
keep one’s feet on the ground は、直訳すると「足を地面につけておく」。会話では「成功や期待に浮かれず、現実的でいる」「地に足をつけている」という意味で使われます。
大きな夢や成功を否定する表現ではありません。むしろ、夢を持ちながらも予算・時間・実力などの現実を見失わない、という肯定的なニュアンスでよく使われます。
しゅみすけ(大山俊輔)
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keep one’s feet on the groundの意味
基本的には次のような状態を表します。
- 現実的・実際的に考える
- 成功しても浮かれない
- 自分を過大評価しない
- 落ち着いて堅実に行動する
Even after winning the award, she kept her feet on the ground.
賞を取ったあとも、彼女は浮かれず地に足をつけていました。
We need someone who can keep the team’s feet on the ground.
チームに現実を見失わせない人が必要です。
なぜ「足を地面につける」で現実的になる?
英語では、高い空や雲が空想・理想、地面が現実を連想させます。地面に両足がついていれば、安定して立ち、目の前の状況に対応できます。
そのため、feet on the ground は「現実に接している」「安定している」というイメージになります。反対方向の表現が have one’s head in the clouds(空想にふける、現実を見ていない)です。
He has big ideas, but his feet are firmly on the ground.
彼には大きな構想がありますが、考え方はしっかり現実的です。
語順と文法:one’sとfeetに注意
辞書の one’s は、実際の主語に合わせて所有格に変えます。
- I keep my feet on the ground.
- You keep your feet on the ground.
- She keeps her feet on the ground.
- We keep our feet on the ground.
- They keep their feet on the ground.
通常は両足のイメージなので、foot ではなく複数形の feet を使います。三人称単数なら動詞は keeps です。
Her family keeps her feet on the ground.
家族が、彼女に現実感を保たせています。
have one’s feet on the groundとkeepの違い
have one’s feet on the ground:現実的な状態にある
have は現在の状態に焦点を当てます。
He has both feet on the ground.
彼はしっかり現実を見ています。
keep one’s feet on the ground:現実感を失わず保つ
keep は、成功・期待・興奮などがある中でも、その状態を維持することに焦点があります。
Success came quickly, but she kept her feet on the ground.
成功はすぐに訪れましたが、彼女は浮かれませんでした。
feet firmly on the ground
firmly を加えると「しっかりと地に足がついている」と安定感を強調できます。
He dreams big with his feet firmly on the ground.
彼は現実をしっかり見ながら、大きな夢を持っています。
自然な会話例
仕事:新規事業の計画
A: Do you think we can launch in two weeks?
A:2週間で開始できると思う?
B: Let’s keep our feet on the ground. We haven’t tested the product yet.
B:現実的に考えよう。まだ製品をテストしていないよ。
成功:昇進した同僚
The promotion hasn’t changed Leo. He still keeps his feet on the ground.
昇進してもレオは変わりません。今も謙虚で現実的です。
恋愛
I really like her, but I’m trying to keep my feet on the ground.
彼女のことが本当に好きですが、舞い上がらず冷静でいようとしています。
買い物
Keep your feet on the ground—we can’t spend our entire budget on one sofa.
現実的に考えて。ソファ1台に予算を全部使うわけにはいかないよ。
学校
My teacher encouraged me to aim high while keeping my feet on the ground.
先生は、大きな目標を持ちつつ現実的に進むよう励ましてくれました。

down-to-earth・realisticとの違い
keep one’s feet on the ground:現実感を保つ行動・状態
成功や期待で浮かれそうな状況でも、現実的な姿勢を保つことを表します。変化しそうな中で「保つ」という流れが出やすい表現です。
down-to-earth:気取らず親しみやすい人柄
down-to-earth は人の性格を説明する形容詞で、「現実的」に加えて気取らない、親しみやすいという意味を含みます。
Despite her fame, she’s very down-to-earth.
有名なのに、彼女はとても気取らず親しみやすい人です。
realistic:考え・目標・判断が現実的
realistic は人だけでなく、plan、goal、price、expectationなどを広く修飾できます。比喩ではなく、直接「現実的」と表す基本語です。
We need a realistic schedule.
現実的なスケジュールが必要です。
head in the cloudsとの違い
- feet on the ground:現実的で堅実
- head in the clouds:空想的で、現実への注意が薄い
She has her head in the clouds, but her business partner keeps their feet on the ground.
彼女は夢見がちですが、仕事仲間が二人を現実的な方向へ戻しています。
対になる表現のニュアンスは、have one’s head in the cloudsの意味・使い方で詳しく解説しています。
日本人が間違えやすいポイント
必ずしも「謙虚」だけではない
文脈によって謙虚さを含みますが、中心は現実感を失わないことです。単に礼儀正しく控えめなら humble が直接的です。
keep feetと所有格を抜かさない
通常は keep my feet、keep your feet のように所有格が必要です。誰の足かを示します。
物理的な意味にもなる
スポーツや姿勢の話では「実際に足を地面につけておく」という文字どおりの意味になります。
Keep both feet on the ground during the exercise.
運動中は両足を地面につけておいてください。
成功・夢・計画・性格について話していれば、比喩の可能性が高いと判断できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
簡単な英語で言い換えるなら
- Be realistic.
現実的に考えて。 - Don’t get too excited.
あまり舞い上がらないで。 - Think about what is possible.
何が可能かを考えて。 - Remember the practical details.
現実的な細部を忘れないで。 - Stay calm and practical.
落ち着いて現実的でいて。
関連表現
- stay grounded:浮かれず現実的でいる
- be level-headed:冷静で分別がある
- keep a cool head:冷静さを保つ
- come back down to earth:夢見心地から現実へ戻る
- get carried away:夢中になって調子に乗る
性格としての「気取らず堅実」を確認したい方は、down-to-earthを使った「質実剛健」の英語表現も参考になります。
ほかの定型表現は、英熟語・定型表現のまとめから探せます。
まとめ
keep one’s feet on the ground は「成功や期待に浮かれず、現実的な姿勢を保つ」「地に足をつけている」という意味です。
- one’sはmy・your・his・her・our・theirに変える
- 両足のイメージなのでfeetを使う
- haveは状態、keepはその状態を保つことに焦点
- down-to-earthは気取らない人柄、realisticは現実的な考え・計画
- head in the cloudsとは反対方向のイメージ
まずは Dream big, but keep your feet on the ground. をひとかたまりで覚え、夢や計画について話す場面で使ってみましょう。









