぽを巻いて」「恥ずかしそうに」「すごすごと」という意味です。負けたり誤りを思い知らされたりして、自信を失って立ち去る・戻る様子を表します。

  • 敗北してすごすごと:with one’s tail between one’s legs
  • 非を認めて謝る:eat humble pie
  • 面目や評価を失う:lose face
  • 複数人なら tails/legs を複数形にする

反対に、高慢そうな姿勢を表すイディオムは、with one’s nose in the airの意味・使い方で解説しています。ほかの表現は、英熟語・定型表現のまとめから学べます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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