
パソコンで情報を確認しているとき、バッグから物を探しているとき、質問に答える前に少し頭を整理したいとき。相手に黙って待ってもらうより、ひと言合図を出せると会話はずっと自然になります。
Give me a second. は、そんな場面で使う「ちょっと待って」「少し時間をちょうだい」という日常的な表現です。ここでの a second は文字どおりの「1秒」ではなく、「ほんの少しの間」を表します。
ただし、形だけを見ると give me は命令文です。声の調子や相手との関係によっては、親しみやすくも、ややぶっきらぼうにも聞こえます。この記事では意味と使い方に加え、Just a second.、One moment, please.、Let me think. との違い、仕事での丁寧な言い換えまで解説します。
Contents
Give me a second. の意味
Give me a second. の基本的な意味は、「ちょっと待って」「少し時間をください」です。何かを確認する、作業を終える、考える、準備するといった理由で、相手に短時間待ってもらうときに使います。
A: Are you ready to leave?
もう出かけられる?
B: Give me a second. I need to find my keys.
ちょっと待って。鍵を探さないと。
この例では、会話を拒否したり長時間待たせたりするのではなく、「鍵を見つけたらすぐ動くので、少しだけ待って」という合図になっています。
a second の意味と使い方も確認すると、なぜ「1秒」が会話では「少しの間」になるのかを整理できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
会話の中で果たす3つの役割
1.短い作業時間を確保する
スマートフォン、パソコン、書類などを確認するときに自然です。
A: Can you send me the address?
住所を送ってくれる?
B: Give me a second. I’ll look it up.
ちょっと待って。調べるね。
2.答える前に頭を整理する
すぐ答えが出ない質問に対して、考える時間を作ることもできます。ただし、思考そのものを明確に示すなら Let me think. のほうが直接的です。
A: Which date works best for you?
何日が一番都合いい?
B: Give me a second. Friday might work.
ちょっと待って。金曜日なら大丈夫かも。
3.相手の動きを一時的に止める
一緒に歩いているときや、次の話へ進む前に確認したいときにも使えます。
Give me a second. I think I left my phone in the room.
ちょっと待って。部屋にスマホを置いてきたかも。
Give me a second. の丁寧さとニュアンス
Give me a second. はカジュアルから通常の日常会話でよく使われます。友人、家族、親しい同僚には自然です。一方、命令文の形なので、初対面の相手、顧客、上司に無表情で短く言うと、「待って」「今は無理」と強く響くことがあります。
- 会話上の役割:短い保留、作業時間の確保
- 対人距離:親しい〜通常
- 発言の強さ:普通。強い声では命令的になる
- 使用場面:日常会話、職場の同僚、電話、オンライン会議
語尾を下げて鋭く Give me a second. と言えば、少しいら立った印象になることがあります。明るい声で Just give me a second. と言ったり、理由や次の行動を続けたりすると柔らかくなります。
Give me a second, and I’ll pull up the file.
少し待ってください。ファイルを開きます。
仕事では、このように「待ってもらったあと何をするか」まで伝えると、相手は状況を理解しやすくなります。
よく使う形と会話例
Give me a second to+動詞
何のために時間が必要なのかを明確にできます。
Give me a second to check the schedule.
予定を確認するので、少し待ってください。
Give me a second to finish this email.
このメールを書き終えるので、ちょっと待って。
Just give me a second.
just は「ほんの少し」という感覚を加えます。ただし、言い争いの最中に強く発音すると、「ちょっと黙って待ってよ」のような苛立ちにもなり得ます。
Just give me a second—I’m almost done.
もう少しだけ待って。ほとんど終わってるから。
Could you give me a second?
疑問文にすると、相手の都合を意識した柔らかい依頼になります。
Could you give me a second? I need to confirm one detail.
少しお時間をいただけますか。1点確認する必要があります。
Give me one second.
one を使う形もよく聞かれます。文字どおり1秒と約束しているわけではなく、「ほんの少し」を強調する口語表現です。
場面別の自然な使い方
日常会話
A: Can I show you something?
ちょっと見せてもいい?
B: Give me a second. I’m putting these groceries away.
ちょっと待って。今、買った物を片づけてるから。
職場・オンライン会議
A: Do you have last month’s figures?
先月の数字はありますか?
B: Give me a second. I’ll share my screen.
少しお待ちください。画面を共有します。
同僚間なら自然ですが、顧客対応では One moment, please. や Could you give me a moment? のほうが無難です。
電話
Give me a second while I check your reservation.
ご予約を確認しますので、少しお待ちください。
電話では表情が見えないため、please や理由を添えると丁寧さが伝わりやすくなります。
恋愛・家族
A: Are you even listening to me?
ちゃんと私の話を聞いてる?
B: I am. Just give me a second to turn this off.
聞いてるよ。これを消すから、ちょっとだけ待って。
この場面では声の調子が重要です。強く言うと相手を退ける印象になりますが、理由と次の行動を伝えれば、「きちんと聞く準備をする」という配慮になります。
似た表現との違い

Just a second.:より短くカジュアル
Just a second. は主語・動詞を省いた短い表現で、気軽な「ちょっと待って」です。Just a sec. はさらにくだけています。
One moment, please.:丁寧で接客にも使いやすい
One moment, please. は距離を保った丁寧な表現です。店、ホテル、電話対応などで使いやすく、Give me a second. より相手への配慮が明示されます。
Wait a second.:相手を止める感じが強い
Wait a second. は作業時間をもらう場合にも使えますが、「ちょっと待って、それはどういうこと?」と、驚きや異議を示して相手の話を止めることもあります。「待って」の表現全体は、「ちょっと待って」は英語で?でも比較しています。
Let me think.:考えることが目的
Give me a second. は確認・準備・作業など用途が広い一方、Let me think. は「今、答えを考えています」と思考に焦点を当てます。
失礼・強すぎる表現にしないコツ
- 顧客や初対面の相手には please や疑問文を使う
- 「何をするか」を続けて、待つ理由を伝える
- 長く待たせる場合は second を使わず、必要な時間を具体的に伝える
- 苛立った強い声や、相手の話を遮る使い方に注意する
数分以上かかりそうなのに Give me a second. とだけ言うと、相手はすぐ終わると期待します。時間が必要なら、次のように言いましょう。
Could you give me about five minutes?
5分ほどいただけますか。
I’ll need a little time to check that.
それを確認するには少し時間が必要です。
しゅみすけ(大山俊輔)
すぐ出てこないときの簡単な言い換え
Give me a second. を思い出せなくても、次の基本表現で十分に伝わります。
- Please wait a moment.(少し待ってください)
- I’ll check.(確認します)
- I need a minute.(少し時間が必要です)
- One moment, please.(少々お待ちください)
Please wait. I’ll check the information.
お待ちください。情報を確認します。
Please wait. だけでは少し直接的ですが、理由や行動を続ければ実用的で分かりやすい英語になります。
まとめ
Give me a second. は「ちょっと待って」「少し時間をください」という日常的な表現です。短い確認、作業、準備、思考のために会話を一時停止し、「すぐ戻ります」と伝える働きがあります。
- a second は会話では「ほんの少しの間」
- 友人、家族、同僚との会話に自然
- 声の調子によっては命令的・いら立った印象にもなる
- 仕事では理由や次の行動を続けると柔らかい
- 丁寧にするなら Could you give me a second? や One moment, please.
- 考えることに焦点を当てるなら Let me think.
Give me a second. は短い表現ですが、会話の流れを切らずに自分の時間を確保する大切な会話管理表現です。まずは Give me a second. I’ll check. のように、次の行動とセットで使ってみましょう。
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