「調整する」は英語で?adjust・coordinate・rescheduleの違いと使い分け

「調整する」の英語表現と使い分けを解説するアイキャッチ

「調整する」は、数値・設定・量を少し変えるならadjust、人や部署の動きを合わせるならcoordinate、予定日時を変更するならrescheduleです。日本語の便利な「調整します」は、何を動かすのかで英語が変わります。

この記事では、日本語の「調整する」が表す状況を分解し、日常会話と仕事での表現、目的語の置き方、前置詞、自然な語順を例文で整理します。難しい表現を思い出せないときに、中学英語で伝える方法も紹介します。

「調整する」の英語を一覧で確認

表現中心となる意味基本形
adjust温度・音量・予算・位置・方法などを適切な状態へ少し変えるadjust A / adjust A to B
coordinate複数の人・部署・作業・予定を連絡しながらうまく合わせるcoordinate A / coordinate with B
reschedule決まっていた予約・会議・予定を別の日時へ変更するreschedule A for/to 日時

しゅみすけ(大山俊輔)

「調整する」という日本語だけで英単語を決めず、目的・対象・結果を具体的にすると、自然な表現を選びやすくなります。

adjust:温度・音量・予算・位置・方法などを適切な状態へ少し変える

adjustadjust A / adjust A to Bの形で使います。単語だけでなく、後ろに置く目的語や前置詞まで一つの型として覚えましょう。

  • Please adjust the volume.
    音量を調整してください。
  • We need to adjust the budget.
    予算を調整する必要があります。
  • She adjusted the chair to the right height.
    彼女は椅子を適切な高さに調整しました。
  • We’ll adjust the plan based on your feedback.
    ご意見に基づいて計画を調整します。

日常会話では状況を共有しているため短く言えますが、仕事では対象・相手・期限・理由まで示すと誤解を防げます。依頼ならCould you ...?、自分の担当を伝えるならI'll ...、完了報告なら現在完了形も便利です。

coordinate:複数の人・部署・作業・予定を連絡しながらうまく合わせる

coordinatecoordinate A / coordinate with Bの形で使います。単語だけでなく、後ろに置く目的語や前置詞まで一つの型として覚えましょう。

  • I’ll coordinate the meeting arrangements.
    会議の手配を取りまとめます。
  • Please coordinate with the sales team.
    営業チームと調整してください。
  • She coordinated everyone’s schedules.
    彼女は全員の日程を調整しました。
  • We need someone to coordinate the project.
    プロジェクトを調整する担当者が必要です。

日常会話では状況を共有しているため短く言えますが、仕事では対象・相手・期限・理由まで示すと誤解を防げます。依頼ならCould you ...?、自分の担当を伝えるならI'll ...、完了報告なら現在完了形も便利です。

reschedule:決まっていた予約・会議・予定を別の日時へ変更する

reschedulereschedule A for/to 日時の形で使います。単語だけでなく、後ろに置く目的語や前置詞まで一つの型として覚えましょう。

  • Can we reschedule the meeting?
    会議の日程を調整できますか。
  • We rescheduled the appointment for Monday.
    予約を月曜日に変更しました。
  • I’d like to reschedule my lesson.
    レッスン日時を変更したいです。
  • The event was rescheduled to next month.
    イベントは来月へ変更されました。

日常会話では状況を共有しているため短く言えますが、仕事では対象・相手・期限・理由まで示すと誤解を防げます。依頼ならCould you ...?、自分の担当を伝えるならI'll ...、完了報告なら現在完了形も便利です。

調整するを表すadjust・coordinate・rescheduleの違い

場面別に「調整する」を使い分ける

場面自然な英語
音量・温度adjust the volume / temperature
予算・計画adjust the budget / plan
部署間coordinate with another department
全員の日程coordinate everyone's schedules
会議日時の変更reschedule the meeting
予約変更reschedule an appointment

表のように、日本語では同じ動詞で済む場面でも、英語は行為の方向や対象によって選択が変わります。主語を誰にするか、行為者と受け手のどちらを中心に述べるかも確認してください。

自動詞・他動詞、目的語と前置詞

英語では目的語を直接取る動詞と、前置詞を介して相手・比較対象・期限などを示す形があります。基本形を崩すと意味が曖昧になったり、不自然な語順になったりします。

  • adjust A / adjust A to B:温度・音量・予算・位置・方法などを適切な状態へ少し変える
  • coordinate A / coordinate with B:複数の人・部署・作業・予定を連絡しながらうまく合わせる
  • reschedule A for/to 日時:決まっていた予約・会議・予定を別の日時へ変更する

代名詞を使う句動詞では、代名詞を動詞と副詞の間へ置く場合があります。また、that節を続ける形、動名詞を続ける形、不定詞を続ける形は表現ごとに異なります。代表例文を一文ずつ型として音読すると定着しやすくなります。

日常会話と仕事での違い

日常会話では短い説明が自然

目の前の状況を共有している会話では、難しい一語を選ばなくても、do、make、get、go、come、put、takeなどの基本語と短い補足で十分伝わります。

仕事では対象・期限・結果を明示

仕事では「調整する」という行為だけでなく、何を、誰と、いつまでに、どの状態へするかが重要です。依頼後には担当者と期限、完了後には結果や次の行動を伝えると、実務で使える英語になります。

日本人が間違えやすいポイント

  • coordinateは物の数値を微調整する語ではありません。関係者や活動を合わせるときに使います。
  • scheduleは予定を新しく組む、rescheduleはすでに決まった予定を変更する語です。
  • 日程についてI’ll adjust it.だけでは曖昧です。変更ならreschedule、候補を合わせるならcoordinateが明確です。

辞書の日本語訳が同じでも、英語側の文型や語感が同じとは限りません。日本語の一語を置き換える発想から離れ、実際の場面を短い英文で再現して覚えることが大切です。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい表現が出てこないときは、動作を一文、理由や結果をもう一文に分けてください。一語の正解を探すより、知っている英語で状況を説明するほうが会話は止まりません。

しゅみすけ式:「調整する」が出てこないとき

①基本動詞を使う、②目的を説明する、③結果を伝える、④二文に分ける、という順で考えます。次の言い換えなら、専門的な動詞を知らなくても伝えられます。

  • I’ll change the time.
    時間を変更します。
  • I’ll talk to everyone and find a good date.
    全員と話して都合のよい日を探します。
  • We need to make the budget a little smaller.
    予算を少し減らす必要があります。

言い換えは「簡単な英語だから不正確」ということではありません。相手が必要とする情報が入っていれば、短く具体的な文のほうが自然なことも多くあります。

もう一歩自然に伝える

日程候補を尋ねるならWhat time works for you?、全員の都合を確認するならI’ll check everyone’s availability.が自然です。変更できるか未確定ならLet me see what I can do.と保留できます。調整結果まで決まったら、新しい日時や条件を具体的に伝えます。

ミニ会話で練習

A: What should we do next?
次にどうしましょうか。
B: Let me check the details first. Then I’ll let you know.
まず詳細を確認させてください。その後お知らせします。

A: Is everything ready?
準備はできていますか。
B: Almost. I just need a little more time.
ほぼできています。もう少しだけ時間が必要です。

よくある質問

最も一般的な「調整する」の英語は?

場面によって変わります。まず一覧から自分がよく使う場面に近い表現を一つ選び、目的語を入れた短い例文で覚えてください。

仕事でも日常会話と同じ表現を使えますか?

基本表現は共通して使えます。ただし仕事では、対象・期限・理由・結果を省略しないことが重要です。フォーマルな単語を選ぶことより、必要な情報を明確にすることを優先してください。

難しい動詞を忘れたらどうすればよいですか?

行ったことや希望する結果を、二つの短い文で説明してください。この記事の「しゅみすけ式」の例文を、自分の仕事や生活の内容に置き換える練習が効果的です。

関連表現

関連する語感や語順をさらに確認したい方は、アポイントを取る英語フレーズもあわせてご覧ください。

まとめ

  • adjust:温度・音量・予算・位置・方法などを適切な状態へ少し変える
  • coordinate:複数の人・部署・作業・予定を連絡しながらうまく合わせる
  • reschedule:決まっていた予約・会議・予定を別の日時へ変更する

「調整する」は一語の英訳を暗記するのではなく、誰が何をどうする場面かで選びます。迷ったときは、目的や結果を簡単な英語で説明すれば十分に伝わります。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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