never … without …ingの意味は?「〜すると必ず…する」の仕組みと使い方

never ... without ...ingの意味「〜すると必ず…する」を表すイラスト

never … without …ing は、「〜すると必ず…する」「〜するたびに…する」を表す定型構文です。

never と without という否定的な語が2つ並ぶため、「絶対に〜しない」のように見えます。しかし実際には、ある行動Aが起きると、行動Bも必ず一緒に起きることを表します。

I never see this photo without smiling.
この写真を見ると、私は必ず笑顔になります。

「この写真を見て、笑顔にならないことは一度もない」と考えると、「見るたび必ず笑顔になる」という意味が理解できます。

先に要点

  • never A without B-ing=Aすると必ずBする
  • without は前置詞なので、後ろは動詞の-ing形
  • Whenever A, BEvery time A, B で言い換えられる
  • can’t A without B-ing は「BせずにAできない」

never … without …ingの仕組み

never A without B-ingがWhenever A, Bを表す仕組みの図解

構造を分けると、次のようになります。

  • never A:Aすることは決してない
  • without B-ing:Bせずに

合わせると、「BせずにAすることは決してない」です。つまり、Aが起きるときにはBも必ず起きるという関係になります。

She never visits us without bringing something.
彼女は私たちを訪ねると、必ず何かを持ってきます。

これは「何も持たずに訪ねてくることは決してない」という意味です。その結果、日本語では「訪ねてくるたび、必ず手土産を持ってくる」と訳すと自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

never と without を別々に日本語へ置き換えるより、「Aだけが起きるケースはゼロ」と考えてみましょう。Aが起きれば、Bもセットで付いてきます。

基本の語順

基本形は次のとおりです。

主語 + never + 動詞A + without + 動詞Bの-ing形

He never leaves without saying goodbye.
彼は帰るとき、必ず別れのあいさつをします。

I never drink coffee without adding milk.
私はコーヒーを飲むとき、必ずミルクを入れます。

They never make a decision without discussing it first.
彼らは決断する前に、必ず最初に話し合います。

without は前置詞なので、後ろに動詞を置く場合は原形ではなく -ing形 にします。

  • ○ without saying
  • × without say
  • × without to say

意味1:「〜するたび必ず…する」習慣や決まった行動

同じ2つの行動がいつもセットになる習慣を表せます。

My father never goes to bed without checking the doors.
父は寝る前に必ずドアを確認します。

She never travels without taking a notebook.
彼女は旅行するとき、必ずノートを持っていきます。

We never start a meeting without reviewing the agenda.
私たちは会議を始める前に、必ず議題を確認します。

He never orders pizza without asking everyone first.
彼はピザを注文するとき、必ず先にみんなへ確認します。

この用法では、Bは意識的に繰り返す習慣であることが多くあります。

意味2:「〜すると必ず…してしまう」自然な反応

笑う、思い出す、泣くなど、自分の意志だけでは止めにくい反応にもよく使われます。

I never hear that song without thinking of you.
その歌を聞くと、必ずあなたを思い出します。

She never talks about her childhood without crying.
彼女は子どもの頃の話をすると、必ず泣いてしまいます。

We never watch that scene without laughing.
私たちはその場面を見ると、必ず笑ってしまいます。

He never smells fresh bread without feeling hungry.
彼は焼きたてのパンの香りを嗅ぐと、必ずおなかがすきます。

この場合の「必ず」は、規則というより、AがBを自然に引き起こすというニュアンスです。

never … without …ingの自然な言い換え

Whenever A, B

I never see her without feeling better.
Whenever I see her, I feel better.
彼女に会うと、いつも元気になります。

whenever は「〜するときはいつでも」。意味の流れが直接的で、会話でも使いやすい言い換えです。

Every time A, B

He never calls me without making me laugh.
Every time he calls me, he makes me laugh.
彼が電話してくるたび、私は笑わされます。

every time は「〜するたびに」をそのまま表せるので、最も分かりやすい逃げ道です。

always

She never comes without bringing flowers.
She always brings flowers when she comes.
彼女は来るとき、いつも花を持ってきます。

習慣なら always を使って、語順を素直に組み直せます。

never … withoutとcan’t … withoutの違い

形は似ていますが、注目する点が少し異なります。

中心となる意味
never A without B-ing Aのたび、Bが必ず起きる I never see it without smiling.
can’t A without B-ing Bをしない状態ではAができない I can’t see it without smiling.

笑う・思い出すなどの自然な反応では、両方がほぼ同じ状況を表すこともあります。

I can’t look at that picture without laughing.
その写真を見ると、笑わずにはいられません。

can’t は「笑わないようにすることができない」という、反応を抑えられない感覚が強くなります。never は「これまで・いつも例外なくそうなる」という繰り返しに注目します。

withoutの後ろには名詞も置ける

without の後ろは必ず-ing形とは限りません。名詞を置くこともできます。

I never go out without my phone.
私は外出するとき、必ず携帯電話を持っていきます。

She never drinks tea without sugar.
彼女は紅茶を飲むとき、必ず砂糖を入れます。

動作を表すなら without taking my phone、物の有無を簡潔に示すなら without my phone と表現できます。

主語が違う場合はどうする?

基本的には、主文の動作と-ing形の動作を同じ人が行います。

Tom never enters the room without knocking.
トムは部屋に入るとき、必ずノックします。

enter する人も knock する人もTomです。別の人が行う動作なら、曖昧さを避けるために完全な節へ言い換えるほうが自然です。

Whenever Tom enters, the dog barks.
トムが入ってくると、犬は必ずほえます。

このように主語が異なる場合まで無理に without + -ing に詰め込む必要はありません。

場面別の自然な例文

日常会話

I never open this app without checking my messages.
このアプリを開くと、私は必ずメッセージを確認します。

仕事

Our manager never approves a plan without asking questions.
上司は計画を承認する前に、必ず質問します。

恋愛・人間関係

I never read your old letters without missing you.
あなたの昔の手紙を読むと、必ず会いたくなります。

海外旅行

We never leave the hotel without checking the map.
私たちはホテルを出る前に、必ず地図を確認します。

家庭・暮らし

My son never comes home without hugging the dog.
息子は帰宅すると、必ず犬を抱きしめます。

日本人が間違えやすいポイント

withoutの後ろを動詞の原形にしない

without は前置詞です。動作を続けるなら without doing の形にします。

neverを「一度も〜しない」だけで訳さない

He never leaves without saying goodbye. を「彼はさよならを言わずに決して帰らない」と直訳すると不自然です。「帰るときは必ずさよならを言う」と、実際に繰り返される行動へ置き換えましょう。

withoutの後ろにさらにnotを重ねない

「Bせずに」は without B-ing だけで表せます。通常、without not doing のような形にする必要はありません。

1回だけの出来事には無理に使わない

never … without …ing は、習慣、繰り返し、例外のない反応と相性がよい構文です。単発の出来事なら He left after saying goodbye. のように、起きた順番を直接伝えるほうが自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しく感じたら、Whenever A, B. に戻せば大丈夫です。否定を二重に処理するより、「AのたびにB」と場面で理解すると会話でも使いやすくなります。

中学英語で簡単に言い換えよう

  • Whenever A, B.:AするときはいつでもB
  • Every time A, B.:AするたびにB
  • When A, always B.:AするといつもB
  • I have to B before A.:Aする前にBしなければならない

I never leave without checking my bag.
が出なければ、I always check my bag before I leave. と言えば、簡単で自然に伝わります。

関連表現

まとめ

never … without …ing は、否定語が重なっているように見えますが、伝える内容は「Aすると必ずBする」という例外のない組み合わせです。

  • never A without B-ing=Aすると必ずBする
  • without は前置詞なので、後ろの動詞は-ing形
  • 習慣にも、笑う・思い出すなどの自然な反応にも使える
  • Whenever A, B / Every time A, B で簡単に言い換えられる
  • can’t A without B-ing は「BせずにはAできない」

まずは I never leave home without checking my phone. のように、自分が毎回行う習慣から文を作ってみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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