suffer fromの意味は?have・sufferとの違いと使い方を例文で解説

suffer fromの意味と原因から影響を受けるイメージ

suffer from は「病気・痛み・問題などに苦しむ」「〜の悪影響を受ける」という意味です。

suffer from headaches(頭痛に悩まされる)のような健康の話だけでなく、suffer from a lack of staff(人手不足に苦しむ)のように、会社・地域・機械などが問題の影響を受ける場面にも使えます。

ただし、日本語の「〜を患っている」を機械的にsuffer fromへ置き換えると、必要以上に深刻な響きになることがあります。この記事では、suffer fromのニュアンス、fromが付く理由、have・sufferとの違い、自然な例文まで解説します。

suffer fromの基本的な意味

suffer fromの中心には、好ましくない状態が続き、その影響を受けるという感覚があります。

  • suffer from back pain
    腰痛に悩まされる
  • suffer from anxiety
    不安に苦しむ
  • suffer from a lack of sleep
    睡眠不足に悩まされる
  • suffer from poor internet access
    不十分なインターネット環境の影響を受ける

主語は人だけとは限りません。

The town suffers from heavy traffic.
その町はひどい交通渋滞に悩まされています。

The old laptop suffers from overheating.
その古いノートパソコンには過熱の問題があります。

なぜfromを使うのか

suffer は「苦痛や損害を受ける」、from はここでは「その悪影響がどこから来るのか」という原因・起点を示します。

person ← bad effects ← stress

つまり、suffer from stress は「ストレスという原因から来る悪影響を受ける」と考えられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

fromの後ろには、苦しみそのものよりも「苦しみの原因や状態」が来ると考えると整理しやすいです。

前置詞fromの基本イメージを詳しく確認したい方は、be-rize.comのfromのコアイメージは「起点から離れる」も参考になります。b-cafe.netでは、その部品を使った完成表現としてsuffer fromを掘り下げます。

suffer fromとsufferの目的語の違いを示す図

suffer fromとsufferの違い

suffer from + 原因・病気・状態に対し、前置詞のないsuffer + 苦痛・損害・結果という形もあります。

後ろに来やすいもの
suffer from 病気・症状・原因・問題 suffer from migraines
suffer 痛み・損失・損害・敗北 suffer serious losses

Many residents suffer from noise at night.
多くの住民が夜間の騒音に悩まされています。

The company suffered heavy losses last year.
その会社は昨年、大きな損失を被りました。

He suffered a knee injury during the match.
彼は試合中に膝を負傷しました。

「何が原因・問題なのか」をfromで示すのか、「どんな損害や結果を受けたのか」を直接目的語にするのかが違いです。

健康・症状について使うsuffer from

慢性的・繰り返す症状

I’ve suffered from migraines since college.
大学時代から片頭痛に悩まされています。

She sometimes suffers from insomnia.
彼女はときどき不眠に悩まされます。

Do you suffer from seasonal allergies?
季節性アレルギーに悩まされていますか。

suffer fromは、長く続く症状や繰り返す問題と特に相性がよい表現です。

一時的な軽い症状には強すぎることがある

単に「今日は頭が痛い」なら、次のほうが自然です。

I have a headache.
頭が痛いです。

I’m suffering from a headache.も文法的には可能ですが、痛みが強い、長引いている、かなり困っているという印象が出やすくなります。

人以外を主語にする使い方

suffer fromは、組織・地域・製品・サービスが問題を抱えている場面でもよく使われます。

仕事・組織

Our team is suffering from a shortage of experienced staff.
私たちのチームは経験豊富な人材の不足に苦しんでいます。

The project suffered from poor communication.
そのプロジェクトは連絡不足の悪影響を受けました。

地域・社会

The area suffers from frequent power cuts.
その地域では停電が頻発しています。

Small towns may suffer from limited public transportation.
小さな町では公共交通機関の不足が問題になることがあります。

機械・文章・作品

This phone suffers from short battery life.
このスマートフォンには、バッテリー駆動時間が短いという弱点があります。

The report suffers from a lack of clear examples.
その報告書は、明確な例が不足しているのが難点です。

この用法では、日本語で必ずしも「苦しむ」と訳す必要はありません。「〜という問題がある」「〜が弱点だ」とすると自然です。

suffer fromとhaveのニュアンスの違い

have は病気・症状を中立的に伝えます。suffer from は、その状態によって実際に困っている、つらい影響を受けている点に焦点を当てます。

  • I have asthma.
    私は喘息です。(状態を中立的に伝える)
  • I suffer from asthma.
    私は喘息に悩まされています。(苦痛・不便に焦点)

病院や旅行先で症状を簡潔に伝えるだけなら、I have …I’ve got … で十分なことが多いです。

よく使われる形

suffer from + 名詞

He suffers from chronic back pain.
彼は慢性的な腰痛に悩まされています。

be suffering from + 名詞

進行形は「今まさにその影響を受けている」「最近その問題が目立つ」という状況に合います。

I’m suffering from jet lag today.
今日は時差ぼけでつらいです。

Sales are suffering from weak demand.
売上は需要の低迷による悪影響を受けています。

suffer greatly/badly from

苦しみの程度を強めたいときは副詞を加えます。

Local shops suffered badly from the road closure.
地元の店は道路閉鎖で大きな打撃を受けました。

日本人が間違えやすいポイント

1.fromの後ろに動詞の原形を置かない

fromは前置詞なので、動作を置くなら動名詞にします。

He suffers from working long hours.
× He suffers from work long hours.

ただし、この場合はHe suffers because he works long hours.のほうが意味が明確で自然なこともあります。

2.軽い不調に毎回使わない

「少し眠い」「軽い風邪」と言いたいだけなら、suffer fromは大げさに聞こえる場合があります。

  • I’m a little tired.(少し疲れています)
  • I have a cold.(風邪をひいています)
  • My stomach hurts.(お腹が痛いです)

3.人について安易に決めつけない

She suffers from anxiety.のような文は、本人が実際に困っている状態を強く示します。推測で健康状態を断定せず、確かな情報や本人の言葉に基づいて使うのが大切です。

簡単な英語で言い換えるなら

suffer fromが出てこない場合は、次の基本表現で十分伝えられます。

  • have + 病気・症状
  • have problems with + 問題
  • be badly affected by + 原因

I suffer from back pain.
I have back pain.

The town suffers from traffic congestion.
The town has a serious traffic problem.

The business suffered from rising costs.
The business was badly affected by rising costs.

しゅみすけ(大山俊輔)

会話では、まずhaveやhave problems withで伝えて大丈夫です。suffer fromは「悪影響に悩まされている」と強調したいときに使いましょう。

suffer fromのまとめ

  • suffer fromは「病気・症状・問題などに苦しむ」「悪影響を受ける」
  • fromの後ろには、苦しみの原因や状態が来る
  • 人だけでなく、会社・地域・製品・作品も主語になる
  • suffer fromはhaveよりも、つらさや悪影響を強く示す
  • 前置詞なしのsufferは、loss・injury・damageなどを直接目的語にできる
  • 簡単に言うならhaveやhave problems withで言い換えられる

suffer fromを「病気を患う」だけで覚えず、「ある原因から継続的な悪影響を受ける」と理解すると、仕事や社会問題の話にも自然に広げられます。

ほかの表現も体系的に学びたい方は、英熟語・イディオム・定型表現の総合ガイドもあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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