「取り消す」は英語で?cancel・withdraw・revokeの違いと使い分け

取り消すの英語表現 cancel・withdraw・revokeのアイキャッチ

「取り消す」は英語で一語に固定できません。基本は cancelwithdrawrevoke を場面によって使い分けます。予約・予定・注文・契約を実施前に取り消すなら cancel、申請・発言・提案を自分側から撤回するなら withdraw、許可・資格・権限を公的に取り消すなら revoke が中心です。

この記事では、日常会話と仕事での違い、自動詞・他動詞、目的語、前置詞、自然な例文、日本人が間違えやすい点、難しい語が出てこないときの簡単な言い換えまで整理します。

「取り消す」の英語を早見表で確認

表現中心となる意味基本の形
cancel予約・予定・注文・契約を実施前に取り消すcancel + booking / meeting / order
withdraw申請・発言・提案を自分側から撤回するwithdraw + application / statement / proposal
revoke許可・資格・権限を公的に取り消すrevoke + license / permission / access

しゅみすけ(大山俊輔)

メールの送信取消は undo send や recall an email、契約の法的取消は rescind a contract が使われます。発言を軽く言い直すなら Let me take that back. が会話的です。「何を、誰の意思で、どの権限により取り消すか」を確認します。

cancel・withdraw・revokeの違いを例文で理解する

cancel:予約・予定・注文・契約を実施前に取り消す

cancel は、予約・予定・注文・契約を実施前に取り消すときに使います。基本の形は cancel + booking / meeting / order です。単語だけでなく、後ろに置く目的語や前置詞までまとめて覚えましょう。

  • I canceled my hotel reservation.
    ホテルの予約を取り消しました。
  • They canceled the meeting at short notice.
    彼らは直前に会議を取り消しました。
  • Can I cancel this order?
    この注文を取り消せますか。

withdraw:申請・発言・提案を自分側から撤回する

withdraw は、申請・発言・提案を自分側から撤回するときに使います。基本の形は withdraw + application / statement / proposal です。単語だけでなく、後ろに置く目的語や前置詞までまとめて覚えましょう。

  • She withdrew her application.
    彼女は申請を取り下げました。
  • I’d like to withdraw my previous statement.
    先ほどの発言を撤回したいです。
  • The company withdrew the proposal.
    会社は提案を取り下げました。

revoke:許可・資格・権限を公的に取り消す

revoke は、許可・資格・権限を公的に取り消すときに使います。基本の形は revoke + license / permission / access です。単語だけでなく、後ろに置く目的語や前置詞までまとめて覚えましょう。

  • The authority revoked his license.
    当局は彼の免許を取り消しました。
  • Your access may be revoked.
    アクセス権が取り消される場合があります。
  • The court revoked the order.
    裁判所は命令を取り消しました。
取り消すを表すcancel・withdraw・revokeの使い分け比較図

場面別:「取り消す」の自然な英語

日本語の場面英語表現
予約を取り消すcancel a reservation
注文をキャンセルするcancel an order
申請を取り下げるwithdraw an application
発言を撤回するwithdraw a statement
免許を取り消すrevoke a license
アクセス権を取り消すrevoke access

語順・目的語・前置詞のポイント

日本語では目的語を省いても通じますが、英語では「誰が、何を、誰に、どの状態へ」を明確にします。今回の三表現は、次の塊で練習すると実際の会話で取り出しやすくなります。

  • cancel + booking / meeting / order
  • withdraw + application / statement / proposal
  • revoke + license / permission / access

他動詞は直後に目的語を置き、句動詞は副詞や前置詞の位置も確認します。代名詞を使う場合には語順が変わることがあるため、it を使った短い例も声に出しておきましょう。

日常会話と仕事ではどう変わる?

日常会話

日常会話では、短い基本動詞で動作や結果を説明するほうが自然な場合があります。難しい単語を探して止まるより、相手・対象・結果を一つずつ言うことが大切です。

仕事・フォーマルな場面

仕事では、対象、理由、期限を添えると誤解が減ります。断定を弱めたい場合は maycouldIt seems that … を使い、依頼なら Could you …?Please … で整えます。

日本人が間違えやすいポイント

  • cancel は l が一つの canceled が米式、cancelled が英式です。どちらも正しい表記です。
  • withdraw の過去形は withdrew、過去分詞は withdrawn です。
  • revoke は公的で強い語。自分の予約を revoke するとは通常言いません。

日本語の漢字一語を、そのまま英語一語に置き換えようとすると誤りやすくなります。動作の開始・継続・結果、話し手の意図、対象が人か物か制度かを先に分けてください。

しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える

専門的な動詞が思い出せなくても、基本動詞で「何をしたか」「その結果どうなったか」を説明できます。

  • I don’t need the booking anymore.
    もうその予約は必要ありません。
  • I want to take back what I said.
    言ったことを取り消したいです。
  • They took away his permission.
    彼らは彼の許可を取り消しました。

しゅみすけ(大山俊輔)

英単語が出てこないときは、一文を二文に分けてください。最初に行動、次に目的や結果を言えば、中学英語でも十分に伝わります。

表現を選ぶ5つのチェックポイント

  1. 対象は人、物、情報、制度のどれですか。
  2. 単なる動作ですか、それとも結果まで含みますか。
  3. 日常会話ですか、仕事や公的な文書ですか。
  4. 相手に対して強すぎる表現になっていませんか。
  5. 必要な前置詞と語順を入れましたか。

まず場面を日本語で具体的に言い直し、その後に英語を選びます。三つの表現で迷ったら、上の早見表へ戻り、中心イメージが最も近いものを使いましょう。

ミニ英作文で確認

1.予約を取り消す

cancel a reservation を中心に文を作ります。主語や時制を自分の生活・仕事に置き換えて練習してください。

2.注文をキャンセルする

cancel an order を中心に文を作ります。主語や時制を自分の生活・仕事に置き換えて練習してください。

3.申請を取り下げる

withdraw an application を中心に文を作ります。主語や時制を自分の生活・仕事に置き換えて練習してください。

よくある質問

最も一般的な英語はどれですか?

文脈なしでは一つに決められません。まず cancel の意味を確認し、動作の焦点が違えば withdrawrevoke に切り替えます。

仕事では難しい単語を選ぶべきですか?

難しさより正確さが重要です。対象と期限が明確なら、基本動詞を使った短い文でも十分に実務で使えます。

関連表現も確認できますか?

支援や前提を突然なくす英語表現を読むと、近い表現との違いをさらに整理できます。

日本語から英語へ変換する実践手順

1.日本語を具体的な動作に言い直す

最初から英単語を探すのではなく、「誰が」「何に」「どんな変化を起こすか」を日本語で言い直します。抽象的な漢字動詞は、場面によって意味が大きく変わります。対象と結果が分かれば、英語の選択肢は自然に絞られます。

2.動詞と後ろの形を一緒に選ぶ

動詞だけが正しくても、目的語や前置詞が違えば不自然になります。名詞を直接置く他動詞なのか、to・for・from・with などが必要なのか、that節や動名詞を続けるのかを確認します。実際に使う形を一つのフレーズとして覚えてください。

3.強さとフォーマル度を調整する

会話では基本動詞、社内連絡では簡潔な仕事表現、契約・法律・研究では意味の狭い正式語が選ばれます。難しい語ほど良いわけではありません。相手が同じ場面を思い浮かべられる具体性が最優先です。

4.自分の場面に置き換えて音読する

記事の例文で主語、目的語、期限だけを入れ替え、自分用の一文を三つ作ります。現在形、過去形、依頼文に変えると、説明を読むだけでなく実際に使える表現へ変わります。

デジタル操作・契約・発言の取り消し

パソコン操作なら undo、送信済みメールなら recall an email、法律上の契約なら rescind a contract も使われます。会話で直前の発言を撤回するなら Let me take that back. が自然です。対象ごとに決まった組み合わせがあります。

仕上げの練習:自分の予定を止めるなら cancel、自分が出した申請や発言を引っ込めるなら withdraw、機関が与えた資格を正式に奪うなら revoke です。取り消す主体を先に確認してください。

予定を一時的に止めるだけなら postpone、完全に実施しないなら cancel です。延期と取消を区別すると、相手に今後の予定を誤解させません。

まとめ

  • cancel:予約・予定・注文・契約を実施前に取り消す
  • withdraw:申請・発言・提案を自分側から撤回する
  • revoke:許可・資格・権限を公的に取り消す

「取り消す」を英語にするときは、日本語に一語を当てはめず、目的・対象・強さ・場面を確認します。迷ったときは基本動詞で具体的に説明し、会話を止めないことを優先しましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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